「cre」さんのページ

総レビュー数: 89レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年07月02日

7点 銀魂

好、不評がまっぷたつに分かれる漫画。

仲間うちでも面白いと言っている人にはかなり評判がいいが、つまらないと言っている人にはかなり評判が悪い。その評判は直接ギャグの評判からきているようで、ツボる人にはよくツボる、ツボらない人には全くツボらない。

物語は数話からなるシリアスパート(主に人情系)と、ほぼ一話ごとのギャグパートからなる。シリアスな物語の中にもギャグは織り交ぜているが、著者によるとこれらは完全に分けて考えているようで、それぞれ別の楽しみ方をすると読む幅が広がるかもしれない。

どうでもいいけど、さっちゃんもっと出して。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-12 15:30:48] [修正:2007-07-12 15:30:48] [このレビューのURL]

何なんだろう、このつまらなさ。

何か少数の事柄のために、漫画全体がつまらなくなってしまうようなものとはまた違う。何もかもがつまらない。中学生の落書きレベルの絵、臨場感も何もない戦闘シーン、シリアスなんだろうけどシリアスになりきれない登場人物たち、何を狙っているのか分からないギャグ。

何より、ほぼすべてのキャラが気持ち悪い。

これが生理的に受け付けないと言うやつなのか。
全9巻が全90巻くらいに感じた。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-07 08:13:41] [修正:2007-07-07 08:13:41] [このレビューのURL]

ギャグ漫画というよりは皮肉漫画。

幅広い知識(特にアニメ、漫画、ゲーム、時事問題)を持っていると本当に面白く、思わずニヤリとしてしまうような内容で溢れている。毎回毎回よく思いつくなと関心してしまう。それと同時に、ここまで言っていいのか、と思うような内容も多くて違う意味でハラハラさせられる。実際編集部による直しがよく入ると作中で語っていた。

だが、元ネタや例えが分からないと全く面白くない。題材が違うだけで、起承転結すべてに対して少ないパターンを使いまわしているので、基本的に物語やギャグに新鮮味は全くないと言っていい。もっとも、一つの題材に対して毎回10以上の例を上げているので、元ネタや例えが全く分からないということもないだろうが。

ところで、上に書いたのには物語序盤は含まれていない。物語序盤はくだらない下ネタの繰り返しで面白くも何ともない、と言うよりむしろ不快になる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-07 00:08:39] [修正:2007-07-07 00:08:39] [このレビューのURL]

5点 DEATH NOTE

頭をつかってどうこうする漫画で後付けをされると激しく萎えてしまう。

週刊連載なのである程度は仕方ないと思うが、一時期を過ぎたあたりから酷すぎる。話が詰まると後付け設定で逃げる。そんなことを繰り返されてしまうとさすがに読む気もなくなってしまう。それでも、(小畑先生の絵のお陰もあるが)1部はまあまあの出来だったと思う。

だが、2部はもう少しどうにかできなかったのだろうか。ストーリーがすごく軽く感じる。よく考えてあるのだろうという重みが全くなくなった。1部終了後にもう何週間か何ヶ月か、納得するまで期間を空けて、ストーリーを練ってから2部につなげた方がよかったのではないかと思う。

そんなことが簡単に許される雑誌ではないと思うが。
すごく惜しいという印象の残る漫画だった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-06 01:24:37] [修正:2007-07-06 01:24:37] [このレビューのURL]

まず一言。調べてください。

漫画、小説、新聞記事。書き物ってのはいろいろあるけれど、そのどれもに共通の、作者にとって必須の事柄。取材。取材もしない新聞記事は当然叩かれる、取材もしない小説は当然読まれない、取材もしない漫画は・・・どうなんでしょう?

