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9点 もやしもん
まずなにより菌がかわいい・・・!
生きていく上で、菌がかわいいという言葉を使う日がこようとは
思いませんでした。
ミーハーですが農大に行ってみたくなりました。
絵は細かくて毎度感心させられます。
大好きな漫画の一つなのですが、最近は(現在8巻)もう少し主人公を出して!
という気もします。
初期にあった菌が見えなくなるエピソードとか、O157とかを発見するようなエピソードを
もう少し10回に1回は見たいな・・・と思います。
この方の描く女子は特徴的で、多分人気があるのかなとは思うのですけど、
なんだか女子率が多くなったようなきがしてなりません。
もう少し主人公+先輩二人組にスポットライトを・・・!
フランスにボンテージ姉さんを迎えにいくあたりはよかったです!
まああんまり主人公にスポットライトを当てすぎると、この漫画は
ストーリー的に終了しちゃいそうですが・・・。ほどほどに・・・。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-20 16:25:48] [修正:2010-02-20 16:25:48] [このレビューのURL]
6点 とっても!ラッキーマン
ガモウさんの少年漫画を揶揄した作風が独特で面白い
少年漫画では主人公が“気合”や“根性”などで逆転するという
場面が多く、そういう作品を読んだとき
説明のつかないご都合主義に萎えることがある
ラッキーマンの“ラッキー”とは
そのご都合主義をネタへと昇華したものである
なので
ギャグ漫画のノリで展開する最序盤よりは
緊迫したバトルが多くなるさっちゃん編辺りで
よりラッキーのシュールさが増し独特の味わいを持つ
とは言え、戦いの結末全てをラッキーで済まされたのでは
全16巻を読み切ることはできないと思うだろう
そこで読み進める意欲を助けるのがサブキャラたちの魅力である
序盤のクラスメイトは勿論、数多くの敵キャラ、味方キャラ
ほぼ出番が無い、修正マンやスペードマンたちもインパクトは抜群である
これらのサブキャラが量産された中盤が最も面白いと思う
ただし、終盤は中盤の内容を繰り返しているだけのようにも見え
中盤に登場したサブキャラたちの活躍を楽しむだけの
内容になってしまっているのが残念
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-30 10:08:13] [修正:2010-02-20 15:40:58] [このレビューのURL]
8点 めぞん一刻
高橋留美子先生が今でも
漫画家を続けている理由がコレだと思います。
コレを抜く恋愛漫画はそう無いでしょう。
しかし、若い内に読む事をお勧めする。
年取ってからだと、現実味なく思えてしまう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-20 15:27:01] [修正:2010-02-20 15:27:01] [このレビューのURL]
9点 フルーツバスケット
この漫画にはかなり励まされました。
人の心の弱さ、傷などに温かい手を差し伸べるような良いセリフがたくさん出てきます。
「人の優しさを偽善というより、そのひとの優しさを信じてあげなさい」といった趣旨のセリフがあるのですが、この言葉にはぐっときました。
作品は序盤はギャグを交えた感じで、明るいですが、後半にさしかかると物語の核心的な部分に触れていくので、暗い感じになっていきます。しかしとても納得のいく形で、大団円で締めくくられています。
落ち込んだり、自分に自信が持てなかったりするときにこれを読むと救われるような気持になれました。
ただ、主人公の女の子はすごくいい子なので、逆にそれが苦手だという人もいるかもしれません。私は好きですが。
とにかく一度は読んでもらいたい作品ですね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-19 05:14:53] [修正:2010-02-19 05:14:53] [このレビューのURL]
8点 漂流教室
Dir en greyとコラボしてくれたおかげで知ることができた作品。
はっきり言って怖かった。
「ぼろきれになるまで戦ったんだね…」というセリフ。
おぞましすぎる僕らの末路、新人類…
生理的に受け付けないって感じの恐怖を体験しました。
TVのインタビューや対談で良く出ますが、楳図先生はどう描けば人が怖がるか、恐怖を感じるかを徹底的に研究したそうです。いや、マジで怖い。この作者以上に恐怖を感じることはないでしょう。「なるたる」も「サイコ」も彼の作品の前ではグロくない!
パニック・サバイバルのジャンルだけど、ここまで完成度が高いものは映画でもないと思う。
劇的な展開、残酷な運命、それでも結束し、希望の光を見失わない子供たち。小学生とは思えない知力・精神力だけど、少年漫画なので許す!
地下鉄を辿っていく場面は猿の惑星(リメイク版じゃないよ)を思い出しました。先の見えない展開、恐怖心が、まるで自分がそこにいるかのような臨場感を生み出す。漫画でここまでシンクロで来たのはこの作品のみ。
楳図だからグロいのはしょうがない、と思えれば良質な名作以外の何物でもない。Happy Endじゃないけど、ちゃんと最後に希望も残されている。ぜひお勧めしたい作品だ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-17 23:07:47] [修正:2010-02-18 17:43:33] [このレビューのURL]
10点 レヴァリアース
刻の大地と並んで、幼いころの思い出の作品。
漫画好きへのきっかけの一つです。
ほのぼのとした画は明らか大人向けじゃないけど、これが夜麻先生の魅力!
