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10点 寄生獣

本当に良い作品に出会うと、自分の手元に置いていたいと
そう思わせる。

この作品はその類いのものである。


読み返す度に、新たな疑問と、新たな発見を与えてくれる。

時には、立ち止まって考えてみても良い。
時には、脱線して考えてみても良い。

漫画の世界から一つ足を踏み出し、思考が自ずと働き始める。

この漫画にはそんな神秘的な力がある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-07 01:44:25] [修正:2010-12-07 01:44:25] [このレビューのURL]

10点 SF全短篇

異色の方でも書きましたが、それと同じブラック系統の作品
とSFに特化した作品の両方が完全収録されています。
凄まじい面白さとメッセージ性です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-06 16:14:25] [修正:2010-12-06 16:14:25] [このレビューのURL]

「藤子F作品なんて子供向け」と偏見がある人には是非
読んで欲しいSFブラック系統の話

他作品でも深いところはあるんだけど、これはガツンと
来ます。絵柄は相変わらず親しみやすいですし
今でも通じるもっと多くの人に読んで欲しい短編集

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-06 16:11:38] [修正:2010-12-06 16:11:38] [このレビューのURL]

内田氏は恐ろしいほどに絵が上手い。もはや芸術か。

大学生の草と自我に目覚めた市松人形のねこのお話で、
ファンタジーと言えばファンタジー。
しかしながら内容的には非常に深い。
個人的には「生命とは?」というテーマが内包されているように感じた。

作品の評価には関係ないが、登場人物の大学生が金持ちすぎな感あり。
発表された時代はバブルの走りの頃だからねえ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-12-06 10:41:09] [修正:2010-12-06 10:41:09] [このレビューのURL]

10点 羊のうた

冬目景先生の漫画は、独特な雰囲気を醸し出しています。


もうひとつの代表作であるイエスタデイをうたってもそうですが、ハマる人にとっては麻薬のような作品だと思います。
一度読むと、その世界からなかなか抜け出せない…。
一日に3回読み返すこともあるほどで、こんな漫画は他に知りません。


終わり方は賛否両論かも知れませんが、あれで良かったのかな。


とても綺麗で、とても切ない、そしてとても暗い。


大好きな作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-06 01:36:09] [修正:2010-12-06 01:39:36] [このレビューのURL]

緻密なストーリー展開、芸術ともいえる描写。
面白いというよりも物凄い作品と言えよう。

ヒューの夢を媒介に過去と現在の様々な事象が抒情的に語られる。
各所に出てくる心理学をはじめとした学術的な描写も説得力がある。

本当は10点以上付けたいところ。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2010-12-05 23:32:46] [修正:2010-12-05 23:32:46] [このレビューのURL]

歴史大河ギャグ漫画とでも呼ぶべきか。

「幕末の英雄たちの活躍を描くために」その原因となった大本を辿っていくことからスタートしたら関ヶ原の戦いからになってしまった(笑)
「関ヶ原の戦い」以降の日本史の登場人物たちを全員ギャグキャラにしてコテコテのお笑いを連発させる手段が冴え渡る。

内容は深謀にして詳細。ハッキリ言って実在の人間の歴史的事実をここまで詳しく描けた書物を他に知らない。
特に他の歴史漫画ではまず扱わないであろう「田沼時代からペリー来航の直前まで」の詳しい描写には舌を巻くばかりだ。
全部のギャグの元ネタが判ったらスゴイが、判らなくても楽しめるのはもっとスゴイ。

日本史好きは必読と断言します。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-04 15:27:53] [修正:2010-12-04 15:27:53] [このレビューのURL]

史実をベースにした歴史ギャグマンガ。

ほぼノンフィクションでここまで面白くできるとは。
みなもと氏の力量には素直に脱帽。

日本近世史を楽しく学ぶことができる。
私若い頃勉強させていただきました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-04 10:47:06] [修正:2010-12-04 10:47:06] [このレビューのURL]

10点 BANANA FISH

ハリウッドの大作アクション映画にも対抗できるスケールの大きさと臨場感を持つ日本最高の少女漫画(そんなジャンルわけすらも馬鹿げてはいるが)のひとつ。
「バナナ・フィッシュ」という国家機密を追うマフィアとCIA。
ストリート・キッズのリーダー「アッシュ」の天才であるが故の悲劇。日本人少年・英二との究極の友情。
脇を固める魅力的なキャラたち。
シン・ブランカ・ケインの男気。
月龍の歪んだ愛情への渇望。悪役のディノでさえも愛すべきキャラクターだった。

ちなみに自分は大学時代の教育実習で母校の中学で1年生3クラスに国語を教えたのだが、そのとき生徒たちにこの漫画が「面白くて、勉強にもなる」と勧めたら、半年後の運動会で学校に来たときに教えたクラスのほとんどの生徒がこの漫画を読んでいた。みな「面白かった」と口を揃えた。ちょうど内容を理解できるであろう(と思われる)最低限年齢で出会えたことは良かったのではないかと思う。

本編が終了した後の番外編「光の庭」がとても良かったですね。

正に「鎮魂と再生の物語」でした。
本編における激しい戦いの後だからこそ、あの「静けさ」が全ての傷付いた者たちを癒す意味で際立つのです。暁は「YASYA」でシンの嫁になっています。でもまさか中国の初代大統領の妻になるだろうとは思っていなかったことでしょう。シンもアッシュと出会って大きく成長することが出来たという意味で、良い出会いだったのではないかと思います。最初はショーターのことがあって素直に友好関係を結べませんでしたが、元々シンはアッシュのことを「偉大な存在」というか「男としての目標」と捉えていた部分が大きいので、シンの人の良さもあって憎むことは出来ませんでした。

「光の庭」ではアッシュの写真に「夜明け」というタイトルが付けられていました。
全ての人に「夜明け」が来たのです・・・・・良かった・・・・・・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-04 09:15:21] [修正:2010-12-04 09:15:21] [このレビューのURL]

「寄生獣」がトータルランキング二位なら、この作品は少女部門で一位だと勝手に思ってました。レビュー数2とかあり得ません。どうしても読んでほしいので作品の評価と関係無いところも何でも書きます。
この作品を読んだキッカケは、恥ずかしながらネットで「読まずに死ぬな」という趣旨の人様の感想を見て、(そんなに良いのかよ)と半分疑いながら本を開いたわけで。
そしたらまず絵があり得ないくらい少女マンガ独特の絵で拒否反応を起こしつつ(大丈夫、きっと中身が面白いんだ)と言い聞かせながら読みました。
のつもりが、1,2巻読むともう普通に見れるようになっており、24巻中たぶん5,6回は泣きました。
主人公ナッキーの人の良さはマンガ界で1番だと思います。
とにかく騙されたと思って一回読んでみてください。読まずに死ぬと人生損します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-24 18:59:21] [修正:2010-12-03 00:41:06] [このレビューのURL]

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