「ガクちゃん」さんのページ

総レビュー数: 47レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年01月24日

いつか映画化されるのでは? という気がする。
第三の男と、太陽の帝国、あと向田邦子の味付け+現在の邦画界のキッチュな演出で。
手塚真氏にメガホンとってもらいたいな〜。
漫画が純粋にストーリーを構築していく総合芸術である事を再認識させられる。大人の読者が増えてきた昨今、この流れが主流となってもいいと思いますが。

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[投稿:2009-03-22 00:56:15] [修正:2009-03-22 00:56:15] [このレビューのURL]

夢枕獏氏の原作は、自分の中でベスト5に入る名作。
よくぞ、この世界を漫画化した。
本作はかなり忠実に漫画化されている…のだが何か読みにくい。何か馴染めない。
絵の好みか、キャラの魅力か。
それでも山岳シーンは圧巻の迫力。

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[投稿:2009-03-20 20:17:35] [修正:2009-03-20 20:17:35] [このレビューのURL]

作者のキャラクターへの距離のとり方っていうか、感情移入に制限を設けているようなところが味わいのポイント。
しかも読み手は熱烈に思い入れを持ってしまう。
プロ野球(しかもパリーグ)を題材にし、弱小球団アスレチックスを舞台に負け続ける様を描ききった秀作。
ラストは、え、ここで終わり? と最初思うが、あとになってここしかないでしょ、と納得。
後半になればなるほど、個性が立ってくるところがミソ。

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[投稿:2009-03-20 20:06:36] [修正:2009-03-20 20:07:01] [このレビューのURL]

子供の頃、一番熱狂的に読んだ漫画誌は少年アクションだった。
で、その漫画誌の異色な感じを一番体現していた作品が本作である気がする。現在読むとかなりがっくりくるが、ノスタルジーもあって、読み返したくなる。
最後はぐちゃぐちゃ。

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[投稿:2009-03-20 19:55:20] [修正:2009-03-20 19:55:20] [このレビューのURL]

会社に来ている中国人の女の子に読ませてあげました。
日本語の勉強をしている彼女は後日
「くわばらくわばら」ってどういう意味ですか?
と周囲に質問していました。
ベッドで夜な夜な読んでは一人大笑いしているそうです。

私小説漫画とフィクション、シリアスとギャグ、
日常とキャラクターそれぞれのバランスが良く、安心できる漫画。ロットリングのなよなよした線のこの漫画が国民的存在になるなんて連載開始当時誰が想像しただろう。

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[投稿:2009-03-19 22:32:52] [修正:2009-03-19 22:32:52] [このレビューのURL]

狼男伝説が、時に「バンパイア」となり、時に本作となる。
ある種のミステリであり、冒険ものであり、医療ものでもある異色作であり、大衆娯楽性を求められた大家の逆噴射。
仮にこれをマニア系と呼ぶとして、著者のそれら作品群のほとんどが再読に耐える構成となっている。
もんもう病となって毅然としている主人公はディック・フランシスの小説における主人公のようで、大人好み。
もっと評価されていい作品の一つ。

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[投稿:2009-03-16 23:36:50] [修正:2009-03-16 23:36:50] [このレビューのURL]

7点 ねじ式

今なお前衛的という意味では新鮮。
作者の作品のことごとくが再読を重ねて味を出す。
夢がネタ元の作品として有名だが、ただ単に不条理ということでなしに叙情性や詩情を感じさせる。漫画という一表現手段と題材が融合してもいる。
ぶっとんだというより、なんとなくわかるという理解のしかたで読んでみるといいのかもしれない。

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[投稿:2009-03-11 22:33:08] [修正:2009-03-11 22:33:08] [このレビューのURL]

人々の記憶に残る以上に、父と子の物語である。
特に原作は、父親の人間臭い部分と、飛雄馬の父親への思いが熱い。ライバルに対してよりも父親との二人三脚の物語として今読むと、逆に新鮮。
だって今どきいない。
「やったぜ父ちゃん」って言える男の子は。
息子を持って読むと、また印象が変わる漫画だとも言える。
星一徹は巷で描かれるステレオタイプではなく実はとても繊細なのだ。

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[投稿:2009-02-28 21:49:02] [修正:2009-02-28 21:49:02] [このレビューのURL]

結構、深い。
大人びた子ども達。子供のような大人。
女は強く、男はしょうもない。
リアリティと誇張。
吉本新喜劇のような世界なのに、何もかも一筋縄ではいかない。
連載が長くなって漫画チックにぐちゃぐちゃになってしまったのは残念。
作者自身が、自分はちばてつやとつげ義春を足して二で割った線を狙っている。と言っていて、その絵柄が好きだった。

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[投稿:2009-02-28 21:26:57] [修正:2009-02-28 21:26:57] [このレビューのURL]

鷲尾が好きだ。
作者の作品にはだいたい彼のようなキャラが登場するのだが、その中でも彼はぴか一である。強すぎないところがいい。
ラストの彼のカッコよさはなぜか卒業していく三五への希望を感じさせる。
人生はこれからなのだ。

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[投稿:2009-02-28 21:10:20] [修正:2009-02-28 21:10:20] [このレビューのURL]