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本当は20点ぐらいつけたいです。
ジャンプ作品はあまり読みませんが、これだけは別格。
本当に面白いです。

【第1部 ファントムブラッド 8点】
全体的な評価としては低い傾向がありますが、
この第1部が無ければ、私はジョジョシリーズを読み続けては
いなかったと思います。派手なスタンドもないし、ストーリーも
地味に展開しますが、後のどの部にも負けないほどの
芸術性・ドラマ性があります。

【第2部 戦闘潮流 7点】
第1部の波紋バトルを継承し、さらに頭脳バトル要素が高まります。
何といっても終盤のワムウ戦。ジョジョシリーズ史上でも
最高の名勝負です。カーズとのラストバトルはまさに
ジェットコースター。ページをめくる度に心臓が飛び出しそうになりました。

【第3部 スターダストクルセイダース 9点】
この部における功績は偉大です。ジョジョの代名詞ともいえる
スタンドが初登場します。ストーリーは単純明快ですが、
だからこそ大衆受けしたとも言えるかも。私個人としては
2部のほうが好きだったりしますが、やはりこの点数が妥当かな。
(承太郎って太賀誠に似すぎですよね。ナイフ串刺しの所とか)

【第4部 ダイヤモンドは砕けない 10点】
独特でオカルトチックな雰囲気、ある意味DIOより怖い吉良のおかげで
シリーズ屈指の怖さ。不気味です。スタンドもこのころが一番
シンプルでしかも面白味があります。バトルよりはむしろ
ドラマ性、人間模様を楽しんでください。

【第5部 黄金の風 8点】
今回はバトル重視。ボスが以前に比べて微妙(というよりDIOや
吉良のキャラクターが濃すぎるだけですが(笑))な分、雑魚敵の
魅力があります。特に「偉大なる死」はワムウ戦に次ぐ名勝負かも
しれません。さらに荒木先生の深いメッセージも込められ、
作品の質でいえばこれが最高傑作かもしれないです。

【第6部 ストーンオーシャン 6点】
あえて何も言いません・・・面白いことは面白いです。
意味はご自分で読んで知ってください。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-05-06 22:02:35] [修正:2009-05-06 22:02:35] [このレビューのURL]

0点 ONE PIECE

この漫画を初めて読んだときは妙にドラゴンボールに絵柄が似てるな、くらいの感想しかありませんでした。正直面白さは微妙で、まぁ5巻〜10巻程度で終わる漫画だろうなと思ってました。
ところが新連載から数週経った頃でしょうか、ジャンプ編集部がワンピースのクイズを載せてる厚遇に対して
「なんでこんな漫画が?」と遠い石川の地で驚いたのを覚えています。

この漫画、正直つまらないと言うより不快です。

絵柄はディズニーにも似ているし
キャラはルパン三世のパクリじゃないかという有様。
子供が言葉の頭に「超」を付けるがごとき「どん!」の乱発、これには作者が読者の反応を見る前に自分で勝手に花マル付けてる的な醜悪さも感じてしまいますね。
主人公ルフィの持ち上げっぷりもひどくて、いくら漫画だから主人公だからっても許容できるレベルじゃないです。


この漫画はいつになったら終わるのでしょう?
ドラゴンボール、スラムダンク、幽々白書などは
連載を延長させたい編集部との軋轢に苦しんだそうです
同様のジャンプ漫画家は他にもきっといた事でしょう
でもこの作者はまるで終わらせる様子が未だなし。
ジャンプ編集部にとっては実に都合が良い逸材でしょうね。
ワンピースではなくクソピースでは?

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-04-08 21:03:50] [修正:2009-05-02 16:59:00] [このレビューのURL]

8点 レベルE

すんごく馬鹿馬鹿しいことを、真面目に、誠心誠意真心込めて描きました、というような作品。宇宙人のバカ王子(本名)がしでかす命がけの悪ふざけと、それに振り回される周囲とのやりとりが非常に面白かったです。馬鹿と天才は紙一重、天才なのに馬鹿。実際に居たら迷惑極まりないですが、こんなにも頭のキレるお馬鹿なキャラってなかなか居ないと思います。
カラー戦隊の少年たちの話では、王子は相変わらずであるものの少年同士、少年たちと人魚の交流では心温まる描写もあり、いい具合にバランスのとれた作品だと思います。


ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-04-28 02:43:03] [修正:2009-04-28 05:08:11] [このレビューのURL]

