「頭突き串の寿司」さんのページ

戦災復興をストーリーの中心に据えているのはなかなか珍しい。
戦争の終わり=誰もが望んだ平和 とはならない
貴族、軍人、その他の平民にはそれぞれの立場があり
その格差が招く不和をどうにかして乗り越えていく。

内容については登場人物それぞれの思惑や信念が描かれ交差する点では、
ハガレンに通じるものがあるかなと。
裏を返せば、登場人物が多いので
国や軍、敵組織などのストーリーを描かなくてはならなくなるため
話の全体が分かりにくくなることも。
それでも緻密でよく練られたストーリーを描き続けられるのはすごいと思う。


ただ、絵が残念。
顔のパーツがおかしかったり
マーチスの前髪がホラーになったり
背景がときどき白くなったり
序盤では下手さが顕著。
そして下ネタは読んでてしらけるのでいらないような気も…

各章ごとのテーマもはっきりしているのだが
やはり大きなテーマは「戦争復興とは?そしてその終わりとは?」といったところ。
大筋には数々の伏線も残し、終わりが見えない!

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[投稿:2012-04-17 18:41:43] [修正:2013-03-18 17:01:46]