何故この作者はこうも自信たっぷりにとんでも知識をひけらかすのだろうか。俺は格闘技経験者ではないので、その解説に違和感を感じるくらいだが(そもそも初心者に違和感を感じさせる時点で終わっているのだが)、剣道、空手、ボクシング、これらの経験者たちが皆、鼻で笑っていた。ありえない。必ずこの言葉が返ってくる。

こんな漫画をどうして褒めることができようか。

題材は面白いかもしれない。居場所をもとめて夜の街をさまよい、自分を維持するために鍛える主人公。そこに様々な人間関係が絡み、自分たちや街それ自体が変わっていく。勝ったり負けたり、成功失敗を繰り返しながら強くなっていく主人公。勝つだけの主人公よりは全然共感できるところが多い。

だが、こんないい土台を持っているのに、作者の描き手としての姿勢がこれらを地に落としていると言わざるを得ない。これでしっかりとした取材から、しっかりとした知識でもって、しっかりとした解説なりを行っていれば、評価もまた全然違ったのだろうと思うと残念でならない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-05 20:50:07] [修正:2007-07-05 20:50:07] [このレビューのURL]

ああ、何で皆分かってくれないんだろう、この面白さ。

こんなほのぼのでかつ笑いのとれるギャグ漫画を、少年誌でお眼にかかったことがない。少女漫画だから、女性作家だから出せるオーラなのだろうか。俺の少女漫画嫌いを一蹴してくれたこの作品。ああ、何で皆分かってくれないんだろう。

オンラインのフラッシュアニメを友達に見せたときのあの微妙な反応。何か言ってくれよ、とりあえず。分かってくれよ、あのイヨのハチャメチャぶり、ケンタの可哀そうぶり、イッサの何だかよく分からないぶり。1巻は確かに微妙だよ、好きな俺から見ても。だが、2巻あたりから波に乗ってるじゃあないか。ああ、何で皆分かってくれないんだろう。

そんな冷たい眼でお兄ちゃんを見るな、妹よ。自分で買うの恥ずかしくて買いに行かせたからって。お釣りは上げたじゃないか。それでシゲキックスでも買いなさい。

ああ、何で皆分かってくれないんだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-04 13:34:36] [修正:2007-07-04 13:34:36] [このレビューのURL]

涙で霞んでページが進まねぇぜ・・・って感じ。

作中これだけ泣いた漫画は珍しい。
それほど泣かせポイントが多い。

単純なスポーツ漫画としてみた場合、題材は体操とあまり漫画では扱われないものではあるけれど、基本的なことは変わらず。よわよわな主人公が、優秀なコーチ、気のいい仲間やライバルに恵まれ、その隠れた才能を開花させていくというお話。

そう、そんな普通のよくあるスポーツ漫画なのに、何なんだろうか。この漫画を読むときだけ特別に涙腺が緩くなっているのだろうか。とにかく泣ける。泣かせ度92ナキくらい。

しかも絵や構成が上手い。その時点で何が起こっているのか、何がどう採点基準に影響しているのか、選手たちはそこで何を想っているのか。すごく上手く見せてくれる。それに監修(原作になってるけど)に元体操選手が就いているところを見ても、体操論(?)に間違いはないのだろう、すごく納得させられる。

もちろん変な必殺技は皆無。オリジナル技は出てくるけれども、基本的には既存の技で演技を見せてくれる。一見地味にさせてしまいそうな、そんなリアル路線だが、そんなことも全くなし。いろいろな必殺技や無茶な成績の選手が出てくるスポーツ漫画と比べても、派手さで見劣りしない。いや、むしろリアルだからこそ、本物の臨場感が伝わってくる。

スポーツ漫画が好きならこれだけは読んでおけ、と言う一冊。
応援する時はとりあえず「何という空中感覚だ!?」と言っておこう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-04 09:09:49] [修正:2007-07-04 09:09:49] [このレビューのURL]

5点 HAPPY!

半端ねぇ、この漫画、マジ半端ねぇ。

なんなの?漫画読んでてこんなにむかついたの初めてだ。
いや、テニ○リとかミ○フルとかあまりのつまらなさにむかつくことはあるんだけど。
マジで半端ねぇよ、MAJIで半端ねぇYO!!

