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3点 ARIA

絵は綺麗
作品の舞台も綺麗
話の内容も綺麗
キャラクターも綺麗(外見、性格共に)

綺麗すぎて眠たくなってきました

癒される、癒されると言われているので読んでみましたが
僕の卑しく疲れた心は癒されませんでした
嫌な上司もいなくなりませんでした

水ばかりで油の入り込む余地がないというか
余程心に余裕がないと、この作品に共感することは出来ないと思いました

AQUAも含め、一応全巻読みましたが、感想としては
長〜〜〜〜い茶番を見せられた
という感じです

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-08-18 21:07:37] [修正:2008-08-18 21:07:37] [このレビューのURL]

コミックスの表紙にも書かれてあるように楽しさを中心に描き
今までの柔道のイメージを一新させた「ニューウェーブ柔道漫画」

初見は作者絵特有のシンプルさ・白さに少々戸惑うかもしれないが
お前らホントに高校生か?と突っ込みたくなるような初々しい青春群像に
随所に挿入されたギャグが程よいバランスとなり30巻の長期連載を苦にせず読める。

序盤10巻あたりまでは、楽しい高校生活が主体のコミカル展開が占めるが
全国大会に出場する辺りから、柔道本来の面白さが加味され、
さらに本格的に全国大会優勝を目指す辺りから、その制覇までの単純ではない
道のりと努力を丁寧に描ききっている。
これにより一層物語に惹きこまれ、後半から加速度的に読み進んでしまう。
終盤のシーンで「思えばあのときから…」と柔道部メンバーが
全国制覇を決意した主人公に引き込まれていった道のりを回想するシーンがあるが
実は作中のキャラ達だけではなく読み手までも引きずりこまれていたんですねー
その集大成とも言える斉藤VS橘、粉川VS鳶嶋戦の流れはホント鳥肌の立つ程の面白さ
全国大会後すぐに連載を終了してしまうが、ここが作品のピークであると考えると却って引き際として最適だったと思う。
物語構成として文句なし、現代の少年スポーツ漫画でも間違いなく傑作と言える作品でしょう。

私自身、授業でさわり程度をやったぐらいでも非常にキツかったあの柔道が、
コレを読むとそのキツさを経験した後でも、楽しそうだな柔道やってみたいなと
錯覚させてしまうのだから恐ろしいw

ワイド版、文庫版とあり作品そのものを見かけるのに苦労はしないと思われるが
もし読むならコミック版のほうがお勧め。
90年代初頭の今見ると恥ずかしい、ちょっと痛げなセンスはあるものの
安西信行、モリタイシなどを輩出(?)した伝説のイラスト投稿コーナー「絵筆をもってね!」や
カバーの四コマ漫画は本編プラスαのいい読者サービスだった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-08-09 14:03:06] [修正:2008-08-09 14:03:06] [このレビューのURL]

江戸川乱歩の小説はこれまでも子供向けの「少年探偵団」シリーズから大人向けのエログロ猟奇路線の作品まで、幾度となく映画化や漫画化、ドラマ化などがなされてきた。しかし、それらの乱歩の作品群でも、本作「パノラマ島綺譚」は傑作の呼び声は高かったがなかなか映像化などの為されなかった作品である。(舞台劇になったことはあるらしい)
本作の肝はミステリーなどよりも、主人公が莫大な富に物を言わせて孤島に建造した「理想郷」の景観描写にこそ重点が置かれており、そのスケールの巨大さゆえに半端な予算ではまず映像化は困難なことが理由の一つに挙げられよう。しかしながら、原作小説を読んだ時からこの大パノラマの如き理想郷を、文章から想像するだけでなく一度は実際の”画”として見てみたい、という欲求は常にあった。ハリウッドのティム・バートン監督とかなら映像化できるかも知れないが…。

そんな時に書店で何の予備知識も無しにこの漫画版の「パノラマ島綺譚」を発見した。しかも作画を担ったのは大正昭和風のレトロな猟奇趣味の絵柄で定評のある漫画界きっての猟奇王、丸尾末広というではないか!な、なんたる完璧な組み合わせ。これまでこのタッグの作品が発行されなかったのが不思議なくらいだ。心の中で「キタコレ」と叫んでしまった。

丸尾末広はこちらの期待以上の素晴らしい仕事をしていた。映画や舞台と違い、漫画は紙とペンさえあればどんな巨大なスケールの物語だって表現できる可能性がある。しかし、この「パノラマ島綺譚」の真の主役であるパノラマ島は、物語主人公の歪んだ美意識の結晶としての禍々しい魅力を読者にあたえなければならないため、並の表現力では描写は困難だ。しかし丸尾は原作の表現をいちいち忠実に再現しつつ、そこにさらにバロックやルネサンスス芸術、近世ヨーロッパのグロッタ趣味などの意匠を盛り込んで見事にパノラマ島を”画”として浮上させた。
これまではそのグロテスクさ、猟奇性が強調されがちだった丸尾末広の描線だが、本作ではそこにさらに谷口ジローの絵柄を思わせる透明な精緻さが加わっており、それがまた原作との相性が抜群だ。乱歩の小説は書いてある内容はとんでもなく変態的でも、文章自体は簡潔明快で読みやすいため、この絵柄もそんな雰囲気をよく表現している。

