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10点 幽☆遊☆白書
この作品が終わった時。私は面白いことが永遠に続くわけではないのだと知った。
それは誰しもが、どこかで何かで感じることだと思う。例えば2時間のアニメ映画かも知れない。または遠足や旅行だったりするかも知れない。
私にその哀愁を教えたのは間違いなく、この作品の最終回だった。
立場も性格も異なり、敵だった者たちが集い友情を育み、気付けば互いに命を掛け合う仲になる。彼らの互いを思う気持ちは、それぞれの吹き出しの中にしっかりと詰まっている。大きな戦いの最中に描かれる日常は、過酷な戦闘の中で清涼剤としての役割を果たしていた。
少年漫画に大きな変革を齎した作品のひとつだろう。悪役の心理を描き読者に彼らへの共感を与える、ということがそもそも当時の少年漫画においては邪道であったように思う。
勝敗も一辺倒ではなく、決着は意外性を忘れない。能力バトルも描いており、その中で強力な力を持つ主人公達が脆弱な悪役に振り回されるという構成は非常に印象的だった。
個人的には最も終わって欲しくなかった作品だが、現在の全19巻が最も美しい形であるようにも思える。
そんな相反する感情を抱かせるとは何とも罪作りな奴である。
好きなキャラクター。飛影と骸。後、蛍子ちゃんのお尻あたりに「てんで性悪キューピッド」の匂いがあって素敵。
好きな話。戸愚呂編と仙水編は甲乙つけ難い。最終編も賛否分かれるでしょうが、個人的には賞賛してる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-02-21 11:40:20] [修正:2011-02-21 11:40:23] [このレビューのURL]
10点 ジョジョの奇妙な冒険
部毎に味の変わる本作を、まとめてレビューするのはなんとも難しい。
子供の頃は正直怖かった漫画だった。タイミングが悪かったのか、丁度キャラクターが惨たらしくが死ぬ場面だったからだ。ほとんどのコマに血が映っていたし。
しかしある程度成長すると、こういった劇画調の絵柄に対する忌避感が薄れた。
有名でもあるし読んでみるか。そんな風に気楽に考え読み始め、後は好きな方ならお分かりの結末に至ることになった。
スペックの優劣が勝敗の決定的な差にはならず、互いに搦手、イカサマのような策略を用いて戦う――所謂能力バトルというジャンルの先駆け的存在だろう。
厳密にはバトルという分類に入らないような「戦い」も決して少なくなく、この膨大な巻数にも関わらず飽きることはない。
……ただ、少年漫画と呼ぶにはちょっと……。
どちらかと言えば青年漫画に近いと思う。ストーリーや台詞回しはともかく、そのバトルの難解さや絵柄の濃さはやはり人を選ぶだろう。
また、前述のように部によって別物なので、その内のひとつが合わなくても他の部を面白いと感じることはあると思う。それほどまでに違うものだ。
味方は「黄金の精神を宿し」、敵は「吐き気を催す邪悪」。そんな言い回しが大好きだ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-02-21 10:48:31] [修正:2011-02-21 10:48:31] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
ランキングの上位にいるので、私も乗ってみます。
この作品の魅力は、パラサイトという人間に寄生する異種生命が人間に与える様々な衝撃を、僅か十巻という長さに無駄なく収めきった点。
やはり巻数が多いと敷居が高くなる。十巻というのは友人を勧誘するにも気楽な長さかと。
主人公新一は、右手にパラサイトを宿すことになってしまい、彼にミギーと名付け、パラサイトと出会い戦い、成長していく。
こういった種族間の争いなど心理的な描写が味である本作だが、新一とミギーによるバトルも迫力があり、逆転要素もありで拳を握ってしまう。
パラサイトの身体が変形するシーンなんか、幼い頃に見たら軽くトラウマになってしまうだろう。
多感な時期に一度見て、嫌な思い出がある方も、どうかもう一度手に取って読んでみて欲しい。
人間を食べる必要のあるパラサイトと人間の生存競争。共存の難しさ。
これはやはり命題としては難しく、だからこそ、この作品は価値が高いのだと思う。
説教臭いわけではなく、作品全体に問い掛けられているような気分。漫画というジャンルの価値を一段階引き上げた作品と言っても過言ではないだろう。
絵柄は味がある、その表現が一番似合う。登場人物の表情を、その内面に応じて描けるのはただただ凄い。
終盤。寄生獣という言葉による衝撃は、今も憶えている。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-02-21 10:35:56] [修正:2011-02-21 10:35:56] [このレビューのURL]
10点 SLAM DUNK
バスケ漫画。そのカテゴライズにおいてこれ以上に有名な物は存在しないだろう。
当時小学生だった私が、高校という存在を人外魔境の地であると錯覚したのも無理はない。
登場人物すべてが日本人離れした骨格だ。
初期こそ、絵が拙いがそれを勢いでカバーしており、中期以降は安定しながらも無類の迫力を持つ絵柄で私たちを魅了した。
