「」さんのページ

総レビュー数: レビュー(全て表示) 最終投稿: まだ投稿されていません。

<所持歴:30巻くらいまで。まとめて買ってソッコー売却>

世間で言われてるのが「1部は良かったが2部はつまらん」というもの。
自分は単行本一気読みしたけど、確かに2部以降は内容が薄い。
で1部はというと、2部に比べりゃおもろいとは思うけど絶賛するほどでもない。

何故だろう・・・

で、気が付いた。

主人公の「〜だってばよ」という口癖。
あれが、どうにもこうにも気に入らない。
ムカつきさえしてしまう程。
性格とかは他の作品でもよくある設定なのに、口癖のせいでその性格すら鼻につく。

主人公が好きになれない。
これがこの作品が嫌いな一番の要因。

主人公って大事なんやなぁ。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-03-07 13:35:11] [修正:2010-02-07 16:56:14] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

連載当時、寄生獣は私の漫画ランキング、第一位でした。

20年経った今でも、私の漫画ランキング、第一位です。

きっと10年後も、私の漫画ランキング、第一位でしょう。 

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-02-03 00:33:15] [修正:2010-02-03 00:33:15] [このレビューのURL]

10点 度胸星

 
自分の中では名作中の名作。

確かに連載打ち切りにより 「謎残しのまま終わっている」 という点が、
逆に魅力的に思える部分はあろうかと思うが・・・。

画的には好き嫌いが分かれるところであろうが、ハマってしまうと魅力的。
非常に引き込まれるキャラクターが、物語の中で躍動している。

ストーリーは秀逸の一言。
基本的には宇宙飛行士育成物語でヒューマンドラマ的印象が強いが、
火星でのテセラックを巡るドラマが、この作品の肝の一つになっている。
そう言う意味でこの漫画は、「SF」 というジャンルなんだろうと感じる。

もし連載継続だったら、このテセラックの正体は明らかになっていたのだろうか?

最終的に 「読者の判断に任せる」 的な結末になった可能性も否定できないが、
人の心を読む能力を持った茶々の存在、超ひも理論のエキスパート坂井輪の
存在など、伏線もキッチリと張られていたことを考えると、何かしらの結論を
提示していた可能性が高い。

そう考えると連載打ち切りが残念でならない。
連載雑誌ヤンサンの愚鈍な判断には、心より軽蔑・批判したい。

(結果、ヤンサンは休刊となったのだから、無能な編集者の集まりだった
ことは、一般的に証明されていると感じる。)

「ブラックジャックによろしく」 のように、他誌での再開を強く望むが、
作者によると連載再開の意思はないそうである。残念でならない。

あぁ、度胸の火星での活躍を見たかった・・・。
しかしテセラックの正体って何だろ?
 

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-01-28 10:18:46] [修正:2010-01-28 10:24:45] [このレビューのURL]

漢たちが熱いです。

私は友人とたまたま入った喫茶店でこの漫画を読みました。

当時、私も友人も社会人2年目でした。

2人ともいたくこの作品に影響されました。

そして、私と友人の間で「サンクチュアリごっこ」が流行りました。

具体的には、
1.ポケットに手を入れ、すっと立って流し眼で見る。(主に写真撮影時に活躍。一人が北条、もう一人が浅見)

2.会話の語尾に「そうすれば、日本も少しは面白くなる」とつける。

3.何かにつけて「死ぬほど痛いッス」と言う。

4.坂道や階段を昇るとき、「俺、上に上がらなくっちゃいけないんス」と言う。

5.カンボジアをやたらと話題にする。

6.眠い時に、「もう、眠っていいか」と聞く。返事はもちろん「あぁ」

などなどです。

私が小学生の時の「北斗の券ごっこ」や「キャプテン翼ごっこ」のように、二十歳を過ぎ社会人になった大人を「ごっこ遊び」へと駆り立てる、そんな漫画です。

ところどころストーリーの破綻が見られるし、中だるみもあります。
ただ、「物事の考え方が変わったりするほどの力」は確かに持っています。

ということで、点数に悩みました。
作品の完成度としては5点です。
ただ、心に与えた影響力の大きさを考慮して9点としました。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-01-10 12:41:21] [修正:2010-01-10 12:41:21] [このレビューのURL]

8点 DEATH NOTE

 最初の方は天才的に面白い。展開もスピーディで申し分ない。ただそのスピーディさが裏目に出たのかLとの最後の対決はあっけなかった。
 第2部では作者の頭のよさは十分推し量ることができるが、心理戦という意味では、第1部より明らかに劣っていたので、評価は下がる。まあでもラストの展開に持っていくためには必要なのだろうが・・。
 
 しかし、絵もストーリーもこれだけレベルが高い作品はそうないのは確かだ。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-01-05 10:32:45] [修正:2010-01-05 10:32:45] [このレビューのURL]

