「parana」さんのページ

[ネタバレあり]

泣けるマンガという聞いて読んでみました。
読み始めは「アッシュが英二をなぜそこまで気にかけるんだろう、動機がうすいな」という感じで、読み進めていくうちに「なんだBL物か…」、「コマ割りが単調で重要なシーンなのにコマ割りをもっと上手く使えば…」と惜しい気持がありました。
でも、最後まで読んだときには、心に残るものがあって「読んでよかった」と思えた作品でした。

最後のアッシュあての英二の手紙には、「友情」とか「愛情(BL)」とかを超えたもの、「魂の解放」が描かれていたように思います。
図書館でつっぷしているアッシュを寝ていると勘違いして図書館の女性が起こそうとしたものの、アッシュの幸せそうな顔をみて起こさなかったシーンは、最高でした。
エンディングについては、読者にもっとこうして欲しかったって色々と思わせながらも、マンガとして一番美しい終わり方をしていると思います。
(泣ける度4★★★★☆)

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[投稿:2013-12-23 10:45:00] [修正:2014-05-17 10:19:44]