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10点 シグルイ
『まさしく傑作』
今、自分の中で一番熱いマンガです。
何年か前に『このマンガがアツい』みたいな本で取り上げられてて、その時の印象がすごい強いんですね。
「…なんでこんなに気持ちの悪いマンガが面白いんだろう?」
(↑読んでない奴が言う典型的なセリフ)
とすごい思いながらその記事を読んでいた記憶があります。
この作者のマンガ、前に一回『覚悟のススメ』だったかな、読んだ記憶はあります。
『読みやすいし話も興味ないわりには引き込まれるけど、絵が好みではない』
それが僕のこの人の印象だったし、その後長い間読む機会を作ることもないまま今まできました。(やっぱりマンガで絵の好き嫌いというのは大事なんだなー)
そしてこのマンガ。
やはり傑作だと思いました。
何が傑作ってこの作中の人物たちが本当に怖いんです。こんな人間近くに絶対いて欲しくない。
二次元の世界でそれを表現出来たら、もう勝ちじゃないですか。
まるで小説を読み進めている様な感覚。それは小説を原作にしたマンガは数あれどなかなか無い感覚です。行間に込められる怨念すらそこに描ききろうとする作者の迫力に気おされます。
いつの間にか苦手だった絵柄が、この原作にはしっくりきていると感じる自分がいます。
そこにはまぎれもなく価値観の転化があり、だからこそ引き込まれるのです。
このマンガは虎眼流という道場で交錯したふたりの青年を描いているんですが、主人公には片腕がなく、そのライバルは失明し片足が不自由というハンデがあるんですね。
その設定がまず半端ないです。普通にオリジナルで描こうと思ったらまず通らないほどのハードルの高さです。ひとつはまず編集として通らない(差別問題として)、そして基本的には書き手にとって主人公は、人より優りこそすれ五体満足であってほしいという根本的な欲求は抑えられないんじゃないかと思っています。(ベルセルクのガッツは片腕ですが、ある意味普通の腕よりパワーアップしていると思っています。それとて腕を失うシーンは充分に衝撃的でしたけど)。
その設定が成り立った唯一の理由は、やはり原作の魅力なんだと思います。
浅学にして、まだその小説は読んでいないのですが、その内容如何というより、読んだ作者山田貴由がどれほど惹きこまれたかがこのマンガに込められた熱量を決定したのではないでしょうか。
だからこそこの異色の設定のマンガが世に現れたし成功したのだと思うのです。
また二人はハンディキャップを負いながらも鬼のように強いのですが、それが読んでいくうちになるほどと納得してしまうんです。
それは単に特別な才能を持っているからと一言で語られるのではなく、そこに行くつくまでの壮絶な努力研鑽、そして何よりその思想までもが克明に描かれていくからこそ「それならここまで強いのも当然」と思わせてしまうのだと思います。
人として考えると、ここに出てくる人達のほぼすべてがまともではありません。けれどそれぞれの思いを遂げるという一点だけは皆だれよりも一途で純粋なのです。
そしてそれは同時に作者、山田貴由の一途で純粋な情熱にも気づかされるのです。
僕がきっと惹きこまれているところもその純粋なところだと思います。
実はまだ読んでいるのは14巻までで最終巻の15巻は読めていません。
けれどきっと面白いと思います。そしてその結果どうなるとしてもこの作品は傑作であるなぁと改めて思う訳です。
最近ピュアではなくなってしまっている人にオススメ!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-21 03:42:21] [修正:2010-11-21 03:42:21] [このレビューのURL]
10点 銀魂
下ウケるってこのことかッ!
のの子は女子だけども不快感とか全然ないしww
台詞のセンスとか、もぅ空知先生万歳の嵐だし、
独特の台詞回しがそれを引き立たせてる!すごーーーい!
キャラの個性も強くて印象深いですww
だからのの子は銀魂好きです///
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-20 21:37:18] [修正:2010-11-20 21:37:18] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
この漫画は今現在のの子が恋心をを抱いている漫画ですww
人気漫画なだけに賛否両論ありますが、
否定のしようがないですねww
ていうか、このレベルの漫画かける人ってそうそういないでしょ。
ジャンプで一番なんだから、最低でもそれだけの価値はあるってことでしょ?
