「そのばしのぎ」さんのページ
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ネット上には漫画にしろ映画や音楽にしろ、色々な素人レビューが溢れかえってます。
そんな中で読んで面白いなと思っていたのが映画「シベリア超特急」やエド・ウッド作品のレビュー。
Z級とも言われるこれらの映画。映画の内容は本当にお粗末なのですが、書かれたレビューを読んでいると、レビュアーも監督も観客も本当に映画が好きなんだなという気持ちが伝わってくる。映画に対する愛があります。
作品の好き嫌いだけ書くのであればチラシの裏でいい。
どこの誰かもわからない他人の好みに興味は持てません。
評論家気取りで上から目線というのも、勘違いしているようで非常に恥ずかしい。
物を語るのに無知を披露するのもおかしな話。
常日頃、反省はしているのですが、気が向いた時に勢いに任せて書いてたりします。
点数は適当につけています。点数評価は不要な気もします。

6点 LIAR GAME
押し貸しという闇金融の手口、ネガティブオプションという悪徳商法は現実の社会でも行われており、こういった方法で結ばれた契約が無効とされるのは社会人として常識。
序盤の舞台設定は子供だましくらいの説得力しかありません。
ただこのマンガの見所は少数決以降の数字のからんだゲームにあります。
よく比較対象されているカイジは登場人物の心理的な葛藤を中心に物語が進められます。たとえば他のプレイヤーと協力関係が築けるか、否か。話の展開は結局の所、作者の匙加減ひとつでどうにでもなります。
ライアーゲームではそういった心理描写に薄い反面、ゲームのルールに論理で挑みます。
やってる事は「正直村とうそつき村」のようななぞなぞや「汝は人狼なりや?」のようなパーティゲームですね。
最近、ミステリ的な漫画をいくつか読みましたが、がっかりする内容ばかりでしたので、この位論理的な物は新鮮でした。
絵はまだ拙い部分もあるし物語としてはチャチな所もあり、読む人を選ぶとは思いますが、なかなか独創的な内容だと思います。
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[投稿:2011-09-04 02:15:19] [修正:2011-09-04 02:15:19]