さらに素晴らしいと思ったのが、作中に埋め込まれた様々な「時代」の刻印だ。大正天皇の崩御を伝える新聞や当時の街並・社会風俗の描写、ツムラの「中将湯」の絵看板、そして「ぼんやりとした不安」を抱いて自殺した同時代の大作家の芥川龍之介のことなど、原作には見受けられなかった当時の時代背景の表現にも力が注がれている。こうした下地作りが、物語後半のパノラマ島の非現実的な幻想世界への飛翔の効果を高めているのである。原作小説が書かれた戦前の当時と違い、我々はこの後に日本が戦争によって一度滅亡の淵に追い込まれることを知っている。そうであればこそ、芥川龍之介の自殺を作品に盛り込んだことにも意味は見えてくるし、このパノラマ島そのものがその後に始まる激動の時代を前にした一時のうたかたの夢であるかのような解釈も可能となる。これは、現代だからこそ可能な事であり、本作をあえて現代にこうして漫画として復活させる意義もまたそこに見えてくる。

こういうオリジナル要素のささやかな導入は人によっては余計に思えるかもしれないが、自分はこれを是としたい。本作は、古典と化した作品を現代によみがえらせる上での一つの理想形とも思える傑作であった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-08-04 22:09:28] [修正:2008-08-04 22:09:28] [このレビューのURL]

熱い、泣ける、王道
さらに非常に高評価

これらに釣られて読みました

主人公は特別な存在ながらも始めから強すぎるでもなく、努力して強くなっていく

ストーリーにも無駄が無く、最後もよく出来ている

ただ、1番の問題は面白くないことです

別に熱くもならず、泣けもせず、終止欠伸をしながら読んでいました

また新しい敵か→あ、倒した

これの繰り返しでした

単に僕が妖怪云々に興味が無いだけかも知れませんが、非常に退屈な内容でした

二度と読むことは無いのでブックオフ行きになりました

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-07-29 14:46:43] [修正:2008-07-29 14:46:43] [このレビューのURL]

7点 石の花

[ネタバレあり]

収容所というものを真正面から描いた漫画ではおそらく最高の描写をした作品ではないでしょうか。

話の構成はあまり優れているとは思いません。前半と後半ではまるで別の作品のように展開されていきます。
後半ではメッセージ性が強くなりだんだんと前半の意味が薄い作品になっていきました。

キャラクターも魅力的だとは僕には思えませんでした。

なんだか欠点ばかりをあげてしまいましたが、それを考慮にいれてもあまりある価値がこの作品にはあると思います。
絵の巧さ、
大戦中のユーゴスラビアを描いた意義、
話自体は破綻していてもメッセージそのものの力強さ、
どれも一級であります。

機会があれば読んでもらいたい漫画です。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-07-26 09:38:07] [修正:2008-07-26 09:38:07] [このレビューのURL]

3点 BLEACH

第一巻を読んでるときから、たぶんこの漫画は合わない、と思ってたけどその通りだった。
まず全体的な作風というかノリが合わない。ギャグもふくめて。
そしてこの作品から溢れ出る「お洒落だろ?」って感じの作者の自己満足が受け付けない。
肝心のストーリーも、キャラクターの行動の動機付けが弱くて、いまいち説得力に欠ける。
無駄に脇役が多いのもそれぞれの描写が少なく、
薄っぺらいものになってしまい逆効果になのでは。
絵柄は画力は高いし、スタイリッシュでかっこいいとは思うけど、
あごが尖った常に流し目、半目のかっこつけ男キャラが多くてうんざり。
唯一、戦闘シーンの描写はスピード感、迫力があって割と好き。
内容はインフレしまくりであれですが。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-07-26 01:02:40] [修正:2008-07-26 01:02:40] [このレビューのURL]

6点 H2

イチローなんかよりも「野球」というスポーツの
本質を熟知してそうな天才キャラたちが、
毎日汗にまみれ練習に明け暮れる凡百の高校球児達(負け組)を横目に、
恋愛ゲームを楽しみつつ修学旅行感覚で甲子園に行く様は、
日ごろから体育会系に恨みを持つ世の文化系中・高生男子たちをこぞって勇気付けた。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-07-19 12:50:06] [修正:2008-07-19 12:50:06] [このレビューのURL]

世界中の人々が無残な死を迎えようが知ったこっちゃない。
「ロリコン美少女と毎日イチャイチャしてセッ○スできれば万事オッケー」という、
身も蓋もない結論に辿り着いた問題作。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-07-19 12:29:24] [修正:2008-07-19 12:29:24] [このレビューのURL]

あずまんがはそこそこ楽しめたけどこれは無理
よつばの破天荒な行動にいちいちイラつく
身近にいたら無邪気とか以前にぶん殴ってしまいそうだ

子供や近所の何気ない日常、大いに結構
だったら主人公はあんな可愛い女の子じゃなくて
ぶっさいくで汚くて愛想のかけらも無いクソガキならもっと読めたかな

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-07-14 20:35:13] [修正:2008-07-14 20:35:13] [このレビューのURL]

8点 SLAM DUNK

[ネタバレあり]

キャラ立てがうまかった漫画だと思います。素晴らしいキャラクターが揃っています。
バスケ描写も開拓者らしい魅力にあふれています。特に山王戦後半からはまさに怒濤の展開といった感じでとても面白いです。
しかし、序盤の絵の下手さやトレースによる作画をマイナスにさせていただいて、8点にさせていただきますが、最高のバスケ漫画だと思っています。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-07-11 11:23:44] [修正:2008-07-14 20:07:04] [このレビューのURL]

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