「a6a6」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年09月19日

10点 ピンポン

特徴のあるキャラ同士のどっちが勝つか分からない試合を見てるだけでも十分面白い。
ストーリーの出来は勿論、会話の運び方や絵も滅茶苦茶上手い。
服のふにゃふにゃがリアルでなんか見とれた。
銀魂や古谷実が書くような文語的に魅せる台詞も悪くないのだが、この漫画のキャラ達の、しっかり会話を成り立たせつつインパクトのある台詞を吐いてく所も良い。
良くない所といえば最終回はなんだかなあ。ペコの髪型が気持ち悪いし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-25 15:43:37] [修正:2008-03-25 15:43:37] [このレビューのURL]

基本的に読み切りで18巻も続いたのに
最後までつまらなくなったとは感じさせなかったし、話一つ一つの作りが丁寧。
探偵の話と考古学の話で大分内容が変わってると思うけど、どっちも面白い。
一話毎にキャラが沢山出てくるのに、描き分けが出来てなかったせいか
キャラを覚えるのが大変だったってのだけが欠点。
個人的に一番好きな話は12巻の最後の靴の話。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-11 18:22:56] [修正:2006-11-11 18:22:56] [このレビューのURL]

展開は凄く遅いけど、
人間の精神描写が重要なこの漫画においてはそれがちょうどいいのだと思う。
予想だにしない展開が次々と巻き起こり次の展開も気になるし、
何度読んでも面白いと感じる作品。
「金は命より重い」など、現実をぶつける事もあるけど
読んでるこっちをイライラさせないというのはこの作者のいい所。
あとは絵が受け付けるものかどうかにかかってると思う。
内容は凄く面白い。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-07 15:20:32] [修正:2006-11-07 15:20:32] [このレビューのURL]

とても健康的な筋肉質の青年が豪快な野球をするというのが見ていて気持ちが良い。
強くなっていくチームの二年間を、感動ドラマ仕立てにしたりチームメイトを奥深く掘り下げる代わりに、チーム全体やリーグ全体という大きなスケールの時間の流れをきっちりまとめてる所が他の野球漫画との大きな違いかな。
実在選手とオリジナル選手の絡みも楽しいから、連載当時の野球に関する知識がある程度あると更に楽しめると思う。
夢中になって読める作品ではないのと、未回収の伏線が多すぎるのがウィークポイント。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-07 13:12:50] [修正:2006-11-07 13:12:50] [このレビューのURL]

この漫画はなんと言っても人間の描写が上手い。
心理描写だけじゃなくて、状況や行動の生々しさがまさにそれ。
過激な描写を余すことなく描いていて、ストーリー自体は平凡だけど読み始めると凄くはまる。
それでいてバッドエンドばかりでは無いので、読後感はそれほど悪くない。
昭和に連載していたにも関わらず、朝鮮の拉致問題を扱ったという目の付け方の上手さにおいて、この作者の右に出る人はそうそういないと思う。
ただしっくり来ない話が多いので、キレのあるオチや理屈っぽい話を求めてる人には向かない。
絵が気持ち悪いし、かなり人を選ぶであろう作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-01 20:10:22] [修正:2006-11-01 20:10:22] [このレビューのURL]

9点 ONE OUTS

[ネタバレあり]

後半の展開について。
リカオンズが首位に立ったあたりから、リカオンズナインは、明らかに読者サイドのキャラクターではなくなります。
代わりに登場するのが、マリナーズや高見という正統派ライバルです。
彼らはそれまでリカオンズに立ちはだかった敵と同様、噛ませ犬らしさが無く(この漫画の一番凄い所はそこだと思います)、過去最大の敵として申し分ありません。
しかしだからと言ってマリナーズが勝ってしまうと、渡久地の絶対性が崩れますし、ナベツネの私腹が肥えてしまうわけですから、マリナーズがリカオンズに勝つことが100%無いことは明らかなのです。
16巻以降のワンナウツは、負ける運命にあるマリナーズを応援し、悪役たちにその上を行かれる散り様を楽しむ漫画なのです。
作者の贔屓チームの名前を込めた球団の存在意義はとても大きいのです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-07 12:59:06] [修正:2013-12-07 13:01:34] [このレビューのURL]

センチメントの単行本コメントを見た時に、この作者はオタクの気質が強い人なんだろうとは思っていたが、まさかこんな漫画を描き始めるとは思わなかった。
そしてこの漫画の単行本で「描いていて楽しい」と言っていた。今まで抑圧していたものを一気に放てば無理もないだろう。
内容を見ても、笑えるものではない(というかギャグ漫画であったことを作者の発言で初めて知った)が、一つの読切作品として、オタク的な題材を奇抜に描き連ね、オチも綺麗についている。
絵も以前のようなワンパターン気味のものから大分変化を付けてきたと思う。
安易なパロディが目立つが、あくまで付加要素であり、露骨なまでには流行を追ったりせず、極端にマニアックなものも出してこないのは他ジャンル出身のベテランの持つ余裕だろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-05 16:22:21] [修正:2009-01-05 16:22:21] [このレビューのURL]

1、2巻は非常に面白い。3巻は途中だれたがオチは好き。
それ以降はいい話を聞いたことがないし、江川もここで終わるつもりだったみたいだから読んでない。
勢いで読ませつつも話を練ってあるとこは評価。毎回非常に読後感が良い。
一話完結ものはすぐにネタが切れたのだろうかシリーズものに変更されたが、そっから作者のメッセージの刷り込みの余地ができるようになって少々雲行きが怪しくなった感じ。
主人公は一見よくあるキャラだけど、運や天然ボケで切り抜けるわけではなく、しっかりと下積み(と才能)の末の行動で上手く事を成すため特に不快感はなかった。
キャラの考えに現実味が無いし(そこは漫画だからと割り切れば逆に面白くもなるような気がするが)、作者コメントを初めとする江川の論理も納得のいかないものがいくつかあるのでその辺はさらさら流してしまえばいいかなって。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-19 22:41:12] [修正:2008-07-19 22:41:12] [このレビューのURL]

1巻では彼の持ち味である青年の青臭さをフルに持ち出した短い物語を三つ収録してて、
どの話もまとまりがきちんとしていて重量感がある。
2巻では世界観や舞台を凝った話が四つ収録されており、実験的な作りになっている。
それでいて面白さや角張りは全く失われておらず、3・4年の時を経て絵が上達し更に読みやすくなった。
個人的には1巻より2巻の方が面白い。
演出と台詞回しの上手さは全漫画の中でもかなり上位に入ると思うので是非読んでみて欲しい。
「Hang」は絵を見てるだけでも楽しめる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-24 19:29:56] [修正:2007-05-24 19:29:56] [このレビューのURL]

ストーリー進行に驚かされるようなひねりがいくつもあったわけではないし、台詞や登場人物も特別格好良いわけでもないのに、
分かりやすくも奥が深い世界観とその場のノリの面白さだけでその辺をカバーしきってるのは凄い。
合間に入るギャグは流れが暗いこの漫画と上手く中和しているが、無駄なエロ描写は正直気持ちが悪い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-18 19:48:47] [修正:2007-02-18 19:48:47] [このレビューのURL]

<<前の10件
123456789