「コステロガーデン」さんのページ

総レビュー数: 225レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年06月12日

少年達は世界崩壊の中で何を見るのか?

「ドラゴンヘッド」に続く災害パニックものとして読みました。
人間としてのモラルや精神が破壊されて行く様は、
狂気に満ちていて恐いものがありました。
ただのパニックでは無く、
それにプラスされた設定が恐怖をさらに仰ぎ、
またその設定によって主人公と仲間達が絡みやすくなっていたので、
上手いなあと感心しました。
現実味や切迫感がやや薄かったのですが、
終わり方がそれなりにちゃんとした終わり方だったので、
「ドラゴンヘッド」よりは完成度が高い作品と思いました。

◇この作品の個人的価値=全5巻で 1000円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-18 22:49:46] [修正:2005-07-03 23:12:23] [このレビューのURL]

6点 青い春

共通するのは悲愴感。

不器用であるが故、
破滅的な青春を過ごす若者達の青臭さが、
たまらなく愛おしく、切ないです。
数多のヤンキー、不良漫画とは根本的に違い、
どちらかというと荒んで心が病んでいるタイプの不良を描いており、
美化する事もなく、
読んでいると気持ちがブルーというよりグレーになります。
この短編の中で、学校が舞台になっているものが
映画で何本か創られていますが、
そちらもだいぶ心がグレーになる映画でした。
個人的に松本大洋の作品が好きなので面白いと思えますが、
ファンで無い方は読まない方がいいかと思います。
病んでしまうかもしれませんので。。。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 300円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-18 21:58:29] [修正:2005-07-03 23:11:38] [このレビューのURL]

おかしなおかしなジャングル生活。

動物愛護、自然保護を訴えつつも、
内容は下ネタ満載のギャグ漫画。
「シェイプアップ乱」の頃は
あまり面白い印象が無かったのですが、
この作品はシリアスとギャグのバランスがよくて好きでした。
とくにアナベベは良い味だしていました。

◇この作品の個人的価値=全7巻で 1500円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-16 22:23:58] [修正:2005-07-03 23:11:16] [このレビューのURL]

6点 GTO

「所詮マンガですから精神」で読もう。

だいぶ好き嫌いが別れる作品ではあると思います。
あまりストレートに受け取らずに、
あくまでも娯楽として読むといいかも知れません。
私の中学の頃も、この作品に近い感じの荒れた校風でしたので、
懐かしさすら感じてしまいました(笑)
ムダに息抜き的な話が多いのが、ちょっと厄介でした。
ヤンキーを美化した作風が嫌いな方は
お勧めしません。

◇この作品の個人的価値=全25巻で 3000円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-16 21:58:53] [修正:2005-07-03 23:10:32] [このレビューのURL]

6点 F.COMPO

異質だが、最も家族らしい人々。

「キャッツアイ」や「シティーハンター」などの作者なので、
それと同じノリやアクションを期待してると
肩透かしを食らうかも知れませんが、
そうでなければ読んで損は無いと思います。
設定だけが異常で、
ストーリーはたいした大きな事件もなく、淡々と進んでいきます。
古臭い感じですが、
根本にある「家族」というテーマが、染みます。

◇この作品の個人的価値=全14巻で 2000円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-15 22:39:54] [修正:2005-07-03 23:09:59] [このレビューのURL]

不思議と謎に満ちた世界へ。

当時のジャンプではかなり異色だった
ホラーミステリー漫画。
オムニバス形式で、週刊の割りには、
質が高いと思いました。
強烈なインパクトを持った話、
後味かなり悪い話、感動的な話と
いろいろなタイプの話があった為、
そんなに飽きる事もなく、読めました。
だいぶ80年代の米TVドラマ「アメージング〜」シリーズや
英の子供向け短編小説なんかの影響を強く感じます。

◇この作品の個人的価値=全15巻で 2500円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-15 21:56:36] [修正:2005-07-03 23:09:17] [このレビューのURL]

オーパーツをめぐるダイハードな闘い。

バベルの塔、ノアの方舟、ヒトラーなど、
良く知っているものを題材として取り扱っており、
それが即、面白さに繋がりました。
画は多少雑なものの、
スピーディーな玄人戦闘スタイルや
伏線の面白さが良いです。
悪役を上手く描ききれていないのが残念です。

◇この作品の個人的価値=全11巻で 2200円也。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-06-14 22:44:58] [修正:2005-07-03 23:08:29] [このレビューのURL]

旨そうかどうかと言ったら?

少年向けグルメ漫画の魁的な作品。
今ある大抵のグルメ漫画は、
料理を通して人々の心のふれあいやドラマを生み出していくが、
この作品はどちらかというと、
グルメバトルがメインの、料理の鉄人のような漫画。
食した人のリアクションが面白く、
頭が噴火したり、龍に乗って空飛んだりしてしまいます。
しかも、どんなにすごい創意工夫で造り上げた料理も、
食する人が小学生くらいの子でさえすべてみぬかれ、
解説までされてしまうというすごい展開がうけます。
ちょっとコマが小さめでこまごましているので
読みにくさもありますが、
変な面白さのある王道グルメ漫画です。

◇この作品の個人的価値=全19巻で 4000円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-12 21:57:06] [修正:2005-07-03 23:07:45] [このレビューのURL]

頭をクラッとさせる、そうヤシのみ割りをくらったように。

1話が10ページにもみたないショートショートの短編集です。
イラストレーターということもあり、
画風が初期の松本大洋などに近い感じがあります。
内容的には、シュールなブラックジョークと
アメリカンなノリの相乗効果で類が無いタイプ。
何度読んでもそれなりに面白い味のある作品です。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 600円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-11 16:52:33] [修正:2005-07-03 23:07:16] [このレビューのURL]

環境問題に和やかにメスを入れる。

あだち作品はみんなそうですが、
相変わらず「間」がいいです。
そんなに長い作品ではないので、
さっくり読めるのもまたいいです。
やや伏線の消化不良が気にはなりましたが、
独特のとぼけた雰囲気に和んでしまいました。

◇この作品の個人的価値=全11巻で 2000円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-11 16:37:06] [修正:2005-07-03 23:06:49] [このレビューのURL]