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0点 WILD LIFE
犬がタヌキに見える。つーか動物が全部出来の悪いぬいぐるみに見える。
第1話から飛ばしてますね。素人に心臓マッサージさせんなよ、しかも切開して直にだし…
力加減間違えて死んだらどうするつもりなんだ?
絵や話を見てわかるのはこの作者が最高に薄っぺらい奴だってことだな。
ペラい正義にペラい知識、ペラい絵柄とペラい演出。
本人に悪気はないんだろうが、だからといって何やっても許されるはずも無し。
怒りを通り越して呆れた。0点にしとくか。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-07-23 21:44:00] [修正:2005-07-23 21:44:00] [このレビューのURL]
見るも無惨な残虐描写の連続、社会を小馬鹿にしたような皮肉的で不道徳な言動の数々。
これらは時にニュースやドキュメンタリー以上のリアリティを放ち、鈍感になった僕のアンテナを刺激し続けるのだ。
それは人間の本質を客観的に映し出し、命の尊さを嘲笑うかのような、作中に漂う「生々しさ」が原因なのでしょう。
『命の値段いくらや!?』
トシがこの言葉を発した時から、無意識の内に僕は作中の人間の価値を勘定し続けていた。
そこから見えてきたのは尊いと感じる命と、そうでないものの存在。
それが命には平等に価値がないということなのか?
そしてそれが自分自身の想像力の限界なのか?
だけど、核兵器が世界中に放たれた瞬間こうも思った。
ああ、人間の命はなんて尊いんだろうと。
結局僕の感性なんてものはそんな曖昧でいい加減なものなのかもしれない。
作り話の中にしかリアルを感じられないなんてどうかしてる。
貧困な想像力は馬鹿の証なり。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-07-16 23:39:34] [修正:2005-07-16 23:39:34] [このレビューのURL]
この漫画の主人公、ラジカセでしゃべるんですよ。ラジカセと大量のカセットテープをいつも持ち歩いてんの。
ラジカセを再生して会話し、口では一切しゃべらないのよ。
ってことはさ、家で自分の声録音してんだよな。
「COOLに行こうぜ」とか家で一人でしゃべってテープに吹き込んでるんだよな。
「今度の敵はああいう奴だから、こんな風に戦って…よし、このキメ台詞を言うぞ!」とか一人でいろいろ想像してたくさんテープ作ってるのよね。
それを想像するだけで笑える。なんてかわいい奴なんだ、COOL…どこがクールなんだ。
トリッキーとはまさしくこの作者にこそふさわしい称号だと思う。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-06-27 18:42:04] [修正:2005-06-27 18:42:04] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
この漫画は絵本なのだ。
子供達に読み聞かせるファンタジーなのである。
当初は、あれだけ死に掛けておいて、肉食っただけで復活ってのはどういうことだ?
と思ったりもしたが、そんなのはどうでも良かった。
こんなにも完璧に悪を描き、それに立ち向かうことのかっこよさを描けた作品があるだろうか。
一生懸命に生きる人たちを、ゴミくずのようにあざけ笑う悪人達。
本気の怒り、本気の涙。
汚いと形容したくなるほどのぐしゃぐしゃの表情は、
読者をぐいぐい引き込んでいく。
真のかっこよさとは何か。
ぜひとも小さい頃から何度でも読んで欲しい漫画である。
なお、読むときは単行本で読むことをオススメする。
週刊誌のほうだと、間が開いて楽しみにくい。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-06-06 00:15:24] [修正:2005-06-06 00:15:24] [このレビューのURL]
10点 うしおととら
子供に読ませたい作品と言えばこれ。
迷いがあるならこれを読め。
自分なら何をするか。
自分なら何が出来たのか。
「本当のかっこよさ」がここには描かれている。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-06-05 22:23:10] [修正:2005-06-05 22:23:10] [このレビューのURL]
9点 あしたのジョー
熱い、熱いぜジョー!
まさかとは思うが、古い漫画だからとかなんとか言って読んでない奴がいやしないだろうな?
これは男なら絶対に抑えておくべき魂の1作だ!男として生まれたのならば一度は絶対に読んでおくべし!
いやーもうジョーの不器用っぷりが泣けるよ…
最近の漫画の主人公はチャラチャラした奴ばっかりだが、それに比べてどうだ、このジョーの世渡り下手さ加減は!
乱暴でひねくれてて、でも心にギラギラした熱い魂を、獣の魂を持っているこのジョーの姿こそが真の男の姿じゃないのか!何かにすべてを賭けて散っていくことこそ男のロマンじゃないのか!!
