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最近の回は読んでいない。また、読んだことのある回も最初から10巻程度と、ランダムに後の7,8巻を読んだ程度。とても深くは語れないが、読んだ感想をば。以上のことをご了承のほどを。

社会に与えた影響は大きい漫画であろう。学校にすら配置されていたことに加えて、自分の先生世代ですら知っている。生半可な蘊蓄や情報に踊らされてグルメ通を気取っていた人は、この漫画を読んでギクリとしたのではないだろうか。

しっかりとした取材に裏付く料理や食材に関する情報と蘊蓄、おいしそうに料理を見せる画力には感心した。また、ただの料理漫画にとどまらない人間関係の描写。お手本のような料理漫画でありながら、魅せる努力がなされている。

だが、100巻以上も続ける必要のある漫画であったかどうか。こち亀と一緒で毎回それぞれオチをつけて、まとまりのある内容とはなっている。しかしながら、当然ながらマンネリ化、それに伴う陳腐なドラマ演出が見ていてつらい。もう少しコンパクトにまとまった漫画であったならば、さらなる読者を獲得できたであろうし、もっと評価されてもおかしくない漫画である。

他のレビュアーも述べているように、現在では功労賞的な評価が主流となっているようだ。だが、初期のころは漫画としても、しっかりと確立された漫画となっている。それこそ食わず嫌いになっている人には読んでもらいたい漫画。

特に、ジャンクフード、ファストフードがこれほど跋扈している現代でこそ、この漫画の提起するスローフードがもっと見直されてもよいのではないだろうか。ぜひ一読していただきたい。後半の失速を考慮して、良質な漫画、6点の評価とした。序盤だけなら8点を献上したいところであった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-21 18:04:57] [修正:2008-10-21 18:04:57] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

これだけ泣かせる漫画を見たのは初めてです
一巻一巻必ず泣き所があって、かなり感動します

登場人物の年齢と自分の年齢がけっこう近いので、かなりリンクしちゃいますね
将来の夢、進路、色々な思い、過去、友情など様々なことに読んでいる自分たちも考えさせられます

天文学などに興味をそそられる漫画でもありますね

是非読んでいただきたいです

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-20 19:01:46] [修正:2008-10-20 19:01:46] [このレビューのURL]


読んでいて安定感を感じる漫画。

他のレビュアーの述べるとおり、ロボットによる戦闘がメインの漫画ではなく、むしろ話の中心は、隊員たちのごく普通の日常であり、それらが軽やかに描かれている。

話は和やかな感じに進んでいく。だが、扱っているテーマには掲載当時、そして現在でも問題とされている、バイオ技術の危険性や人身売買、高度な機械の持つ安全性への疑念という事柄も要素として組み込まれており、それを取り巻く相手と主人公たちの心理戦、戦闘も魅力のひとつである。

安定感を感じたのは、そのような話のシリアスな部分と和やかな日常が見事に描き分けられていること。そして、表現においても登場人物の心情がわかりやすいように、情景描写が工夫されていて、少年誌という掲載された媒体への配慮が感じられたからである。

安定感がある漫画ということは、穿った見方をするならば、予想のつかない展開になりづらいという欠点も孕んでいる。話は勧善懲悪ものであり、展開が予想しやすい。また、飛びぬけて驚くような相手も出てこないし、戦闘も激しい射撃戦が繰り広げられるわけでもない。題名を見て買った人は拍子抜けするかもしれない。

上述のように派手さはない。だが、評価したいのは使い古された題材を中心に、よくこれだけ全体としてまとめたな、ということ。進退きわまって、能力がインフレ的に上昇するだけで登場人物の成長が見られない漫画、伏線の説明的描写に終始する傾向の強い漫画を読んだ後にこの漫画を読めば、ゆうきまさみの魅力に気がつくことができるだろう。

夢中になって読みふけることはないものの、使い古された題材をテーマにうまくまとめたこの漫画、ただの良質な漫画ではないため、7点の評価とした。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-11 22:57:48] [修正:2008-10-12 11:52:50] [このレビューのURL]


囲碁という既存の漫画が扱ってこなかった題材をテーマに、少年誌という媒体に掲載された意欲作。

一時期(今はもう下火となってしまったかもしれないが)、小中学生の間で空前の囲碁ブームを引きおこすこととなり、社会的にも大きな影響を与えた漫画である。

原作者のほったゆみと、作画は卓越した画力で名高い小畑健のコラボレーションという時点で、面白い漫画の確変到来といった感じである。その期待を裏切らない秀作だ。

主人公とそのライバルの対決、葛藤を中心に、魅力的な性格の佐為や他の登場人物との友情や、ユーモラスな日常も見事に描かれている。主人公と同年代の頃この漫画を読んでいたこともあって、素直すぎない、年頃の子どもである主人公が好感の持てる主人公像であった。また、ライバルも家柄による苦労が描かれており、環境の中で悩む姿は共感が持てた。何よりの魅力は、囲碁のことを知らなくても楽しく読めるということであろう。囲碁をとりまく、上記のような登場人物の繰り広げる人間模様を見事に描けていたからだ。

だが、院生となったあたりから面白さに陰りが見えるようになった。話が大きくなりすぎたことに加えて、囲碁の対局シーンがメインとなり、囲碁のことに詳しくない読者は取り残されてしまったからだ。佐為編までで終わっていれば、もっと評価が高くてもおかしくないだろう。