ONEPIECEは魅力の塊だと思うけどな……。
のの子が思うに、この漫画に恋してる人って結構いるんじゃないの?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-20 21:27:18] [修正:2010-11-20 21:31:50] [このレビューのURL]
10点 ジョジョの奇妙な冒険
素晴らしい
ただこの一言に尽きます
ジョジョの全編通してのテーマは「人間賛歌」というものなのですが、正にその言葉通りの作品です
登場人物の誰もが皆輝いており、生き生きしています
敢えて多くは語りませんが、きっと全てを読み終わった後に何か心に響くモノがあると自分は思っています
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-14 23:07:17] [修正:2010-11-14 23:07:17] [このレビューのURL]
10点 無限の住人
『ベルセレク』『CLAYMORE』『人魚シリーズ』『無用ノ介』『火の鳥』など、
様々な要素が入っている。
絵は、独特で不安定なところがあるが、
そこが有機的で美しく思う。
飛翔感のある動き
生活感の漂う背景
新鮮な演出
仕草による 繊細な感情の描写
完璧です。
万人受けはしないかもしれないが、
人間の限界、儚さ、愚かさ、痛み、達成と同時に訪れる虚無感、
愛(母性)も悪(破壊衝動)も
全て、本能だということ
そして、
「無常」だからこそ かけがえの無いものであるということ
ありきたりな言葉だが、そんな事を教わりました。
わたしの中では、No.1の作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-13 00:23:50] [修正:2010-11-14 22:40:34] [このレビューのURL]
10点 うしおととら
神漫画ですね、分かります。
この本を読んでみろ、と紹介されたとき作画雑だなーととか思ってた自分をぶん殴ってやりたいです。このレベルに達すると作画とか関係ないと思いました。
まず、最低10箇所は泣きました。あれ?自分泣いてる、って気付いたときはすでにうしとらの世界にどっぷりと浸かっていたんですね。
少年漫画で泣くことは今までありませんでしたが、初めて泣いた漫画です。
正直に言わせてもらいますけど
この漫画を読めて(あえて)よかった!!!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-14 21:24:46] [修正:2010-11-14 21:26:30] [このレビューのURL]
10点 SLAM DUNK
まったくもって
俺は今まで何を読んできたんだ?
と思わされるような作品でした。大げさに書いてるつもりはありません。
結構前の漫画のようですがジャンプで連載されていた時読んでいたら次の週が待ちどうしすぎて大変だったと思います。そのくらい一気に集中して読んでしまいました。
作画では汗の描写が半端でなく上手いと思います。ぶっちゃけ最後の試合では読んでるこっちが手汗半端なかったと思います。
レビュー下手ですが、一生忘れない漫画です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-14 21:04:57] [修正:2010-11-14 21:04:57] [このレビューのURL]
10点 人間交差点
矢島正雄氏+弘兼憲史氏の油が乗り切った渾身の集大成作品。
青春時代に本編に巡り合えた幸福を感じます。
毎回、読み切りのオムニバス形式なので、原作者矢島正雄氏の貢献大なるも
以降の同氏作品にも色濃く影響が残っていますので、
原作者と漫画家の分担というより、文字通り共同作業がうまく共鳴したと
感じさせます。裏方さん達のご苦労も偲ばれます。
中にはハズレもありますが、珠玉の作品群が一級品の名作の輝きを
放ちます。
私にとって、日本が世界に誇る最高級の漫画と言わざるを得ません。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-14 10:15:03] [修正:2010-11-14 10:18:43] [このレビューのURL]
10点 行け!稲中卓球部
まさしく人生に影響する作品ですわ!
心に残る名台詞の数々、主要キャラ・脇役のキャラクターデザイン、
すべて文句無しです。
この作者の凄い所は、おもしろいキャラとおもしろくないキャラの差別化の
表現だと思います。
この表現によって前野とゆう、とくに取り柄や特徴のないキャラクターが
主役として最高の魅力を解き放っています。
前半の成長過程の画力を差し引いてもこれは10点ですわ!
前半で脱落した方がおられるなら是非頑張って9巻ぐらいまで読んでください!
新しい人生が幕を開きまっせ!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-10-24 23:22:34] [修正:2010-11-13 01:03:48] [このレビューのURL]
10点 プラネテス
この作品についてのレビューを読むと、同じ表現でも人によって様々な受け取り方があるんだと分かってとても興味深いです。
私にとっては人生に影響を与えた名作。
絵柄が好みだとか4冊で完結するちょうど良い長さであるとか細々とした理由もありますが、私が感動を覚えた最大の理由は、この作品が人のあるべき生き方を訴えてかけていると感じ、またそこに強く共感したから。主人公ハチマキの生き方が、まさにそれを体現しています。
閉鎖され他から隔絶した個が、他と接触することで属している全体を認識し、再び“全体の一部としての”認識を持った個(個でありながら常に全体でもあり得る)に回帰するという。この主張は、古くは釈迦の仏法思想に、今で言えばベストセラービジネス書スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」と通じるものでしょう。
ちなみに私(というかみんな?)にとっての最重要ポイントは・・・ゴローがハチマキにスピーチを任せるきっかけとなったセリフ。あそこでハチマキが虚ろになりながら言った一言こそ、この作者が言いたかったことじゃないかなあ。
真理だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-11 20:35:50] [修正:2010-11-11 20:35:50] [このレビューのURL]