ああ、感情的な言葉しか出てこない。この漫画をリアルタイムで読めた世代をうらやましく思う…
力石についてはもちろんだが、俺はそれ以上にカルロスに泣けた。
パンチドランカーになって頭がやられ、ボロボロになったカルロス、それを見る人々…
それをジョーが「やめろー!触るんじゃねぇー!!」とか言って野次馬をかきわけるシーンに俺はグッときた。
カルロスはあんなに明るかったのに。あんなに強かったのに。廃人になってこんな無様な姿をさらすことになるなんて…
力をかつて持っていたのに、その力をなくしてしまった男の哀愁があのシーンに凝縮されていたように思う。
「ワタシ、チャンピオンダッタヨ。トテモツヨカッタヨ…」くぅっ!泣けるぜ!
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-06-03 22:41:59] [修正:2005-06-03 22:41:59] [このレビューのURL]
7点 茄子
一応いくつかつながってる話もあるオムニバス短編連載。アニメ映画化された「アンダルシアの夏」も収録。
しかし困るな。感想は?って聞かれると、なんとも迷うしかないところが…
感動するとか人生変わったとか、そういう漫画じゃないんだ。そうじゃないんだけど、なぜだかこの漫画は心に響く。なぜだ?
セリフの節々にびっくりするくらいのリアリティを感じるからだろうか。それとも黒田硫黄の独特すぎるセンスに圧倒されているのか?
タマネギの皮を全部剥いて最後に残った部分だけを見ているような、そんな変な気分になる。不思議な漫画だ…
黒田硫黄の漫画を読むと、「こういう漫画もあるんだ、あっていいんだな」としみじみ思う。漫画好きな方は読んでみて下さい。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-05-07 09:36:58] [修正:2005-05-07 09:36:58] [このレビューのURL]
8点 G戦場ヘヴンズドア
普通の漫画とはかなりノリが違うからか、空気感が異質。そしてその中に凄まじい何かを感じる。
俺はこの作品の中のどのキャラクターにも感情移入できなかったが、それでも読めたし読まざるを得ないものを感じた。飽きっぽい俺にとって、こんなことは本当に珍しい。
この漫画は間違いなく日本橋ヨヲコの最高傑作だろう。本人も「すべての回を最終回のつもりで書き上げた」と言っていたが、それも納得。ここまで気合のこもった漫画はそう多くない。
はっきり言って人によっては引いちゃいそうなくらいの熱さと真剣味がある漫画だが、それが読者に有無を言わせぬ凄味となって伝わってくるのが素晴らしい。
俺はこの作品を「楽しむ」ことはできなかったが、「凄い」とは思った。間違いなくこれは傑作と呼ばれていい漫画だと思う。あいまいなレビューで申し訳ないが、これが本音だ。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-05-07 09:06:43] [修正:2005-05-07 09:06:43] [このレビューのURL]
10点 王ドロボウJING
小学生当時、みんなはコロコロを読んでいたが、俺はボンボン派だった。ぶっちゃけ買っているのはクラスで俺だけという有様だったが、それでも俺はボンボンを買うのをやめなかった。
理由はこの漫画が連載していたからだ。
小学生の俺はJINGの連載第1回を読んで思った。
「うわ、わけわかんねぇ!!」
でもこうも思った。
「わけわかんねぇけどスゲー格好良い!スゲー面白い!!」
俺はそれまでこんな特殊な漫画は読んだことがなかった。まるで脳に電撃が走るかほどの衝撃を受け、何度も何度も読み返して理解しようと勤めたことを今でも覚えている。
この漫画にオリジナリティのあるものは素晴らしい、自分の世界をしっかりと確立して描いているものは素晴らしいということを俺は教わった。
その当時はそこまで考えなかったが、しかし感覚的に感じ、そのことだけは理解していた。話の内容は理解できなくとも。
それからというもの、俺は映画にしろ音楽にしろ何にしろ、特殊なもの、新しいもの、オリジナリティのあるものを飢えたように求めるようになった。新しい、どこにもないものを見たときの衝撃。それを現在進行形で求めている。
おそらく俺は小学生のときJINGの1ページ目を開いて感じた、忘れられないあのインパクトをいまだに追い求めているのだろう。
俺にとって間違いなく、漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響した作品だ。満点以外はつけられない。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-05-03 22:45:46] [修正:2005-05-03 22:45:46] [このレビューのURL]
9点 トライガンマキシマム
ここまでかっこいい漫画はあったろうか。
この見せ方はほかに無い。
こんな絵は他にはない。
スケール大きい。
計り知れない。
今クライマックスへ向けて・・・
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-04-22 01:58:48] [修正:2005-04-22 01:58:48] [このレビューのURL]