「bugbug」さんのページ

総レビュー数: 518レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年01月22日

8点 獣王星

ひいぃぃぃぃ。名作漫画なのにレビュー数少なすぎる
やっぱりこのサイトに女性寄り付いてないよ、管理人さん

遠い未来、地球という故郷を離れた人類
政治家であり科学者である両親を殺され、
主人公のトールは双子の弟とともに、極秘の存在である流刑星キマエラへ落とされる。
その星で、主人公が悩んで成長して、人類の秘密を見つけるお話

もっと簡単に一言で言うなら、少女趣味なハードSF
設定なんかやたら凝っているくせに、キャラクターの造形や関係が
これ以上ないってくらいに「少女マンガ」している。
少女マンガに免疫が多少ないと、あざと過ぎて好きになれないかも知れません

かくいう私も8点のうち7点くらいがSF部分に対する評価です。
完璧なまでの世界観、細かい設定の秀逸さ、終盤のジェットコースター感
見事です。

SFの設定とは裏腹に人物の心理描写や絵柄のインパクトのなさなど
指摘したい点は無きにしも非ずだが、
やはり補って余りある魅力がこの漫画にはあると思う

特にラストにかけて畳みかける展開で、伏線を回収しまくっていく様は
パズルのピースが埋まっていく感覚に近い。いわゆるカタルシス

ちなみに、ティズだけは唯一好感を持ちました。
おバカで明るい芯のあるショートカットキャラは文句なしにツボなんで

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-10 14:37:57] [修正:2011-01-10 14:39:04] [このレビューのURL]

要するに、このサイトで漫画に付けている点数って自分の好き嫌いなんだよね
と、この作品を読んで強く実感させられた。

やたらメッセージ性の強い作画担当者の持ち味はだいぶ薄く、
お寺を舞台にしたいわゆる「昼ドラ」
胸に詰まるような演出あり、寺院という世界の魅力あり、小気味のいいセリフあり、
テンポのよいストーリー展開。
うーん、批判点がみつからない。文句なしに好きだ。

完全に善人顔のキャラが普通に悪人なのは結構漫画のお約束を無視していて違和感があった
普通、悪人になった瞬間に作画も悪人っぽくするんですが、善人顔のまま。
恐らく作者は狙っていると思う。
漫画としての違和感は現実世界においては往々にあるというメッセージなのかと邪推してしまう。

毒のある鬼才が自身の毒気を極限まで薄めたら、こんなにもエンターテイメントを作れるのかと感心してしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-21 00:50:46] [修正:2010-05-21 00:50:46] [このレビューのURL]

本作が成功したその源は登場人物のユニークさにあると思う
原作の大筋を外さない範囲で、登場人物の性格を改変してある
主人公のミロクはラスコーリニコフよりだいぶ幼稚だし
エチカはソーニャよりも人間的、俗物的
他にも、ダークヒーローのような首藤や、あまりに救い様のないバカのリサ
現代日本という舞台のなかでこうしたキャラクターの魅力が
物語の中で余すところなく消化されている。そしてそのストーリーが面白くて仕方がない

プロットがきちんと組まれているので、話がだれることなく進行している
こうした作品は得てして熱量不足に陥りやすいが、
凶行の現場、五位検事との舌戦やエチカとの一夜など、圧倒的な迫力で描かれる。

9点を付けるべきか悩んだ。
結末までもう少しなので、ラストを見てから再評価したいということで8点
原作をなぞるだけでなく、果敢に挑戦した心意気を評価したい。どうかきれいに着地してください

作品の評価とは関係ないけど最後に
五位検事って、「ひぐらしのなく頃に」の刑事がモデルですよね
名前が同じ蔵人だし、しゃべり方とかもうそれにしか見えなくて困る

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-22 22:47:15] [修正:2010-02-23 00:17:29] [このレビューのURL]