この漫画は楽しいんです。だから10点です。

これだけだとアホみたいな文章なので、ちょっと長くなってしまいますが、
思ったことをグダグダと書き綴っていくことにします。



何にでも興味を持つ年頃のよつばが、子供ならではの発想で、行動力で、
大人では考えも付かないこと、できないことをやる、そんな日常を描いた作品です。
登場人物の心の内が一切描写されておらず、すべて客観的視点で描かれているのが特徴です。
内に入り込む漫画ではなく、外からよつばを眺める漫画です。

ほのぼのとした雰囲気。飽きさせない展開。
人を小馬鹿にしたような笑いではなく、心和ませる笑いの取り方。
読んでいて安心できます。
温かい日常がここにはあります。

よつばがかわいすぎるという評もあるようですが、そんなのは当たり前。
かわいくない面も当然あるでしょうが、見せる必要がないだけです。娯楽漫画ですから。
子育てノンフィクションではないんです。
かわいさを誇張するのも立派な作風だと思います。

ちなみに、アニメ化には作者が今のところ乗り気ではないみたいです。
作者は、コマ割りやカット絵、敢えて省略、等の漫画的手法を駆使して、
よつばの自由奔放な動きを極めて自然に、非常に巧みに表現しています。
言わば、よつばの想像できないような動きを読者に想像させているのです。
それがこの作品の1つの特長でもあると思います。
アニメ化されたら、想像できない動きが予測可能なものになってしまいます。
それを懸念しているのかもしれません。

こんな生活が羨ましい、と読者に思わせることが作者の目的ではないような気がします。
この作品のように、ちょっと発想を変えるだけで、視点を変えるだけで、
毎日はこんなに楽しくなるんだよ、と。



かなり長くなってしまったので、そんなこんなで強引にまとめます。

この作品には、深いメッセージ性などはありません。頭を悩ませるような難解さもありません。
あるのは「ENJOY EVERYTHING.」のただ一点のみ。
でもそれが楽しいんです。
難しいことを考えずに楽しく読める。たまにはそんな漫画があってもいいと思いませんか?
現実逃避、大いに結構です。漫画はやっぱり楽しくないと。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-01-02 17:28:49] [修正:2010-01-02 17:28:49] [このレビューのURL]

子供向けの内容ですね。絵もひどかった。
レビューの評判を期待して全巻買いましたが落胆が大きすぎました。
特にくどくど続くうしおととらのお寒いやりとりが
(「いつか食ってやる」みたいな)
駄作に拍車をかけました。
ただ伏線をばらまいて回収すればいいってもんじゃない。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-03-16 22:06:48] [修正:2009-12-30 16:46:50] [このレビューのURL]

自転車ロードレースの世界を描いた熱ーい男達のドラマ。
まさに熱血、精神力が勝負を多く支配する。私の好きなタイプの漫画だ。

BSのマンガ評論番組で出演者の一人がある人気漫画を指してこう言った。
「気合いの強い方が勝つという、いわゆるバカ漫画。」
もちろんこれはそのタイプの漫画全般を某人気漫画を例に挙げて批判した訳であるが、私には納得できかねるモノであった。

理論武装した漫画が必ず面白いとも限らないし、穴だらけのストーリーも上手い作家にかかれば魅力的な作品に早変わりしたりする。
血も涙もないロボットのお話で無いのだから、根性論も人間ドラマには有効に働く時もある。

なにより若年層が入り込みやすい。大人を納得させるような面倒な説明を入れるより主人公の雄たけびシーン一つの方が漫画として正しい時もあるのではとも思う。

そんでもって「シャカリキ!」だ。

練習風景も多く描かれ丁寧に創られてはいるが気合い勝負の展開も多い。
友人の声援で主人公のパワーは復活するしタイヤがパンクした自転車をかついで坂を登るシーンなどノリで読めない人には辛い所もあるかもしれない。だけど知るもんか。

この熱さははずせない。はずせないんだ。
シャカリキがシャカリキでなくなってしまう。

さぶいぼが立つほどの熱血を、血液が逆流するほどの熱血を。

美術品や骨とう品の評価は高名な評論家の言う事が正しいであろう。
しかし少年漫画は違う。テレビに出るようなおっさん評論家の言う事よりもそこいらの小学生の評価の方が正しかったりもする。
だから昔も今も気合い漫画は子供たちに受け入れられ読み続けられている。

バカ漫画とは少年漫画では褒め言葉だ。

バカバカしいほど熱い展開、熱いキャラ。

「シャカリキ!」は気合いで読むのがよいでしょう。








ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-12-27 16:54:54] [修正:2009-12-27 17:28:06] [このレビューのURL]

バキの魅力は何なのか。板垣マンガの面白さは何処にあるのか。
「範馬刃牙」で極まってきた板垣節の魅力を綴りたい。

皆さんのレビュー評価を見てみる。すると1作目グラップラー、2作目バキ、3作目範馬と新作になる毎に評価は下がっている。
この評価の下がり具合のポイントは、ちぐはぐなストーリー展開バトル展開にあるように思う。

