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簡単にいうとクソマンガ。
そう作者がすごくだめな人なのですが、
内容はジャンプでも1、2番におもしろいと言い切れます。
このマンガの面白いところは、従来のマンガとは違い、
主人公やその仲間はすぐ負けたりしてしまいます。
そんな世の中甘くないよってかんじです。
さらに言うと、主人公以外のキャラの心情描写もされていることも
評価されているみたいです。
最初はなぜか幼稚なマンガだと思っていました。なぜか。
読むとま逆でした。読むべきです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-20 16:43:44] [修正:2011-01-20 16:43:44] [このレビューのURL]

これって、読むのがすんごく辛いの。
スピッツからいただいたハチミツの味は甘いじゃなく甘酸っぱく、スガシカオが摘んできたクローバーの葉数は4枚じゃなく3枚のものばかり。
「全員片想い」なんて聞こえのいいキャッチフレーズだけど、もういい加減前向うよ!って。


ちょっと前にブームになったけど、たぶん本当にはまったのは、大学生活を送る最中の若者達だと思う。どのサイトでも、批判する側の人は、昔の漫画に造詣の深い、若者じゃない人が多かったから、年配の人には、ちょっと理解できない部分があるのだろう。
TVでマツコ・デラックスが言った、「大学時代の恋なんてクソみたいなもんよ」って。きっと、歳を重ねて青春スーツ脱げるようになれば、そうなんだろうな。でも、僕ら若者にとっては、そんなクソみたいな恋が、バカやってる今が、全てなんです。
就職氷河期と言われつつも相変わらず受験戦争は激しく、とにかく必死に勉強して、大学入って、はめはずして青春してみて。でも自分が何者かなんてわかんなくて、何がしたいのかも不明瞭で、それでもとりあえず楽しんで。
そんな自分にはとにかく主人公は竹本。
からっぽで美大入学、良き先輩に囲まれながら初恋し、迷って、自分を探し、何かを掴んで、告白し、失恋する。そうやって、モラトリアムから脱却した彼。森田やはぐのような才能も、真山のような成功もないけど、本当に等身大で、自分を重ねたくなる。(けど、こんな青春まだ僕は送れてない)

この漫画って、ポエムとか心内語が多いんだけど、大きな気持ちは見せてない。だから心理変化が結構唐突に起きて、そこについていけなくて嫌いになる人も多いそうで。
でもこれ絶対意図的で、「そこは自分で補ってね☆」とかじゃなくて、たぶんそこには、若者にしか伝わらない、もとい「若者のシンボル」があるんだ。
竹本が自分探しの旅で行き着いた地の果て。そこで彼は何かを感じ、はぐに告白する決心がつくんだけど、その地の果てで何を見て、大きな心情変化が起きたのかって、あんま描いてない。
でも、自分も、寒い中外で待って拝めた初日の出の素晴らしさや、イタリアでみたダイナミックで緻密な彫像の神々しさを目にしたときとか、感嘆のため息はでても、言葉は出さない。そういう時の、心の中に渦巻く大きな感情を、言葉にできない。下手な言葉を紡ぐと、その気持ちが壊れてしまいそうで。だから自分で、自分の心の中をゆっくり落ち着いて整理する。多分それと同じで、竹本も地の果ての感じたことは吹き出し=言葉で発してないし、心内語で整理しきれてもないんだ。
他の場面も同じ。今なんて、伊集院光が中二病なんて言葉を生んじゃったせいで、なんでも言葉で表すと陳腐に感じられて、そんな世代の僕ら若者は、次第に青春を言葉で表現せず、心の中の漠然とした気持ちに従って動くようになっていってる。それは、ハチクロの間(ま)で、奥底の心情を省いた間(ま)で表現されている。
そして心の中の漠然としたものに従っている内に、僕たちは自分を見失う。自分の気持ちが、分からなくなる。そのくせ人のことには敏感で、人を言葉で表すことには抵抗がない。ハチクロでは「本人は気付いてないけど周りが気付いちゃう・理解できちゃってる」パターンが多いけど、これもそんな若者のシンボルなんだろう。
こういうのって従来のしっかりした心理描写の少女漫画とは違うし、岡崎京子でもない。きっと、浅野いにをの青春狂想曲のような、新しいマンガなのだろう。
時代って生き物だから、漫画の姿も5年10年で全然変わって、それを受け入れていかないと、「なんでこんな漫画がヒットしたんだろう」ってなるのかもしれない。

羽海野チカは高卒だから、もしかしたら美大って設定は彼女の憧れなのかも。
彼女は本当に漫画読みで寄せ書きも多く、漫画家であることに誇りを持ってる。そしてそれ故にコンプレックスも持ってて、自ブログでは遅咲きなことへの言及も多い。
でももし高卒のまま漫画家になってたら、絶対にハチクロは、こんな大学生活は、描けてない。大学の友達関係って、小中高とは全然違って、共にした時間は短いのに最後の青春を全力で楽しんだ仲間って感じがある。竹本達が写真1枚も残せなかったことがその象徴で、本当にそんな風に淡く儚く夢のような時代なのだろう。社会人での経験と取材熱心な態度、遅咲きで苦労したからこそ、彼女はこの作品を生めたのだと思う。

自分も先生と同じ足立区出身で、作中の花火大会も足立区のじゃん!とか思い入れが強いのだけれども、本当に、大学時代にこの作品に出会えたことは、良かったと思うのです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-16 12:18:03] [修正:2011-01-16 12:18:03] [このレビューのURL]

登場人物が全く違うので当然別作品だが、
「酒のほそ道」から魚のみを抽出したかのようなマンガ。

ためになる魚ウンチクが満載。
「魚食い飲兵衛」にとってはたまらん作品ですな。

個人的な趣味で評価は10点。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-01-13 10:47:46] [修正:2011-01-13 10:47:46] [このレビューのURL]

