「Dr.Strangelove」さんのページ

総レビュー数: 365レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年01月07日

5点 BLEACH

セリフだけで見れば↓のように熱くて好みのものが多いんだが、
漫画の中で読むと空虚なものに思えて仕方が無い。

大ゴマ使って迫力出せばいいでしょ、なんて考え方は甘い。

ナイスレビュー: 6

[投稿:2008-06-17 12:43:07] [修正:2008-06-17 12:43:07] [このレビューのURL]

この作者さんは漫画界でも珍しい、好きでクソ漫画描いてる人。
映画監督で言えばタランティーノと同じ匂いを感じる。

内容は素晴らしい!!賞賛したくなるクソさ加減、絶妙だ。
画太郎先生にとっては0点こそが最高の褒め言葉だと思うので
0点をつけるが、この漫画は最高だ。クソ漫画の傑作である。

ナイスレビュー: 5

[投稿:2007-10-26 19:12:06] [修正:2007-10-26 19:12:06] [このレビューのURL]

客観的に評価するのが難しいぐらい好きな作品だ。
非常に長いレビューで恐縮だがこの作品にはそうせざるを得ない魅力がある。
私が唯一認めるラブコメであり今までに読んだ漫画ベスト10に間違いなく入る作品。

ストーリーは大まかに分けて下記のようになっている。
1〜2巻:準備稿篇
不思議な少年・松笛と、彼を好きになってしまった普通の少女・戸川が、
「どうして私は松笛君を好きになったんだろう」という問いの答えを模索する。
インド・神道・土着宗教的なモチーフに加えて、
「涙を飲む」などといった独特のシチュエーションが注目を集めた。

恐らく全篇中で最もまともなエピソードだろう。絵柄の方も一昔前の
少女漫画のような絵でこなれているとは言い難い。
しかし、この絵柄が話の幻想的な雰囲気に合っており
一種のリリシズムともいうべきものが生まれている。

3巻〜8巻:冥界篇
松笛の「仲間」だという謎の男女二人組の手によって、 戸川と松笛は、
ユング的に言えば深層意識と同義であるという「冥界」へと落ちてゆく。
同時並行的に、可能世界に存在する大学生の戸川・松笛も登場し、
重厚な物語が展開された。鳥と蛇など象徴的なモチーフも多用されている。

一度目の絵柄の変化。それとともにギャグが一切なくなりとても哲学的な内容になっている。

8〜10巻:学園篇(前期)
松笛と戸川が学校で会う個性的な人々の悩みを解決していく。

二度目の絵柄の変化。重厚だった冥界篇の反動からか
別の作品かと思うぐらいギャグ色が強い。
とにかくお気楽・ギャグ・キワモノネタに走っているw
この手のマンガでは多分最高峰の出来だろう。
偏執的な書き込みはこの頃から顕著になる。

11巻:学園篇(後期)
男と女。子供と大人。ここに登場する少年たち・少女たちは
皆、その境界に悩み苦しんでいる。松笛と戸川の手によって
不思議な体験に誘われ、彼らはそれぞれの答えを見つけ出す。
ちょっとオカルティックで、ちょっと切ないエピソード群。

またしても絵柄は変遷し、書き込みの量ももはやマンガ業界一に。
前期と比べ話の内容が深みを増し、より考えさせられる。
収録されている「天使が朝来る」「夢の扉」「光るゴミ」はどれも独創的な名作で、
個人的にはこの巻が一番お薦め。
特に「天使が朝来る」はその完成度、独創性から見てマンガ史上に残る珠玉の名編。

12巻〜13巻+単行本未収録作:内宇宙篇
二人が過ごす日常。だけど時折、普段は見えないモノが顔を覗かせる。
松笛が戸川に垣間見せる、そんな非日常の片鱗。
世界や心理の根元的なモノを、鮮やかに描き出している。

話の深さと鬼のような書き込みの量、変態性といいディスコミの頂点かも。
奥が深い話ばかりで実に面白いがこのエピソードの特徴はとにかくエロいこと。
直接的なエロさはないがこれはもう、本当に凄いエロさ。特に12巻は半端ない。
そこらへんの美少女漫画が裸足で逃げ出しそうだ。
同作者の「夢使い」と共に隠喩だけでエロ漫画は描けるという見本にすべき。

「どうして人は他人を好きになるのか」がこの漫画の大命題であり
作者は非常に真摯にそれを描こうとしている。
その途轍もない書き込み量といい、独創性といいこれほど個性的な漫画は見たことがない。