上記のような欠点もあるが、全体として少年誌にふさわしい、さわやかな良い漫画であることは間違いない。周囲に親しい小中学生がいればおすすめしたい漫画である。(もちろん大人でも楽しめるが。)人によっては生活に影響が出るほど、夢中になって読むことのできる漫画。8点。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-10 10:25:19] [修正:2008-10-10 10:25:19] [このレビューのURL]

8点 レベルE


作者の持ち味がいかんなく発揮された、良作である。

富樫義博の漫画の中では最も好きな漫画である。
この作品の最大の魅力は、主人公の性格と行動が見事に一致している点であろう。小憎らしいほどに頭がよく、周りの登場人物を振り回すものの、どこか憎めないこの主人公は富樫義博の人格を具現化したものではないかと思うほどだ。(実際そうなのかもしれないが・・)

また、三巻で完結という短い内容でありながら、それぞれの話を、主に数話完結の形でテンポよく、かつまとまりのある内容にしたててある。先が読めないが、支離滅裂ではないことも、作品を面白くしている。

しかし、残念なことは、この漫画が週刊少年ジャンプという少年誌を媒体として描かれた漫画であるということだろう。内容的に青年誌を媒体としていればさらなる読者を獲得できたように思われる。そもそも、他のレビュアーの述べているように、小学生も多く読む週刊少年ジャンプでこの作品が掲載されたことがすごい。(しかし、この漫画はストライクゾーンの狭い漫画だからこそ、高い評価を受けている気がしないでもないが・・)

また、三巻で完結ということは、テンポがよく、まとまりのよい漫画としているのは事実であるのだが、もう少しこの漫画の続きを見てみたかった。

しかし、総じて見れば間違いなく一度は読んでみてほしい漫画である。上述のように、好き嫌いは分かれるが、好きな人はとことん好きになる漫画。それがこの漫画の正体ではなかろうか。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-09 20:57:41] [修正:2008-10-09 20:58:35] [このレビューのURL]

9点 寄生獣

これは、漫画好きな人にとっては踏み絵的な存在だと思う。
いかにこのマンガに対する評価が低い人でも、満喫にこの
マンガが無かったり、「自称マンガ好き」がこのマンガを
読んで無かったら違和感を覚えるはず。
内容はこれだけの人のレビューがあるので語らないが、
これ以降の作品に影響を受けない事を不可能にした
金字塔である事だけは間違いない。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-05 13:05:55] [修正:2008-10-05 13:05:55] [このレビューのURL]

6点 BECK

 音楽を主題とした漫画。少年誌連載ということで、作者の他の作品と比べるとやや異色。もちろん、それが悪いわけではなく。
 また、シュグナイトの件を指摘している方がいらっしゃるように、実在のミュージシャンの逸話やグループ名、ライブハウス等々を各所でパロディ化している点や、例えばNYドールズのくだり(真帆の化粧)等、元ネタ知っているとクスッと笑ってしまうような表現は、作者の音楽の趣味が感じられ、大いに評価できる。ただ、それがやや広く、浅いように一部感じる(あえてそうしたのかもしれないが)。

 ひとつだけ言いたいのは、関連アニメやCD等は、この漫画に関してだけは絶対に作ってはいけなかったのでは。何らかの実在する「音」とイメージが結びつけられる可能性を伴うようなことは絶対にやってはいけなかったように思う。もしアニメ等でこの作品のイメージと同時に何らかの音楽を聴いてしまった人が、この漫画を読んで想像力を働かせる際の妨げとなる危険性があるのは明らか。
 テレビや映画などにない活字や漫画の良さは、読者が強く想像力を働かせることができることだと考えているので、せっかく「音楽」という漫画作品として珍しいテーマがあるだけに、この点は実に残念。
 この作品の中で演奏される音楽は、読者それぞれの頭の中でのみ流れるべきだった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-02 20:15:05] [修正:2008-10-02 20:15:05] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

だって面白いじゃん。
ティラノサウルスを倒した原人が現代に蘇ったんですよ?
え?ダメ?
なんだかんだ板垣漫画をえこひいきしてしまう自分が居る。
チャンピオンにはどうあってもバキは載り続けていてほしい。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-09-29 21:16:42] [修正:2008-09-29 21:16:42] [このレビューのURL]

最初の方はホントに素晴らしい作品だと思います。
だけど最近は露骨に引き伸ばしてる感が伝わってくるのが残念…。
今、連載終了に向かっていっても読者は文句を言わないと思うので、早く物語の核心が読みたい…。

いつから、コナンの敵は、組織じゃなくて連載を引き伸ばす小学館になったんだ…。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-09-27 21:59:47] [修正:2008-09-27 21:59:47] [このレビューのURL]

1点 涼風

漫画の面白さと言うのは突き詰めると、その世界観にどれだけ読者を引き込むことができるか。言ってしまえば、どれだけキャラクターや設定に好感や興味を持てるかが大きな肝だと思うのです。


で、この作品には好感が持てるところがありません。
 
優柔不断で欲望が強いものの、才能があって誰からも好かれる主人公。美人だけど性格最悪なヒロイン。どこに魅力があるというのでしょう。
 

絵はお上手だと思うので1点を付けますけど、それ以外に評価できるところはありませんでした。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-09-27 06:35:37] [修正:2008-09-27 06:35:37] [このレビューのURL]

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