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10点 DEATH NOTE
第1部では、Lとライトの心理戦を楽しむことができ、第2部では考えさせられるシーンが多かった。特にニアの人間の考察は必見です。
ストーリー、キャラ、画力、セリフの多さ、どれをとってもこの漫画が良作であることを思い知らされる。
ここまで人間について考えさせられる作品もめずらしいのではないか。このことが原因で何回も読み返さざるをえない作品でもあると思う。
余談になるが、最後のシーンでライトが負けることが、人間は神になることができないことを暗示しており、個人的には最高の終わり方であったと思う。ライトがLに勝って終わってほしいという意見もあるが、それでは非常に内容の薄い作品となっていただろう。
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[投稿:2011-04-15 02:56:00] [修正:2011-04-15 02:56:00] [このレビューのURL]
10点 SWAN
数あるバレエ漫画の中でも、代表的な名作と言えるでしょう。
ただの熱血スポ根でも、サクセスストーリーでもありません。
バレエとは一体何か、バレエの魂、バレエに魅かれてやまない人達、
表現する感情、クラシックとモダンの表現の違い、作品・役の解釈、
そして、真のパートナーと恋愛・・・と、実に深くバレエ世界の事が掘り下げられている。
その為内容的には若干難解で、バレエが総合芸術であるという事はわかっても、本当にその意味を、この少女漫画の読者が理解できたのか、わかって読んだ人がどれだけいたのかは分からない。
それ程までにバレエと真剣に向かい合った作品。
絵はとにかくきらびやか!
お花が飛んだり、コマぶち抜きでひらひら飛ぶような少女漫画の古典。
青ざめて白目をむくわ、口は大きいわ、下まつ毛がびっちり描きこまれて
怖いわ、日本人離れした金髪巻き毛やストレートのロン毛にすごい長い脚。
しかも、登場人物は大半がティーンエイジャーですよ。
物語が終わった時でも、おそらく20歳位。なんて大人!!
ソ連の人とも言葉はすぐ通じちゃうし、レポートまで書いてしまう。
そんな設定だけど、一度読みだすとSWANワールドにどっぷりです。
前半は半端な教育しか受けていない真澄が、超エリートコースへ抜擢され、
躓きながらも厳しい試練を乗り越えて、才能の片鱗を現していく。
後半はNYに舞台を移し、ルシィとの激しい愛と踊りを追求する心の間に揺れ、そして本当のパートナーを見つけていく姿を描く。
最初から最後まで、ぶつかって傷だらけになりながら試練を乗り越えて
少しずつ成長していく真澄。
いつも泣いて誰かに甘えようとしているようだけど、その芯の強さが周りを魅了してやまない。
病に冒されて真澄の愛を独占しようとしたルフィ。
真澄と深い因縁のある、師弟とも恋愛ともいえない、微妙な関係のセルゲイエフ。
恋愛感情を持ちこまないと決めた故に、なかなか真澄と公私ともにパートナーになれないレオン。
断られてもなお、ずっと真澄を見つめ続ける葵。
どの男性も魅力的です。(もちろん女性陣もすごいんですが)
なんと2011年には、続編としてSWANモスクワ編が開始。
「アグリーダック」の再演からどこまで描かれるのか。レオンや先生との関係もきちんと明かされるのか楽しみなところ。
また、真澄の娘のバレエ生活を描いた「まいあ」もあり、それぞれの時代をきちんと繋いでくれるのか、ファンは心から期待している。
絵柄は、かなり丸くなっているので、雰囲気は柔らかに変化しているが、厳しいバレエの世界を描く姿勢に変わりはないようです。
こんな稚拙なレビューでは、とうてい書ききれない作品です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-04-13 23:19:43] [修正:2011-04-13 23:19:43] [このレビューのURL]
10点 おしゃべり階段
70年代の作品というのに色あせない名作。もう30年以上経っているなんて信じられない。
中学、高校、浪人時代、いろいろな悩みにぶつかり、人間関係に悩み、恋に悩む等身大の女の子に、どれだけの子が共感して泣いただろうか。
無口で、でも本質を見抜いてて、やることはちゃんとやる線のかっこ良さ。
くらもちファンの間では、この作品の線と「いろはにこんぺいと」の達と、どっちがかっこいいかって、1,2を争ったものです。
くらもちさんが描く男の子ってなんでこんないい奴が多いんでしょう・・って、女の子の理想だから現実的にはいないんですがね。
でもこの作品の人物で忘れてはいけないのは立川先生です。
嫌われ者だけど、悩む加南に、さりげなく「自信のあるところと無いところがバランスよくある人間がいい」、という「てんびんばかり」の話をしてくれます。多感な頃に、こういう話をしてくれる先生に出会えるなんて幸せなことだと思いますね。
蛇足ですが、登場人物の名前が、都内の駅や電車にまつわるのが面白い。
大体「線」だし。
他にも国分寺やら立川やら荻窪、四谷・・・こういうちょっとしたところもいいですね。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-04-12 18:39:46] [修正:2011-04-12 18:39:46] [このレビューのURL]
10点 烈火の炎
ネットとかでこの漫画パクリだの馬鹿にされますけど、非常におもしろいですね
正直ワンピースとかナルトの300万倍おもしろいです!