確かに変な漫画ではある。しかし、「変だから」という理由で切り捨てるには
余りにも勿体無い名作なのでぜひとも読んでほしい。
たとえ好きではなくとも「凄い」漫画だと感じられることは保証する。
ある意味漫画の極北に到達したと言っても過言ではない。

ある程度漫画を読んできた人にこそお薦めする。はっきり言って評価不能だが
点数をつけるならば10点以外に有り得ない。
客観的に見ればとても10点はつけられないが、作者が13巻のあとがきに書いたような
「押入れのマッドサイエンティスト」である私にとってこの作品は
ただの漫画を越えた、精神安定剤、心の支えである。それ故に満点とする。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2007-07-13 23:51:44] [修正:2007-12-17 16:08:45] [このレビューのURL]

AVのタイトルか?

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-08-22 21:11:21] [修正:2007-08-22 21:11:21] [このレビューのURL]

0点の漫画ですらない。
−100点をつけたい。

いや、もうホントにね、俺も色々漫画読んできてさ、
クソ漫画にもいっぱい出会ってるわけよ。
んでそのクソ漫画たちの中にもレベル高い低いがあるわけよ。
「これはまだマシ」てやつから
「もうこれ以上のクソ漫画なんて読むことないだろうな」
と思うぐらいひどいレベルもあるの。
でもこれは違う。異質。宇宙人が書いたみたいな漫画。
ありえない。なんなのこれ?
「金返せ!」と詐欺罪で訴えたら勝訴できそうよ。
読んでて凄い腹が立つ。

と、ここまで書いてきて
こんなどうしようもない漫画のレビューに長文作ってる
自分に怒りが湧いてきたのでもうやめます。

それじゃ。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-07-07 13:39:43] [修正:2007-07-07 13:39:43] [このレビューのURL]

9点 ブッダ

傑作の多すぎる手塚治虫の中でも
群を抜く傑作です。
宗教の話だからと言って敬遠する人は
間違いなく人生の半分は損していると断言できます。
全盛期の手塚治虫が
恐るべき力を持っていたことが分かる名作。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-01-07 14:39:50] [修正:2007-01-07 14:39:50] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

他の人も書いていますが
これはただのグロ漫画ではありません。
環境問題や存在について深く考えさせられる内容です。
勿論、ホラー漫画としても一級の出来で、
最後まで緊張感があり一気に読めました。
終わり方も秀逸で素晴らしかったです。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-01-07 13:23:18] [修正:2007-01-07 13:23:18] [このレビューのURL]

話は弱いかもしれないが、キャラが良いのでそんなことは微塵も感じさせない。
二鳥君、千葉さん、高槻さん、佐々さん、有賀君などのキャラの「和」が生み出す魔法的幸福感は漫画史において特筆に値する。
いわゆる「厭な奴」ポジションの二宮君や土肥君でさえ好ましい。

また、ミニマリズムの傑作でもある。形を変えて繰り返される「学校行事」「学校へ行く・行かない」「少年少女たちのすれちがい」。しかしそれは決して深刻なものとしては描かれず、むしろ寂寥感と笑いをかき立てる。

登場人物の年齢が上がるにつれて描くのが難しくなっていく題材なため、どの時期にどう〆るか興味深い。
志村貴子は(基本的には)聡明な演出家なのできっと良い最終回にしてくれるでしょう。


<追記>10巻まで読み、点数を一点上げました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-05-16 18:37:02] [修正:2010-03-31 06:35:38] [このレビューのURL]

寡作で知られるあの鶴田謙二が単行本を出したというだけでも一つの事件だが
それを抜きに評価しても本作は面白い。

繊細な絵柄が醸し出す雰囲気とどこか郷愁を感じさせるストーリーが見事にマッチした傑作。鶴田の描くSFはやはり良い。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-05-10 20:38:13] [修正:2009-05-10 20:38:13] [このレビューのURL]

「漫画」が現実の再現の場に甘んじたことなどかつて一度たりともないのだから、
確かに時代考証の面などにいくつかの「間違い」、もしくは「想像」を含んでもいる
この漫画に対しては、比類なき演出家岩明均が包囲された町という特異な空間を舞台に
いつもどおり肩の力を抜いて仕上げた佳作にすぎないと云ってみせるのが適当だろう。

のちの「ヒストリエ」へと至る通過点として読むとまた格別の味わいがある。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-04-29 20:26:39] [修正:2009-04-29 20:26:39] [このレビューのURL]

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