「パンダマン」さんのページ

8点

 ボランティアで山岳救助をしている主人公、三歩なしでは語れない漫画
 三歩は、読み始めはさわやかなニコニコ笑顔の山男というイメージなんだけど、知れば知るほど、その懐の深さというのかでかい心は本当に山のよう。すごい深みのある人間なんだけど、全然嫌みがなく、心をゆだねてしまいたくなる大きさと強さと清々しさを持っている
 命を扱う究極の選択が迫られるなか、この三歩という主人公がどういう選択をし、どんな思いでいるのか、ここにこの作品の面白さがあるんだと思う

 三歩は救助された人の生死に関わらず「よく頑張ったね」という。この台詞に込められた意味をちゃんと理解するには自分はまだまだ先になりそうです
 10年後20年後に読んだらもっと面白くなりそう。その時が楽しみです

 このキャラクターを産みだした作者は何者なんだろう。そういう興味がでてくるほど三歩は魅力的でした

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-25 12:35:28] [修正:2008-02-25 12:35:28]