「a6a6」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年09月19日

最初と最後の漫画の綺麗さと中盤の黒さが混沌としてて良い。
Gardenと比較すると、ストレートな話が多くストーリーだけみると退屈なものが多い。その分失敗しているように見える実験作や、複雑な設定のファンタジー漫画がなく、代わりに絵や雰囲気に重きに置いていて作者の良さが存分に出ていると思う。
あまりに雑多としてるのでレビューが書き辛いが、この作者の漫画では一番好きかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-13 23:53:58] [修正:2009-05-13 23:53:58] [このレビューのURL]

5点 FOR SEASON

表現技法の良さは片思いやうまくいかない恋の悲しさを情緒的に表わしているのでおおいに褒められる。
が、それ以外に良い所を見出せなかった。
悪いところを挙げると、話がベタ、季節というテーマを上手に使えていない、女キャラクターの見た目がみんな一緒など。
メインとなる春夏秋冬よりそのあとのタイトルトラックやポスタルサービスの方が面白かった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-10 22:19:45] [修正:2009-04-10 22:19:45] [このレビューのURL]

この作品は最近読んだのだが、そのせいか現在各誌にあるこのタイプの漫画とそうレベルは変わらないかなあと思った。
ネタもキャラもジャガーの方が良い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-24 17:00:46] [修正:2009-03-24 17:00:46] [このレビューのURL]

ここ数年の「なんでもない日常を描いた漫画」の氾濫にはウンザリしてきていたのでこの漫画も最初はあまりいい印象を抱いていなかった。
が、十話辺りからこなれたのか、宗教をネタにしたものも含めギャグにキレが増してきてしっかりしたギャグ漫画として面白くなってきた。
メインキャラは二人のみで、どちらも濃くないキャラといえる(そこがヒットの理由でもあるのだが)ので、今後どうやってネタを出していくかは課題になりそう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-22 22:24:02] [修正:2009-02-22 22:24:02] [このレビューのURL]

センチメントの単行本コメントを見た時に、この作者はオタクの気質が強い人なんだろうとは思っていたが、まさかこんな漫画を描き始めるとは思わなかった。
そしてこの漫画の単行本で「描いていて楽しい」と言っていた。今まで抑圧していたものを一気に放てば無理もないだろう。
内容を見ても、笑えるものではない(というかギャグ漫画であったことを作者の発言で初めて知った)が、一つの読切作品として、オタク的な題材を奇抜に描き連ね、オチも綺麗についている。
絵も以前のようなワンパターン気味のものから大分変化を付けてきたと思う。
安易なパロディが目立つが、あくまで付加要素であり、露骨なまでには流行を追ったりせず、極端にマニアックなものも出してこないのは他ジャンル出身のベテランの持つ余裕だろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-05 16:22:21] [修正:2009-01-05 16:22:21] [このレビューのURL]

1〜5巻
俺が小学生の頃はこのシリーズはよく解からなかったけど、今読むとなかなか面白い。
哲学から昔話のパロディまでわざわざ4コマでやらなくていいと思えるほどアイデアが豊富で、とはいえ4コマのテンポの良さも重なって密度は高い。
作者の特徴であるマイナスオーラや深く考え込んでしまう癖などをフルに生かした内容。
一般受けするには少々黒さが露骨すぎるギャグばかりだったが、それをゴキブリやケツや鳥など、汚いながらもなんか愛着のあるもので表現した皮肉?さが受けたのだと思う。
ホームレスの話や麻薬の話みたいな真面目な話も結構感動させられた。

6〜13巻
作者の妻と主任さんのコンビはとても面白いが、それ以外の実在OLの理不尽な愚痴やOL党シリーズは不愉快。
まあターゲットの層と俺がかけ離れすぎているというのもあるが。
またこの頃に他人のネタで甘い蜜を吸いすぎたのが、その後の迷走に響いてる気がする。
この作者の悪い癖である、キャラを使って超個人的な論理を押し通すところ(江川に近い)や、おだてられるとすぐに調子に乗るところがこのあたりから目立ち始めた。