カッコいいキャラ、かわいいキャラ、などいろいろなタイプの登場人物がこの漫画にはいるのでいいとおもいましたw安西先生の作品の中でも1番好きですねw
ですが、メルやロケット・プリンセスも好きですねw安西先生もう神ですねww
絵も上手ですよねーw巻ごとに絵柄が変っていって、1巻と33巻見比べると安西先生の成長がやばいっすよ?ww1巻からあの絵・・・無理かw
最後に一言・・・烈火の炎は神漫画です!!!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-04-11 22:28:12] [修正:2011-04-11 22:28:12] [このレビューのURL]
10点 昴
「天才の苦悩」
お前は今まで食べたパンの枚数を覚えているのか?とディオが言うが、昴に関しては、お前は今まで昴を読んだページ数を覚えているのか?、という程引き込まれすぎてどの位読んだのかが分からなくなる感覚に落ち、気が付いたら1巻分まるまる読み切っちゃうほどです
主人公のすばるはバレエの天才ですが、命を燃やし死んでもいいと言う程踊り続ける態度には一線を越えて狂気に感じます。しかし、天才であるが故の他者との交わりが下手だったすばるが徐々に他者を理解し、成長していく過程に天才の苦悩が見られます。作者は天才の描き方の天才です。
文句なしの10点です。オススメ!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-04-11 12:37:40] [修正:2011-04-11 12:37:40] [このレビューのURL]
10点 リアル
「スタート位置」
なぜ主人公が3人いるのか。人生を前向きにする(スタートする)ことを軸にして、それぞれの主人公を並列して考えると以下になる。
野宮…高校を中退、その後いろいろするが失敗ばかり。そしてバスケ選手になるためスタートする。
戸川…脚が不自由ながら車椅子バスケとしてスタートを切っている状態。 高橋…事故で下半身不全でまだなにもスタートを切っていない。
それぞれ健常者や障碍者と立場は違うが、スタート位置を考えると、スタートをすでに切っている者、今まさにスタートを切った者、まだスタートを切っていない者。この3人がそれぞれのゴールに向かう姿勢がこの漫画の真髄であり、そこを描く井上雄彦はすごいの一言です。
まだ漫画は途中ですが欠点が見つからないので10点で、オススメです!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-04-10 23:31:33] [修正:2011-04-10 23:31:33] [このレビューのURL]
10点 孤独のグルメ
「うおォン」「うん、これこれ・・・って、何がこれなんだろう」
「これは子供のころ嫌いだった味だ」
・・・と、心の中のつぶやきがいちいちツボに入る。
渋めのおじさんが一人飯で成功したり失敗したり。
一人で初めての店に入る時のちょっとした勇気や、酒飲みでない人が頼むメニューが難しかったりとか。
そんなシーンが何となくはまってしまう。
谷口ジローの細かい描写がまた、このあるような無いような内容に妙にマッチして、気づくと手にとってしまう、そんな不思議な一冊。
それにしてもこの主人公、よく食べるなあ。
渋いおじさんなのに、いくらなんでも頼みすぎでしょう、あり得ない頼みかたでしょうってとこもおかしい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-10 15:26:41] [修正:2011-04-10 15:26:41] [このレビューのURL]
10点 HUNTER×HUNTER
本当に、休載もネーム絵も気にならないほど面白いと感じます。
この作品を読むためならいくらでも待てる気がしてしまうから怖い(^^;)
バトル系はあまり好んで読みませんが、この作品は特別ですね。
能力バトルというのが非常に上手く描かれていますし、個々の意思を持ったキャラクター達の駆け引きが素晴らしいです。
悪役がなぜこれほど魅力的なのか…
この作者はキャラクターを描くのがうまいですね。
早く続きが読みたいです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-07 02:32:17] [修正:2011-04-07 03:23:20] [このレビューのURL]