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面白さは別としてともだちの正体についてよく「あんなチョイ役?が黒幕なんてつまらないし予想もできない」といった意見を目にするがそれは違う。

なぜなら、ともだちがあの惨劇を起こしたのは簡単に言うと誰からも
覚えてもらえない圧倒的な孤独感からだ。
誰からも覚えてもらえない、つまり読者が予想できる奴だと駄目なのだ。
作中何度か出てくるその名前…しかしご存じの通り読者はスルー。
正体が明かされ、分からない人は皆その名前を探すため再読したりネットで検索したりで「ああ、あいつか。忘れてたわ」となる。これが重要なのだ。
物語を矛盾なく締めるにはアイツじゃなきゃ駄目だったのだ。

最後に、
あの少年時代のノスタルジック溢れる雰囲気だけでも充分楽しめる。
たとえあの時代を知らなくても。確かに後半の失速は否めないが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-19 03:36:16] [修正:2010-02-13 03:40:48] [このレビューのURL]

愛をここまで具体的に描いた漫画があったでしょうか。
これは、リリカルさやメルヘンさも無く、むしろシリアスな場面が多い作品ではあります。
しかし、その中に度々現れる兄弟愛、師弟愛、親子愛etc...は、何か光るものを感じました。
軍に目を向けると恋愛がちょいちょい見られますが、それがストーリーを引き立てる役割になっていることは三周目で感じました。
愛とは何か、生きるとは何かを知りたい、感じたいときはこれを読んでみましょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-12 11:13:13] [修正:2010-02-12 11:13:13] [このレビューのURL]

中学生の頃、昼休み石油ストーブの匂いがする図書室の、
数人しか座れない取り合いになるソファーで、
怖いものみたさやドキドキ感で満たされながら読んでいた忘れられない思い出の作品。いや子供のころ、というか今でも手術の描写は怖い・・・
でも怖いものみたさでみてしまうんですよね・・、ブラックジャック先生の魅力と安心感と共に。

関係ないですが、手塚治虫さんの描く綺麗な女の子って良くないですか?個人的に大好きです。儚い小鳥のような美人を描くのが最高に上手いですよね。みんなはどう思ってるんだろ・・

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-12 05:41:51] [修正:2010-02-12 06:01:18] [このレビューのURL]

名作2作を描き上げて藤田氏も力尽きてしまったのでしょうか。長編としても短編集としてもさっぱり面白くありません。サブキャラクターの行動はありきたりだし、大したドラマの掘り下げもされずに事件が解決してしまいます。主人公の正義感には押しつけがましさすら感じられ、むしろ仕事人に徹するイデヤの方が共感できるのも話に没入できない原因ですね。主人公持ち上げと憎まれ役貶しが露骨だからこそ不快感が強いのでしょう。また、お伽噺を題材にしながらも話を改変してしまっていることから、この作品は作者のお伽噺に対する感想や歯痒さが動機で描かれていると思われます。こういう作者本位で読者の視点を見失ってしまっている制作スタンスが話を共感させ辛く完成度の低いものにしてしまっているのでしょう。
追記:89話を読みましたが、さらに点数を下げます。内容は主人公持ち上げなのですが、もはや完全に過去のエピソードの焼き直しになってしまっています。話が盛り上がらない上に無駄なエピソードにページを割くとか、作者に何を期待していいのかわからなくなりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-04-11 01:46:47] [修正:2010-02-12 03:42:47] [このレビューのURL]

人の裏側を見せ付ける漫画

コレはすごいと思う


恋愛というなの依存症、食事というなの精神安定剤で壊れていく主人公

人の優しさの向こう側にある打算と欲望を繊細な絵柄で描写しています

登場人物はみな、安心がほしいのだと思います

だけど、誰も救われないし、そのことに気づけもしない


自分には衝撃的でした

鬱レベル高いですが、オススメです


自分的には完全版よりも通常版のがオチが怖いと思う

伏線回収すればいいってわけじゃないから、完全版の終わり方は

逆にもったいないと思いました


ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-09 01:44:08] [修正:2010-02-12 01:35:21] [このレビューのURL]

もうこれは一気に読み干しました・・・!最高に面白いです。
今読んでも色あせない、やっぱりこの作者はすごいなと感じました。

本気でここにひっこしたいと思いました・・。
ちょっと迷惑だけど、人情味ある隣人たちにも愛着がもてますし、
なにより五代さんに感情移入してしまい、最期のほうは
よかったね・・・!と号泣でした。
私の読んだ中では一番長い片思いでした。

有名な名シーンでも、やっぱり号泣でした。
アニメはさらに、間の持っていき方とかがよくて、
同じシーンでまた泣いてしまいました。

ぜひ一度は読んでみて欲しいなと思う作品でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-11 18:42:09] [修正:2010-02-11 18:42:09] [このレビューのURL]

頭脳派野球漫画。面白い。

一つ一つのプレーに理由があり、それで勝ち上がっていくのはまるで将棋やチェスの対局を見ているよう。
おお振りに劣らない出来だと思うが、こっちは知名度低いなあ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-09-01 19:44:45] [修正:2010-02-11 13:12:42] [このレビューのURL]

正直作者のほかの作品はどうも読む気にならないんですが、コレはこのカルトっぽい感じがストライクでした

恐怖の対象が単純に化物とかじゃなくて人、子供、己の中の負の感情であるのはある意味リアルだな、と思いました

カタルシスへと向かう流れは駆け足気味ながらも、だらだらと謎の解明に時間をかけるよりも展開がよく、こういうのでよくある読者置いてけぼりはあまり感じませんでした

作品に狂気があるというより、作者の演出とかに狂気がにじみ出てます

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-13 02:41:48] [修正:2010-02-11 05:17:43] [このレビューのURL]

「傾奇者」、「漢」と書いて「おとこ」と読む。このマンガから広まったと思います。連載中にパロッてるマンガが出たほどに。世間でもこのマンガ以降、前田慶次や直江兼続にスポットライトが当たるようになったと言っても過言じゃないと思います。
個人的には直江兼続が血の涙を流しながら怒るシーンが一番テンションあがります。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-11 01:13:13] [修正:2010-02-11 01:13:13] [このレビューのURL]

 
政治に興味を持つには最適な漫画。

魑魅魍魎とした部分、政治家として辛い部分などを、素晴らしく上手に
エンターテーメント化していると思う。

確かに偏った部分や極論などが展開されるが、そんなに気にならない。

現状の日本(ちょっと前の時代かな)が抱える問題を、真正面からテーマ
として取り上げており、楽しめる上に勉強にもなるという、一石二鳥の
作品だと評価する。

まず深く考えずに一気に読んで、そのあと内容を理解しながら読み直す。
それが苦もなく楽しくできる面白さがこの漫画にはあると思います。

お奨めです。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-10 19:38:25] [修正:2010-02-10 19:38:25] [このレビューのURL]

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