 作者が「正義の味方」の欠点に気づいていないのがわかった時点で作品に入れなかった。この日本ではよくつかわれる「正義の味方」の意味を作者は少しでも考えたことがあるのかなぁ

 「義」とは「人が進むべき道」を指す言葉で、それの正しい方向を「正義」というのです。だから、人の数だけ信じる道があり、似ているようだけどみんな違うわけです。
 だけど、この主人公は正義、正義うるさいけど、この主人公の「正義」が全然見えてこないから気持ち悪い。それがはっきりしていないのに主人公を信じる人達も気持ち悪い。
 しかも自分の正義を疑わず突っ走りまくる馬鹿な性格に、巨大ロボットという強すぎる暴力の力までゲットしちゃったこの恐怖。これでどうやってこの作品に入っていけばいいんだぁ

 まぁ、こうなっちゃってるのも少しわけがあって、「ロボットモノ」には、昔の作品のオマージュ的な意味でわざと同じような話や設定にしたりします。他のロボットものの作品でも設定が似てたりするのはそのせいで、もちろんこれもそう。それもかなりのもの。だから、「正義の味方」という単語が出てきてもわかるんですが、それにしてももうちょっと考えて欲しかった。

 絵はうまいし、ロボットのデザインもかっこいい。コマ割りも派手でいい。けど、いかんせんロボットは形がゴチャゴチャしてるから、色分けでもしないと敵か味方かもわからない。色変わるロボットまで出てくるともう混乱の極み。
 あともう一個ダメだしすると、無痛覚症の人の苦しみもわからずに適当に出してること。これは無知とは罪と言っていいかもしれない程の問題。

 がんばってはいるけど、読んでて色々虚しくなってしまった。アニメ化されたみたいだけど、こりゃ相当人物像にテコいれしないと見れないかも。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-04-28 00:16:43] [修正:2009-04-28 01:13:46] [このレビューのURL]

3点 ONE PIECE

グランドラインまでは100話という目標のもと行われたおかげでテンポよく進められ
ギャグとシリアスのバランスもよかった

しかしグランドライン以降からは徐々に失速
戦闘は対1になり、非戦闘員までボス級とバトル。結果非常にテンポが悪く
協力の戦闘も特技を生かしたプレイが与えられているという印象を持つほど必ずスポットライトを浴びる

仲間が増えるにつれテンポを悪く、次々出る新技、伝説の怪物の前でもギャグをする(よく相手にびびっている主人公の緊張をほぐすためとかではない)等々
連載が伸びるごとに評価を下げていく


最近は特にひどく敵も味方もギャグばかりで戦闘がすべてふざけて見える、何がしたいのかさっぱりわからない


これだけの巻数を時間をかけて読むのは話題のためぐらいしかないだろう

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-10-23 22:49:10] [修正:2009-04-01 01:08:18] [このレビューのURL]

10点 BECK

 絵の迫力や大きいコマワリで音楽の表現に成功した良作音楽マンガ
 強い悪役が出てきて、主人公達は弱者だけど才能と結束で乗り切るというコテコテサクセスストーリー少年漫画なんだけど、そんな事は感じさせないのは、題材と絵の迫力だと思う
 コテコテな分ハマリやすく面白い

 多くの男性漫画家がステレオタイプな女性像しか描けない中、この作者は生きた女性が書ける数少ない男性漫画家だと思う
 なので、恋愛マンガとしても、それなりに成功している
 作中で少女マンガがよく出てくるところから、よく少女マンガを読んで研究してるんでしょうね

 追記
 ただの音楽サクセス漫画として読んでて少し後悔した。
途中で飽きた人もこれは最後まで読んで欲しい。成功したから良かったねという漫画ではなかった
 昔、宮崎駿監督がなんで映画を作るのかというのを書いていた本があった。自分が何かを見て受け継いだものを次の世代に渡すため、その為にアニメを作っていると言っていたのに感銘を覚えたものだ
 BECKもそういう漫画だった。伝えたいから歌う。受け継ぎたいから歌う。そういう流れが一つの大きな力となっていく話だった。
 なので何かを感じ取りたいという感覚というのかな?。なんとも表現しにくいけど、そういう受容体がないとただの音楽サクセス漫画となるが、受容体がある人にはかなりの感動が待っていると思う。作者は受け継いだバトンを次に渡すために今までがんばって書いてきたんだな。感動した