14〜19巻
オリジナルネタに戻り、初期の卑屈さや変な突っ張りはだいぶ薄れてしまったものの発想は悪くない。
何人かの固定キャラの登場だが、最初は面白いんだけどだんだん壊れていくキャラが多い。
その最たるパターンが言語指導者と元木君で、
元木君の人気が出た理由は「ムカつく上司を正論で咎める部下」の構図にスカっとするという読者が多かったからと書いてあったが、
後半の元木君は明らかに「天才の元木君が周りの凡人を徹底的に見下す」ものになっており、
上司をただのダメ人間として主役にしたり、元木君のプライベートを描いたり、ゼネラリスト部長やホステスなどの二番煎じキャラを登場させたりで完全に狂った。
全体的なネタ切れはそれほど感じなかったが、本作の末期の人気の低下は上記のような迷走にあると言って間違いない。
でもそれ以外の榎田君や武沢君や古市さんなどは名キャラクターだと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-11-08 22:44:44] [修正:2008-11-08 22:44:44] [このレビューのURL]

話のオチが読めてしまう。誰がイキガミを受け取ってしまうのかも分かる。
派手な題材を使ってるんだから、もっと意外性のあるストーリーにしてもいいと思う。それに後味があまり良くないし。
設定も、例の星新一の小説は読んでないが、バトロワとかスイッチを押すときを既に読んでいたので目新しさは何も無かった(ただ三作品ともこれらの制度が存在する意義が良く分からない)
あと死者の罪を遺族が引き継ぐ法律とか、カプセルの爆発の年齢制限とか、この辺の設定は上手く生かしていかないと返って物語がつまらなくなる気がする。
大きな世界の整合性を今のところは保てているようで、話もまあ悪くないのもあるので4点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-01 15:29:10] [修正:2008-10-01 15:29:10] [このレビューのURL]

まず主要キャラの動機が不潤すぎる。暇つぶしと言えばそれまでかもしれないが。
さらに主人公に至っては能力の内容がよくわからない。今後解明されていくのだろうか?
絵とか構図とかキャラのひねくりっぷりは商業漫画の中ではオリジナリティがあって良いと思う(ただ素人が易々と描きそうな感じでもある)。
欠点が目立つ漫画だが、骨組みとなるストーリー自体は分かりやすい。倫理観がステレオタイプでないところも良く、今後の展開によっていろいろ面白くしていけそう。
題材は少年マガジンあたりでよく使われそうな感じのものだが、作者が違うと内容もガラッと変わってて趣深い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-06 22:23:04] [修正:2008-09-06 22:23:04] [このレビューのURL]

ネタは無難な感じで誰が読んでも楽しめると思う。
おまけページの出席簿等も力入れてて良い。
また、タイトルの付け方も上手い。適当に付けられたり、そもそも存在しなかったりもする4コマのタイトルをこんなに楽しめる漫画は他に知らない。
あと河田のキャラも素晴らしい。このレベルまですっとぼけたキャラを作るのはそうそう簡単なことではないと思う。見た目も性格と絶妙にマッチしてる。ただ他の教師陣は微妙だけど。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-18 20:37:28] [修正:2008-08-18 20:37:28] [このレビューのURL]

1、2巻は非常に面白い。3巻は途中だれたがオチは好き。
それ以降はいい話を聞いたことがないし、江川もここで終わるつもりだったみたいだから読んでない。
勢いで読ませつつも話を練ってあるとこは評価。毎回非常に読後感が良い。
一話完結ものはすぐにネタが切れたのだろうかシリーズものに変更されたが、そっから作者のメッセージの刷り込みの余地ができるようになって少々雲行きが怪しくなった感じ。
主人公は一見よくあるキャラだけど、運や天然ボケで切り抜けるわけではなく、しっかりと下積み(と才能)の末の行動で上手く事を成すため特に不快感はなかった。
キャラの考えに現実味が無いし(そこは漫画だからと割り切れば逆に面白くもなるような気がするが)、作者コメントを初めとする江川の論理も納得のいかないものがいくつかあるのでその辺はさらさら流してしまえばいいかなって。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-19 22:41:12] [修正:2008-07-19 22:41:12] [このレビューのURL]