「ごまあぶら」さんのページ

五巻頃の勢いはとても好きだった。
どん、と腰の落ち着いた漫画だと思っていた。
話の内容自体はどたばたなんですけど、作り方、展開の仕方が落ち着いていたんです。
でも、他の色々な漫画、ドラマなどが、ハッピーでエンドでFINな理由がよくわかりましたよ。
結局は追いかけているのが花なんですね。
見ていて応援したくなるような。
しかも、主人公に思い寄せる中山を用意したことで、感情移入をそちらにも分担して、素直に喜べなくなってしまいました。
つまりは、作者は感情を動かせることのできる技量を持っていて、しかしドラマを起こすために主人公のみを良しとしなかった。だから、最近何か過分を感じ始めたのかなと。
とよだみのる「ラブロマ」はそういう意味では、皆応援したくなるからすごい!!

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[投稿:2005-05-24 02:49:36] [修正:2005-05-24 02:49:36]