ナイスレビュー: 3

[投稿:2006-11-27 03:55:39] [修正:2009-03-08 03:10:54] [このレビューのURL]

3点 犬夜叉

恐らく漫画史上最高数の逃亡を図るボスキャラが出てくる。
僕も途中で逃げました。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-02-20 21:17:01] [修正:2009-02-20 21:17:01] [このレビューのURL]

3点 黒執事

 「英国」「執事」「女王直属の裏を仕切る貴族」「執事の正体が謎」。キーワードを並べるとすごく面白くできそうなんだけどいまいち。結構設定が適当。話に穴が多いなど読んでるこっちがう〜んとなってちょっとガッカリ。
 たぶんなんとなく英国な雰囲気で、軽めのダークな話でいい男が活躍する漫画を求めている人が対象なのかも

 大体、黒執事以外使えない使用人ばっかり雇っているけど、その理由が5巻現在まで一切語られないまま。なんでクビにしないんだか謎。裏家業やっているから表の仕事は出来なくても裏では凄腕でなのかと思いきや、どうやらただの引き立て役みたいだ。ただの場を和ませるだけの引き立て役なら四人もいらない。女王の番犬というには、実行力が実質、黒執事しか出てこないというのはどうしたものか。
「英国」「執事」という誰かが築いてくれた世界観にのっかてるからかろうじて読めるけど、これの世界観事態はかなり薄い。執事ブームに乗っかっただけの出たとこ勝負はやめて欲しかった。

 正直、これ書いてる時点で執事漫画は他にも結構出てるけど、みんな上辺だけで中身がない執事ばかり。非常にどの執事漫画の執事も浅い。これは絵もうまくて雰囲気あっただけに期待していたんだけど、これもやっぱり浅かった。
 まぁ、この執事がまた特殊というのもあるんだけど、別に特殊にしなくても、英国の貴族というだけでかなり面白い話作れるし、執事の世界というのもかなり歪んでいるから、いくらでも面白くできると思うんだけどなぁ

 メイドものは森薫さんのがあるが執事ものの面白い漫画はしばらく出そうもないなぁ。
 「日の名残り」っていう執事小説を読んでから、その異質な執事の世界に興味を持って調べた自分は執事ものにはちょっと辛口かもしれない。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-02-18 07:54:00] [修正:2009-02-18 07:54:00] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

アニメージュ連載時に読んでいた時はどうにものめり込めなかった。
当時から大の宮崎ファンだったのだけど、ストーリーぶつ切りでナウシカのキャラクターが自分にとっては魅力がなかった。

とは言え、まとめて読むと、一コマ一コマの絵画的な美しさと、映画的な叙情性に感嘆し、ラストのハイテンション、世界観の奥深さにわけが分からず魂が震わされる。

???という疑問から再読すると、1994年に長かった連載がようやく終わったこの物語の先見性に驚く。
「私達は血を吐きつつくり返しくり返しその朝をこえてとぶ鳥だ!!」
と言ったナウシカの言葉は、当時著者が真正面からこの難問ともいうべき課題を前にのたうちながら出したメッセージなのだろう。
地球温暖化や環境破戒が日常的に語られる現代にこそ光放つ珠玉の名作。

作者には既成漫画の影響皆無であり、異色な肌触りであること。とっつきにくさと難解さででかなりの人がそこから読み手として脱落するのが予想される。
何度読んでも読みずらさを感じるが、それは作品の濃度の問題であり、評価をさげるものではない。

他の漫画と完璧に一線を画しており、作品そのものが採点など拒否している。

漫画の一つの到達点にして、ある意味王道。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-01-23 20:57:15] [修正:2009-01-26 23:24:19] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

グロテスクな表現があり、絵も決してうまいとは言えないし、キャラクターのファッションセンスに至っては皆無で
なんとなく敬遠しがちな本作
だが、エンターテイメント性と哲学命題や環境問題を両立させ
非常に深みがあります
それでいて。10巻という短い巻数でまとめられている点は驚愕に値する
濃密だが、読みやすさを損ねないテンポを兼ね備えているも強調したい。

あまり安っぽい言葉を用いたくはないが
すべての要素がパズルのようにはまった「奇跡」のような作品

文句なしに傑作

伏線の張り方が秀逸で何度も読み返したくなる

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-01-22 20:58:36] [修正:2009-01-25 04:04:19] [このレビューのURL]

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