癒されますよー
ジャンルはRPGもの。ドラクエ3世代の先生はもろに影響を受けたらしいです。
主人公一行は最初から強いwまぁバトルがメインじゃないし、この設定あってのテーマ性なんで。
魔物=絶対悪と考えない主人公イリア。強さも性格もナウシカみたいだけど、子供っぽいところが多く、物事を大きく見てるわけではないので、ナウシカの子供版って感じかなぁw
刻の大地と違ってちゃんと完結してます!そしてラストはものすごく感動します!終わり方は刻の大地へ繋がるようになっていますのであしからず。3巻と読みやすいので、夜麻ワールド入門にはぴったりです!
勧善懲悪ものに飽きてしまった方、どこか懐かしさを感じたい方などにお薦めします!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-22 02:53:06] [修正:2010-02-18 17:21:35] [このレビューのURL]
8点 ピンポン
スポーツやってりゃ嫌でもぶち当たる「才能」の壁
この漫画ほどそれを掘り下げて描いたものはないと思う。
自分の中のヒーロー、そしてヒーローとされたものの責任
アクマ、ドラゴンの気持ちがわかることわかること…
映画から入ったけど、漫画読んで余計感動しました。映画も漫画も本当になんでこんないい終わり方できるんだろうってくらいきれいなラスト。
スラムダンクとは違った意味で名作のスポーツ漫画です、画が苦手で読まないなんて人生損してますよ!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-24 03:08:58] [修正:2010-02-18 17:06:34] [このレビューのURL]
9点 弱虫ペダル
一介のロードバイク乗りがレビューします。
末はランスかパンターニか。恐るべきクライマーの資質の持ち主が開花していくお話です。同時にオタクだった少年が自転車に乗ることで自分自身の居場所を見つけていく物語です。
とにかく走っている人間・闘っている人間の描き方が秀逸。荒削りかつポップ、いい意味で力の抜けた絵が自転車競技のスピード感を感じさせてくれます。読むたびに「(ペダルを)回さなくては!」と夜道に漕ぎ出すモチベーションをくれる漫画になっています。同時にチームメイト(特に先輩)の描き方も巧い。ライバルとして、導き手としての先輩の姿は涙を誘う場面も少なくありません。
ライバルたちのキャラクターも秀逸。現在チャンピオンでの連載もフォローしていますが、毎週毎週熱すぎる展開が素晴らしいです。このまま一気に突っ走って、坂道君やライバルたちが世界で走る所まで書いてくれればいいなぁと妄想してしまいます。
僕のようなおっさんにも、小学生ぐらいの子どもにも楽しく読める稀有な漫画のひとつだと思います。ツールドフランスで敢闘賞を獲得した別府選手がシャカリキを読んでいたことは有名な話ですが、この作品もそんな存在になるのではないかと個人的には思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-17 22:22:30] [修正:2010-02-18 09:49:10] [このレビューのURL]
9点 3月のライオン
棋士を題材に羽海野チカが描くって聞いた時には「なんで?」って思った人、いっぱいいる様な気がします。でも実際に読んでみると羽海野さんの描く孤独とその中で必死にもがく主人公、それを支える人々とのつながりというものを表現されているのを感じ、納得させられましたた。ああ、この人は誰にも助けてもらうことのできない、たった一人の戦場を描きたかったんだろうなぁと。
「負けて転がり落ちる」までは立ち止まることは許されないプロ棋士の世界。何故苦しんで闘って相手を蹴落としてまで勝ち残らなければならないのか。邪推にもほどがありますが、作者さんが漫画の世界で闘っている理由も、主人公である零が探し求めるものとおんなじなのではないかと思わされました。
村山聖が好きな自分は二階堂くんがお気に入りです。お願いだから最後まで殺さないでください。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-17 23:17:14] [修正:2010-02-18 09:45:48] [このレビューのURL]
9点 ぼくらの
ロボットものとか、怪獣を子どもたちが倒すとか、そんな紋きり型の分類じゃこの作品の素晴らしさは説明できないと思います。エヴァとの類似性は両方の作品を見た人なら必ず気づかされる点ですが、エヴァの追体験というアナロジーでは読み解くことの出来ない魅力を抱えた作品であることは間違い無いです。
次々とやってくる正体不明の怪獣。子どもたちの双肩に圧し掛かる責任。悲惨かつ救いの無い展開と結末。でもなぜか読み終わった後に前を向いて、自分の生きる現実に立ち向かわなくては、との決意を新たにさせられる作品です。少なくとも僕にとっては。
おそらく家族の愛、絆、何気ない日常の素晴らしさ、そんなものに子どもたちが気づいていく過程を描いていくのが巧いのです。死を意識しなければ生を意識することも無い。そんな中で彼らが自分たちの使命と向き合い、ありふれた日常を生きていく姿は乾いた印象を与える作者の絵と相まって、この漫画の唯一無二の魅力を構成していると思います。
もちろん物語を支える設定は秀逸の一言。無茶とも言える設定を無理なく物語の枠の中に収めていると思います。
子どもたちが死んでいくことに関しては賛否両論でしょうが、少なくとも実際には絶対あってはならないことを扱えるということも、漫画というメディアの持つ一種の武器なんだな、という当たり前のことも再確認しました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-15 19:10:41] [修正:2010-02-15 19:13:36] [このレビューのURL]