「a6a6」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年09月19日

おしゃれ系バンドのバイオグラフィーを読んでる気分になる。主人公の周りで実際に起こっている話ではなく、誰かから「そういえば昔こんなことがあったなあ」と笑いながら(半ば自慢げに)語られる感じ。つまり、物語に作者の影がちらつく。そのせいか全体的に嘘臭い。
また、「思い通りにいかないことは多いけど、小さな幸せを見つけてなんとか生きていくことはできる」というのが通してのメッセージなんだろうけど、それが序盤からにじみ出過ぎている。
上記の二つの理由から、主人公が仕事を辞めてまともに生活できなくなっても、彼氏が事故で死んでも、「あ、こうなっちゃったんだ」以上の感想が出てこない。
でもこれはそういう漫画なのかもしれない。読んでいる物語そのもの以上に、筆者自身の雰囲気や思想を見てほしい、みたいな。
音楽と漫画には、たとえば音楽を語る時は曲そのものではなくミュージシャン単位で語る一方、漫画を語る時は作者ではなく漫画のタイトルで語る、というような文化の違いがある。筆者のようなタイプのミュージシャンは沢山いるが、漫画家ではあまりいなかった。だから浅野いにおは人気が出たけど、今後こういう漫画家が続々現れそうなのが今から怖い。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-04-17 16:47:32] [修正:2010-04-17 16:52:26] [このレビューのURL]

この作者がある漫画でのインタビューで、ファッション雑誌などを買って流行を日々研究しているとコメントしていたことから、この漫画や作画にかける思いはそれなりに強かったと思うんだが、
俺にはこの漫画は中高生の表面の部分だけを切り取って貼り付けているように見え、逆にいえば雑誌しか読んでないんじゃないか? という疑いを抱いた。
女の子には悪口を言わせ、男の子には下ネタを言わせれば現代的、みたいなのはどうなんだろう。
絵はかなり上手いと思うんだけど。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-12-22 23:01:15] [修正:2010-02-26 14:10:50] [このレビューのURL]

9点 ONE OUTS

[ネタバレあり]

後半の展開について。
リカオンズが首位に立ったあたりから、リカオンズナインは、明らかに読者サイドのキャラクターではなくなります。
代わりに登場するのが、マリナーズや高見という正統派ライバルです。
彼らはそれまでリカオンズに立ちはだかった敵と同様、噛ませ犬らしさが無く(この漫画の一番凄い所はそこだと思います)、過去最大の敵として申し分ありません。
しかしだからと言ってマリナーズが勝ってしまうと、渡久地の絶対性が崩れますし、ナベツネの私腹が肥えてしまうわけですから、マリナーズがリカオンズに勝つことが100%無いことは明らかなのです。
16巻以降のワンナウツは、負ける運命にあるマリナーズを応援し、悪役たちにその上を行かれる散り様を楽しむ漫画なのです。
作者の贔屓チームの名前を込めた球団の存在意義はとても大きいのです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-07 12:59:06] [修正:2013-12-07 13:01:34] [このレビューのURL]

言われてみれば面白いような気もするが、読んでみるとやっぱり大して面白くない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-02-04 17:58:01] [修正:2011-02-04 17:58:01] [このレビューのURL]

まあ俺がアニメを見ないっていうせいでもあるんだけど、パロディを笑いに持ってくセンスが全く無い。
出てくるタイミングも不自然だし、普通のギャグも笑えない。
絵も最低クラスでラブコメとしても単なるハーレム物で陳腐。
ここで意外と高評価を受けてる理由が全く分かりませんでした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-25 17:32:05] [修正:2007-12-25 17:32:05] [このレビューのURL]

1点 RING

このたびしまぶーが力を入れてきたはずのRINGというスポーツ自体が、サッカーとかハンドとかあの類の球技の丸パクリで面白みが無い。
で、その面白くないスポーツを面白く描けているわけでもないのでやっぱり面白くない。
最終回がかなり酷いし、ダメな漫画。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-18 21:38:54] [修正:2007-12-18 21:38:54] [このレビューのURL]

4点 SKET DANCE

作者の漫画を描く能力は比較的高い部類に入ると思うのだが、学園漫画を描いたのはどう見ても失敗。
舞台は高校なんだけどキャラクターが全員小学生だと思いながら読んでも違和感が無いくらい幼稚だったり、大した設定も用意してないのに結末がいい加減だったり、散々使い古された流れを一話丸々使って展開したり、作者自身の経験が足りてないのを感じた。
変なキャラクターを作るセンスがあるのと、ギャグはそこそこ面白いので暇潰しにはなる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-11-02 18:22:31] [修正:2007-11-02 18:22:31] [このレビューのURL]

最近の少年誌のギャグ漫画の主流になってる頭のおかしいキャラの馬鹿なボケと安易なパロディに頼らない部分は評価できる。
また、時折出てくるリアリティな人間描写がリアルなのが良い。
だけどオリジナリティー皆無、ツッコミが平凡、台詞の使い方や構図が素人同然など問題も山積みで、
この漫画の肝の「勇者学」と「ゲーム」が上手く生かせてないのも良くない。
絵は下手だけど個人的には親しみやすくて好きな部類。

あと評価には関係無いけど雑誌に載った時の編集のアオリが面白いのに、それを丸ごとカットするのは勿体無い。
クロ高や兄ふんみたいに単行本に乗っければいいのにと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-09-08 01:19:25] [修正:2007-09-08 01:19:25] [このレビューのURL]

ギャグのノリはうすた京介の影響が強かったし(けどまあ作者独自のくどさもあったが)、
後半のバレーボールも、絵が致命的なせいで盛り上がりに欠けてて結局打ち切り。
ただ主人公がただのバカなボケキャラではなく、その馬鹿さを不快にならない程度に上手に表現できてたりしていたのを始めとして、
キャラクター作りだけはかなり良かった。色々惜しい作品。
次に期待して、短編集出すまでがんばってほしいと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-29 23:09:27] [修正:2007-08-29 23:09:27] [このレビューのURL]

内容は読切作品なんだけど、
藤子F不二雄の漫画とかハッピーピープルとは違い、
ブラックな内容は殆どないから万人受けする感じの内容。
ただ設定が理屈っぽくて、ネタの柔軟性に欠ける。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-27 18:18:18] [修正:2006-11-27 18:18:18] [このレビューのURL]

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