少女が手にしたのは大きな銃と小さな幸せ

このマンガは設定だけ聞くと、多分普通の人はドン引きしてしまう
まぁ私は間違いなくオタクなので、こんな飛び抜けた設定でも
違和感なく物語を楽しめました

基本的に数話完結ものかと思いきや、ストーリーの核があり
その輪郭が次第に浮き上がってくる
この構成は単純に見事だと思う
伏線の張り方も計算がしっかりなされていて、楽しめる

歪んだ純愛とイタリア社会の狂気(だいぶ脚色されてます)が妙にマッチしていて
好きな人にはたまらない作品だろうなと思います
私が好きなのでそう思うだけかもしれませんが

絵柄が7巻くらいから変化してきていて
徐々に大きなコマが増えてきているのが残念ですね。初期の絵柄が好きでした

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-01 20:37:04] [修正:2010-01-24 06:22:47] [このレビューのURL]

一度読んでみると、単純に面白い
読み返してみると、伏線や設定が緻密なことに気が付き驚かされる。
ずっと我慢して完結を待って一気読みしたが、我慢した甲斐があった

あまり細かい設定を褒めると読む楽しみを奪ってしまいそうで怖いので
些細な話は割愛しますが
設定を明かすタイミングが絶妙すぎる
早すぎず遅すぎず、少なすぎず多すぎず。これが不十分な漫画が多すぎる

個々のエピソードは安定感がなかった
面白い話はとことん面白いんだが、低調なエピソードも多い

総評として、
巻数も丁度いいし脂乗ってる漫画家の優良作品

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-24 05:14:23] [修正:2010-01-24 05:16:12] [このレビューのURL]

漫画を読んでから原作にまで手を伸ばしてしまった作品は久しぶり

このサイトで平均点数が高かったのでずっと気になっていたんですが、
面白い漫画を掴むためにこのサイトは本当に便利!!
(私は管理人さんではありません)

原作と比べても漫画のほうが出来がよい
軽妙なテンポと卓越した画力
人物の内面まで描写するような迫力に驚かされる

しっかし、ユーリアのまつ毛はなんとかならんかったのかね
いや、別にいいんだけどさ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-16 00:49:31] [修正:2010-01-16 01:04:16] [このレビューのURL]

作者の作品の中では一番好きです
上手いとは言い難い絵なのに、浮世さんの色気と心の闇が
「絵」を通してだけでも伝わってきます

人間の愛憎劇を書かせたらこの人にかなう人はいないんじゃないか

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-01-22 23:34:02] [修正:2009-10-31 14:51:27] [このレビューのURL]

作者の短編集の中では抜群に好き。
毒も薬も酸いも甘いも、全部入ったエンターテイメント。

西部劇の『エメラルド』が特におもしろかったです。
元ネタがあるらしい。う〜ん読みたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-31 14:24:36] [修正:2009-10-31 14:24:36] [このレビューのURL]

8点 GANTZ

エログロが好きな人は安心して読める作品かと
予想不可なストーリーと、奇抜な設定だけでも十分楽しめる

それに加え、本作の最大の魅力はキャラクターだと思います
萌えやキャラ人気に媚びているという意味ではなく
主要キャラクター全てが明確に行動原理を持っていて
意外性がありながらも、描写をしっかりすることで説得力があり
非常に読み応えを感じる

だんだん、新しい設定やガンツの謎も明かされてきているので
そろそろ物語の終盤だと思います
単純に結末が楽しみでならない

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-01-22 21:27:03] [修正:2009-06-27 04:53:02] [このレビューのURL]

ジョカ編が蛇足という意見をよく耳にしますが、私はそうは思いません
藤崎竜流のアレンジ・解釈があってこその漫画版封神演義だと思います

壮大なスケールで描き出される古代中国ファンタジーですが
広げた大風呂敷を余すところなく消化されている
それが原作の力なのか、作者の力なのか
原作未読なので詳しいことは分かりませんが
漫画として見た場合の完成度が非常に高いと感じました

絵柄・ギャグ・キャラクターはちょっとクセがあり
人を選ぶかもしれません

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-23 03:00:19] [修正:2009-06-05 06:15:27] [このレビューのURL]

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