当時学生だった男子には、この作品でバスケを知り、レイアップに挑戦してその難しさに驚愕したものも数多くいるに違いない。
――そして私もその一人だった。
スピード感と重量感を兼ね備えたそのタッチ。
静かである筈の自分の耳に響く彼らへの歓声。
当時連載していたものを追っていた、というだけの人にはもう一度。
読んだことがないという人には良い物を。
既に持っている人は探してみて。
ともに、あの数秒を共有しよう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-02-20 18:13:08] [修正:2011-02-20 18:13:31] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
面白いですねぇー。めっちゃ面白い。ジャンプ漫画の頂点。
ストーリー知らない人はそういないと思いますが、もしいればアニメ、マンガ共に強くオススメします。
読んでないひとは、人生損してるといってもいいでしょう。
内容もつまらなくなるどころか、面白くなっていきます。
読めば読むほどはまります。マジ神です。
人気は、売り上げをみればわかると思います。
アニメ版と原作を別個にしても見る価値があると思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-28 01:03:23] [修正:2011-02-19 23:25:02] [このレビューのURL]
10点 宇宙兄弟
とてもあたたかく感動できる漫画
とても安定している漫画と思います
宇宙に興味がなくてもおもしろい
セリフも非常に心にしみる
あと個人的にギャグはスベリ知らずですね
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-12-26 23:09:06] [修正:2011-02-19 13:19:03] [このレビューのURL]
10点 ベイビーステップ
現在のジャンプ・マガジンの連載陣の中で一番好きな作品。
主人公は学校での成績がオールAの超優等生。デスノートの夜神月もこんな感じでテニスしていたのかなと少し思ってしまうほどの分析力や頭の回転の速さを誇る。ただし主人公のエーちゃんは、奴と違ってまじめで優しく、且つ謙虚で、常に努力することを怠らない、非常に好感の持てる主人公だ。
※夜神月が嫌いなわけではありません。むしろ大好きですww
ストーリーは試合や練習中心に進んでいくが、どの試合も違ったパターンで展開されていき、飽きることがない。また重要な試合以外は上手く端折れているため、テンポが良く、スラスラ読むことが出来る。テニスに関してはかなりリアル路線で描写されているが、そういった条件の中で、個々のキャラクターを上手く特徴付け出来ていると思う。
エーちゃんの成長を見守っているだけでも楽しいが、ちょいちょい出てくる恋愛パートも、主人公とヒロインの関係が非常に爽やかなので、素直に応援出来てしまう。
絵はキレイで見やすい感じの部類だが、キレイ系の絵によくある、髪形以外は皆同じ顔というわけではなく、キャラ毎にきちんと顔が描き分けられている。さらに構図の取り方や重要なシーンの見せ方なども、週刊連載が初とは思えないほどの上手さだ。
テニスやっている人はもちろん、リアル路線のスポーツ漫画が好きな方、また主人公の成長描写や心理戦など好きな方にお勧めしたい作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-02-18 06:15:25] [修正:2011-02-18 06:19:01] [このレビューのURL]
10点 銀と金
カイジにはまりこの漫画に手を出しました。
カイジよりも完成度が高いです、11巻ながら
多くの戦いがありテンポもよくセザンヌ編、
犯罪者との戦い、ポーカー編、マージャン編、
ビルの殺し合いなど名勝負が盛りだくさんで
特にセザンヌ編とビルの殺し合いがお気に入りです
また連載再開してほしい作品です。
やっぱり福本さんの心理戦はおもしろい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-02-16 13:24:13] [修正:2011-02-16 13:24:13] [このレビューのURL]
10点 ナニワトモアレ
これは俺が見た漫画の中でも最高峰の漫画だ。
絵から伝わる物がある。
これはなかなかないこと。
ストーリーもまたいい。
友人の死のときは、泣きました。
とにかく絵がすばらしい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-02-14 20:51:38] [修正:2011-02-14 20:51:38] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
これは凄くいい漫画だった。
終盤は感動し、涙しました。
なにわともあれに次ぐいい作品だと思う。
誰もが見た方がいい漫画。
教科書にしてもいい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-02-14 20:46:02] [修正:2011-02-14 20:47:54] [このレビューのURL]