悪役はいいよ、悪役だもん。何したってね、悪役だもん。
何なのあの周りの人間たちは?何なの?何なんだYO!!
まるで世のマスゴ・・・ウェッフ、ゴフッ、ゴフッ・・・マスコミの皆様の集団リンチを見ているようだ。
ちょっとした失敗を演じた企業、機関、物、人に対する執拗なまでの報道。
捏造もクソとも思わず、とにかく波が去るまで叩きまくる。
そんなクソくらえな現実を漫画で見たくなんかなかった。
ってか、マスコミが馬鹿なのはいいんだけど、観客や周りがアホすぎてもぅ・・・
もぅ・・・

ところで、5点の意味は本当に可もなく不可もない漫画だと思うから。上のはとりあえず無視するとして、絵はしっかり描きこんであるし、ストーリーも平凡ながらまとまっている。ただ、あまりにもベタで平凡すぎる。どこをどう褒めればいいのか分からないし、貶そうにもそんな部分もない。まさに可もなく不可もなくを体現したような漫画。

上のようなことを気にせず読める人にはお勧めできる。
が、気にする人は読まない方がいい。マジストレスたまるから。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-04 00:44:59] [修正:2007-07-04 00:44:59] [このレビューのURL]

確かに面白い。

他の多くの野球漫画と違い、主人公が監督で野球を理詰めで勝利に導こうとする姿勢や、怪物的な投手やバッターがいないリアル路線も新鮮でいい味を出している。

だが、少々無茶なところが見られる。例えば一番最初に出てきた基礎練習なんかだと、バレーのスパイクと野球の投球では体の使い方が全然違う。しかも、野球の投球をちゃんとしたフォームで行わないと肩を壊しやすいように、バレーのスパイクも打点やタイミングをちゃんと分かって意識していないと肩を壊す原因になってしまう。

細かいことを書いているとキリがないのだが、このようにアイディアのレベルが野球に加えて、その他のスポーツをよく知っている人のレベルではなく、ちまたでアイディアマンと呼ばれている地方中堅校のおっさん監督のレベルに留まっている。弱小校をそのアイディアによって1年で甲子園に導こうとするには、もう少し考えを煮詰める必要があったのでは。これらは、物語序盤に型破りを意識しすぎて、無茶をしてしまったのかなという印象がある。

このような、主人公が頭を使ってどうこうする内容の漫画だと、どうしてもそのアイディアの粗さに目がいき、揚げ足取りのようになってしまう。だが、野球の部分は何を見せたいのかがはっきりしていて、一試合まるまる描くということもしていないので、割とサクサク物語りも進んでいく。そのため、単純に漫画として見た場合、普通に楽しめると思う。

少年漫画によくあるワンパターンな野球漫画に飽きたら、是非。
野球を観るのもやるのも好きな人にはこっちの方が絶対面白い・・・という自信はある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-03 11:45:55] [修正:2007-07-03 11:45:55] [このレビューのURL]

7点 3×3EYES

2部完結までは9点、その後しばらくは7点、最後の方は5点。平均7点。

人も妖怪も終始描き込んでいて好感がもてる。八雲の人の良さやパイの子供っぽさも三只眼の冷たさも、どれも強調されてはいても不快になるほどではなく、上手く感情移入させられる。そこからパイが少しずつ大人になっていくところと、三只眼が少しずつ暖かくなっていくところも上手く描けていると思う。

2部の最後には切なすぎる別れもあり、素直に感動できる。が、中盤はまだいいとしても、終盤は少々引っ張りすぎなんじゃないかと。明らかに削ったり短くできるイベントや、出さなくてもよかったキャラが多すぎる。もう少し簡潔にまとめられれば、高評価も得られたのではないかと思う。そこだけは本当に残念なところ。

ただ、全体としては十分楽しめる漫画だと思うので、暇のある学生のうちに読んでおくことをお勧めする。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-03 07:43:50] [修正:2007-07-03 07:43:50] [このレビューのURL]