「bugbug」さんのページ

第二次世界大戦を手塚なりに解釈し
戦争とは何か、正義とは何か、人種とは何かを
二人の主人公に問わせ続けた作品で、奥深いものがあります
「アドルフ」という名をもつ男は3人出てくるのですが
一人はヒトラー、残りの二人が主人公です

単純な歴史ロマンとして読むだけでも十分に読み応えがあり(フィクションですが)
密度の濃い内容になっていると思います

後半の展開は駆け足気味で、イスラエル編をもっと詳細に描ければ
作品の持つテーマをもっと鮮明にすることができたと思います
その点で-1点

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[投稿:2009-01-27 23:18:28] [修正:2009-01-27 23:23:08]