この部分こそがバキ漫画面白さの分かれ道である。
バキの面白さとは大衆的である。もっと言えば低俗的魅力。色々筋道を追っていくと色褪せる。
何も考えず頭をからっぽにして場面場面を楽しむ作品としてならかなりのデキではなかろうか。
これは例えば「ハンタ」富樫作品のような完璧に組み立てられた心理戦バトルを楽しませるような漫画と対極に位置するものである。

板垣「バキ」は久保「ブリーチ」や武論尊作品のような「ライブ感」を追及する作品なのだ。
先の事は考えない。それどころか今までの流れすらも。彼らにとって大事なことはその週の20ページを最高に面白くする事。
その結果全体でみるとヒズミが出来る事もお構いなしなのだ。

週間連載の作家がそのストーリーを全て作り上げてから連載している事はほとんど無かろう。
また大人の事情により作品が新たなステージへ流れ込むのも良くあることだ。
こういう漫画製作手法は昔から漫画家が使っている、いや使わざるを得ない王道的手法でもある。

しかしさすがに多くの人はバランスも考える。単行本で読んだ時に突っ込まれまくられぬようある程度矛盾点は無くしておくようなストーリーへと進めるよう工夫をする。

でもそんな小細工はしない。おかしげな部分を堂々と残しても面白さを底上げしたいと考える作家がいる。
それが板垣先生だ。そりゃそうだ。しょっぱなから主人公をカマキリと戦わせる先生がその程度の事気にする訳がない。器が違うのだ。

形に残る単行本、それで読むと出る矛盾、そんなのどうでもいいわい!
今の漫画界の利益は単行本にかかっている、そんなのどうでもいいわい!・・・こんな感じであろうか。
板垣先生は毎週20ページの事だけ考え、そこに重きを置いて描いているのだろう。

「範馬刃牙」をショートストーリーの集合体として考えるなら数え切れぬほど傑作が挙げられる。例えば不評がきかれるピクル編だけ取ってみても・・・
少年誌掟破りの衝劇的登場シーン、80話。
トラ目線の良作エピソード、91話。
オーガパフォーマンス全開の86話。
ジャック会心エピソード、149、150話。等々、どれもつながりを気にしなければとても良い。

板垣先生の描きかたはまさにジャックハンマーの生き方にかぶる。
「明日に期待せず、刹那に徹した生き様」!
そんな先生にとって単行本は20ページを集めただけのもので、熱々だったご飯も既に冷めてしまっているのだ。

結論!

「範馬刃牙」は週間連載で読むべき!大画面を最新号で読めば熱々炊きたてご飯の味が分かるのだ。
全体を通して読むと矛盾もある。これはストーリー完全至上主義者の人からみると評価の低い漫画かもしれない。
だが次週へのヒキが弱く、週間単位での面白さを最優先しない漫画は雑誌読者を軽んじている、とも言えるのだ。自分の単行本での完成度の為に・・・

「範馬刃牙」は週間少年チャンピオンを売り上げる事を考えている漫画作品と言えるのではないか。
単行本はコレクションとして集めておけばいーのである。

板垣恵介こそは週間少年チャンピオンの「看板作家」なのだから!

以上ッ!おしまいッ!!




































ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-12-21 00:50:58] [修正:2009-12-27 01:11:33] [このレビューのURL]

この作品が名作と呼ばれる理由として、漫画史的な価値やクオリティ、重厚なメッセージ性などは勿論、キャラクターのリアルな存在感が挙げられると思います。

例えば主人公であるブラック・ジャックには紙の上の人物とは思えない深みがあります。
彼の理念には作中通して一貫性があり、さらに彼の心理描写は非常に繊細に描かれているため、多くの読者は自分の中でのブラック・ジャックというキャラクター像をまるで知り合いのようにはっきりと確立しているはずです。

ところが、作中に登場する多くのキャラクターは彼の内面を知る機会などないので、彼の言動に不快感をあらわにする場面が目立ちます。
ここまで表面上と内面で相手に与える印象が異なる2次元のキャラクターというのもそうはいないでしょう。

またブラック・ジャックは、彼を深く理解していると思っている読者すら予想だにしない言動をとる場合もあります。なぜなら彼は非常に気まぐれ屋さんだからです。このイレギュラーな思考が、さらに彼の存在にリアルさを与えているように思えます。
240話以上のエピソードを重ねても、その片鱗しか掴めないほど彼の心は奥深く、未だ解明されていません。だからこそ漫画の登場人物という枠組みを超えた存在感を放ち続けているのでしょう。

そして、記憶に残る「名言」が多い本作ですが、そんな彼が放つからこそ、彼の言葉は読者の心の奥底まで響くのだと思います。

ここではブラック・ジャックについて語らせてもらいましたが、ピノコやドクター・キリコをはじめとする多くの骨太な登場人物からもまた、確かな存在感を感じます。
多くの読者がブラック・ジャックをはじめとする魅力的な登場人物に魅せられた、これが連載終了から20年以上たった今でもこの作品が多くの人に愛される一番の理由ではないでしょうか。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-12-24 12:12:24] [修正:2009-12-24 12:32:20] [このレビューのURL]

点数別のレビュー表示

月別のレビュー表示