「blackbird」さんのページ
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胸キュンものから硬派なものまで。
少女・少年マンガから青年マンガまで。
大事なことはたくさん漫画から学びました。

8点 他人暮らし
谷川ワールド全開!
バツイチ、仕事に燃える女、新婚、と、それぞれ立場の違う女性の、それぞれの悩みと、楽しさを描く。
きっと女性なら誰でも感じたことのあるような、寂しさとか、女友達の鬱陶しさとか、焦りとか、そんなものをさらっと、でも、心に響く描き方をする。
「おひとりさま物語」を楽しめた人なら読むべし。
短編も一つ入っています。
これを読むと、誰かと会う時間や、日々を大事にしようと思えるかも。
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[投稿:2011-06-07 09:07:45] [修正:2011-06-07 09:07:45] [このレビューのURL]
3点 天顕祭
書店のお勧めでつい買ってしまいました。
はっきり評価が分かれていますね。
好みの問題かもしれませんが、決して嫌いではないタイプの話だったので、なんで楽しめなかったのかよく分からないです。
導入辺りは面白かったんですが、途中からストーリーがぼやけてきた感じがします。
絵のタッチは嫌いではなかったんですけどね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-06-06 11:30:01] [修正:2011-06-06 11:30:56] [このレビューのURL]
8点 牧神の午後
伝説のダンサー、ニジンスキー。
彼の天才たる所以、常人とはかけ離れた魂、精神は、まさに踊りの神が降臨したと思わせる。
そして、彼の悲劇は、降臨したところで、世俗に染まっていかざるを得なかったこと。
同性愛やバレエ団の経営的なことなど、あまりに踊りに専念できない環境によって、どんどん黄金の光が奪われ、狂気に捕われてしまうまでが、哀しくも良く描かれている。
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[投稿:2011-06-02 13:37:13] [修正:2011-06-02 13:37:13] [このレビューのURL]
皆さん書かれた通りです。
最初は笑えましたが、音楽好きな自分としても、笑えたのは2冊程度。
下ネタとしても面白くない。
だんだんワンパターンが苦しくなってギブアップです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-06-02 13:22:04] [修正:2011-06-02 13:22:04] [このレビューのURL]
9点 石の花
名作の名高いこの作品を読むのは、なかなか覚悟がいりました。
日本人にはよくわからない、複雑な民族・宗教・言語の入り混じったユーゴ。その近代史、内戦に至る事情と、そこに巻き込まれる国民、
とりわけ若者の苦しい心情を、よくここまで描いたなと感心します。
話としては、前半の丁寧さに比べ、後半なぜナチスの勢いが失速し、
解放されたのかというところがざっくりしているのが残念でした。
でも、多民族国家の複雑さと、それを悪用したナチスの狡猾さは良くわかり、読んでいてため息が出ます。
幸福を求めることがすでにいけないことなのか?と、そんな哀しいことを問いかけなくてはいけない世界が、すでに哀しすぎます。
そんなに絵が際立って上手いわけでもないのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
ところどころ本当に動き出しそうな場面があったり、自然の中に吸い込まれそうになったり。
コマを見ただけで涙が出そうになったところもあります。
朦朧とした中で森をさまようクリロや、一人死を迎えた老人、
収容所でのフィー、理想を語るマイスナー。
そんな描写に引き込まれました。
簡単に手に取ることはできないけど、一度は読むといい名作と思います。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-06-02 11:07:18] [修正:2011-06-02 11:07:18] [このレビューのURL]