飲兵衛にはたまらないマンガ。やっぱ読むと飲みたくなる。
ここまで「飲兵衛」に特化した作品も珍しいでしょう。

一話がとても短いので、話がかなりパターン化しているが
この作品に限ってはとくに問題なし。

10点の評価はあくまでも個人的な趣味。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-01-13 10:42:49] [修正:2011-01-13 10:42:49] [このレビューのURL]

登場人物一人ひとりがとても個性的で、その彼ら一人ひとりの成長がしっかりと刻まれている。最近自分の中で1番大当たりだった作品。
最新巻を読んでからもう一度以前の巻を読むと、各登場人物がいかに頼もしく、大人になったかがよく分かります。コレって少年漫画の基本なハズなんだけど、(薄っぺらでなく)描けている人ってあんま居ない気がします。
伏線の張り方もとても上手く、8.9巻を読んだときには鳥肌が立ちました。ガチで。
燃え上がるような漫画を探している方はぜひ御一読ください。


※追記
見事完結。
エピローグがちと長い気がしたものの、作者の気持ちもよく分かるので減点なし。
むしろ上手く纏まってくれたので加点。
本当に面白かった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-22 22:26:35] [修正:2011-01-12 22:29:53] [このレビューのURL]

この作品を読んだ後は、しばらく放心状態になってしまった。

近未来の話の中で、しっかりとした人間ドラマを繰り広げられるとここまで面白いのかと、驚くほどどんどん読めた。

そんな中でもテーマはしっかりと「愛」について語っていて、説得力もあり、少し前向きになれた気がする。


絵もきれいで読みやすく万人に薦められるというより、むしろ万人に呼んでもらいたい作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-10 23:34:50] [修正:2011-01-10 23:34:50] [このレビューのURL]

作者のセンスは半端じゃないです。
読んでるうちにいつの間にか引き込まれていって、ダークな世界なのに読んでいるとだんだん楽しい気分になっていくのは不思議です。
また、謎も少しずつとけていき続きが気になってとてもおもしろいと思います。
確かに絵は少しごちゃごちゃしているというか、線が多くてデッサン画よりなので下手だという人もいるかもしれませんが、画力は高いと思います。
さらに、それぞれのキャラがものすごく立っていておまけなどのくだらない所も楽しめます。
でもどちらかといえば、主人公よりもサブキャラの方がキャラが濃いです。

読んだ後、作中の大葉ギョーザ作って食べましたがとってもおいしかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-24 18:45:08] [修正:2011-01-10 23:14:52] [このレビューのURL]

人生で一番はハマった作品!!
中学生の時アニメを見て気になり読み始めて、それまで少ししかマンガを読んでいなかったのでこんなに暗くて深い、けど楽しくて笑えるマンガがあるのかと思った。

今ではたくさんマンガを読むようになったが鋼の錬金術師がなかったらこれほどマンガ読んでいなかったと思う。
このマンガのおかげで色々なマンガに興味を持つことができた。
そういう意味では人生にけっこう影響を与えたと思う。
このマンガは、「死」というシリアスな部分について触れられているが、それを他の部分であまり暗く重くならないように絶妙なバランスで構成されている。
そのおかげで小学生や中学生でも面白く読める。
この「死」について重点を置いて扱っているのにここまで多くの年齢層が読めるマンガは他にないと思う。

なによりラストもよかった。
ハッピーエンドで終わり、綺麗すぎる終わり方ではあったが少年マンガなのでこういう終わり方で良かったと思う。
生きていくことに希望の持てる終わりかただった。

ガンガンという雑誌でこれだけのマンガが生まれたのも驚き。
売上的にはジャンプがトップの多くを占めてるが、その中にワンピースの次で2位の売上を誇っていたのだからすごい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-08 23:13:06] [修正:2011-01-08 23:19:10] [このレビューのURL]

10点 怪物王女

キャラクターのオリジナリティに心を奪われた作品です。
怪物の姫は残酷で、少しユーモアがあり、戦闘でも高貴さを保ち、冷徹と言えるほど無感情ではない、という独特なキャラクターです。10巻以降に至るまで、人間のような心を見せるシーンが何度かありますが、情に溢れるキャラクターにブレたりはしません。
あくまでも怪物であり、人間との一線はギリギリで超えない、この姫のキャラクターが怪物王女の一番の魅力だと思います。
話や絵柄の好き嫌いは人それぞれですし、正直僕は全てが好きですが、この漫画に強烈な世界観があるのは間違いないと思います。
読み返す度に新しい発見があり、奇抜な設定でも矛盾がなく、複雑な展開でもナレーションを使わないなど、作者のこだわりを随所に感じる作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-01-08 22:55:22] [修正:2011-01-08 22:56:15] [このレビューのURL]

ASHIMOに代表されるように、日本のロボット技術の高さ、特に2足歩行に関しては異常。
足なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。と某アニメの台詞にもあるが、
本来は必要のない機能な筈だが、日本人にとっては夢なんだろうね。
その日本人の技術者達に影響を与えたのがこの鉄腕アトムや鉄人28号、
そしてマジンガーZ以降の巨大ロボットアニメなのではないかと思う。

今の時代に他の漫画と比較してどうこういう漫画ではないが、これだけ日本人に未来の夢を見せ、
科学の発展にも影響を与えた手塚治虫。何故に国民栄誉賞を取れなかったのだろう。
そういった意味を含めてもっと評価されていいのではないかと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-04 06:41:55] [修正:2011-01-04 06:41:55] [このレビューのURL]

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