「パンダマン」さんのページ

総レビュー数: 134レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年11月22日

残念な人達が集まったドタバタ学園ラブコメ。
友達が少ない(というよりいない)のが残念じゃなく友達ができない残念な性格こそが見所。そんな残念な人達を生暖かく見守る話です

 必見なのは、メインヒロイン夜空を中心とした顔芸。元ネタのチョイス、キレ、イキオイに作者のセンスが光っている。これは原作の小説版では不可能な強み。思い出しては、読み返して爆笑してました

 話のテンポ、笑いのキレ、上手いのに書き殴ったような絵、所々に光るセンス。こんな新人漫画家いるわけない。というか、ここまでできる漫画家自体そんなにいない。書いてるのは間違いなく「ヒャッコ」のカトウハルアキ。最近「ヒャッコ」の休載が続いていると思ったら・・・。「バイトしてないでヒャッコ早く描けよ!!」って声が今にも聞こえてきそうだけど、こっちはこっちで笑えたので自分は文句なしです。

 まぁそれはさておき原作以上のノリと原作では見られない顔芸などもあり原作者は嬉しい反面、追い込まれてるんじゃないかなぁって勝手に想像してしまうほど予想外に良い出来でした

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[投稿:2011-10-08 13:41:01] [修正:2011-10-08 13:41:01] [このレビューのURL]

読んでると天体観測したくなります。
これだけ星を楽しそうに観る漫画はしばらく現れそうもないから、すごい貴重なんじゃないでしょうか
石猛者なんてなおさら貴重なので、そっちの魅力も伝えて欲しいです

自分も自作望遠鏡で星を見てみたい!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-28 01:06:16] [修正:2010-03-28 01:06:16] [このレビューのURL]

 職場の人に面白い漫画ないと聞いたら薦められたがこれ。おじさんに純情恋愛物薦めるか?と思ったが面白かった。開始4ページで主役の爽子が気に入ってしまったら後はもうどっぷり。おじさん、号泣しそうなシーンもありましたよ
 この作品の魅力は一重に爽子の存在。漫画の中では気味悪がられてますが、中身は昔からだれにでも好かれる定番キャラクターなのでだれでも楽しめる内容になっていること。
 だれでも好かれる定番キャラクターってどんなのかというと簡単にいうと天使キャラクター。例を上げると、小説でいえば「赤毛のアン」、アニメで言えば「アルプスの少女ハイジ」、漫画だと「フルーツバスケット」、「家裁の人」などの主人公。もっと言っちゃえばキリストや仏陀なんかの昔から好かれてきた定番のキャラクターです。まぁここまで言えばわかると思いますが、こういう天使キャラクターはその存在感で周りの人を幸せにしていく性質をもっています。
 ただ爽子も似ているんですが違うのはまとっているのが神様オーラではなく陰気オーラ。天使キャラというより見放された神社のお地蔵様キャラ。でもそこがいままでにないキャラとしてついつい引き込まれました。
 ただそれが弱点でもあって、普通の天使キャラと違って爽子は話の中心にいないと前に出てこないこと。世界観を膨らませる為に他の人の話になると、爽子が前に出てこないので爽子がみたい読者はテンションが下がってしまいます
 まぁ、その弱点も話が進んで爽子が成長していけばなくなるのかな。けどそこまで来たら話終わっちゃうか
 個人的には「君」に思いが届いても爽子の成長がみたいのでしばらく続いて欲しいなぁ

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[投稿:2010-02-21 01:21:26] [修正:2010-02-21 01:21:26] [このレビューのURL]

 面白さを追求する小説や漫画とは目的が違う官能小説。
 その裏側というのはどうなっているのか、どういう想いで書いているのか、ちょっと興味があったので読んでみたら予想以上に面白かったです。
 馬鹿がつくほど純粋な新米編集の主人公と、主人公が尊敬する女性官能小説家とが真のエロを追求していくのに、なぜか二人の関係はやたら純粋なものっていうギャップの面白さ。これにはやられた。どうしても先が気になってついつい読んでいた

 突き詰めていくと、普通の面白さを追求するエンターテイメントも、官能小説とその方式や演出がなんら変わりがないというのが書いてあったシーンは衝撃だったし笑えました。

 まぁ内容からお子様には紹介できないけど、エロの世界がコンピュータやらインターネットを発展させた原動力であるのは確かな事だ。その原動力をまともな視点で捉えている作品というのはあまりないんじゃないでしょうか。そういう意味でも結構貴重だし、作者は大真面目で書いていると思う。まじめでまともで面白い作品だと思いました

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-10 18:37:46] [修正:2009-04-10 18:37:46] [このレビューのURL]

 「あれ?面白い」が最初に思った感想でした
 正直言って、ゲーム→漫画のメディアミックス作品で面白いのにあった事がほとんどない。打率でいうと9割は空振り。いやもっとひどいかも。ほとんどがハズレの経験
これも全然期待してなかった。PS3未だに高いしなぁ〜、でも高評価なゲームだし気になるから、漫画で雰囲気位は見てみるかと読んだのがきっかけ。
 一巻しかまだ出ておらず、さらっと読もうと思ったら、(面白いな・・・)と思ってしまって1巻の最後まで読んでしまって、(期待してなかったから面白かったんだ)と確認のためもう一回読んでも面白かった。

 際だっているのがすごくキャラクター性が出ていること。主人公率いる小隊の人数は10人以上出てくるわけですが、数コマでその人物がどういう思惑の人間かを表現している場合もあり、一巻でこれだけ登場人物だして、しかもそんなに派手でもない個性をよく表現できているのと同時に人種差別などの情報も織り交ぜてきて架空のヨーロッパの情勢も自然に入ってくる一石二鳥?な所も良かった。
 主人公が生物好きで、のほほんとした青年だけど、その独特な観点からの大胆な作戦や、優秀な統率ぶりもよく出てて戦争ものとしても面白いと思う。義勇軍と正規軍の扱いの違いも自然に描写してて、世界観も結構深みが出ている。

 作者の鬼頭えんさんには失礼だけど、本当に、これ書いてる時点でもこんなに当たりな漫画だとは信じられない。作風と相性が良かったのかな?それくらい、のびのび書いてる感じです

 なんだか、ゲーム欲しくなっちゃったよ。メディアミックス恐るべし

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-02 14:12:31] [修正:2009-03-02 14:12:31] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 子供の頃の廃館探検や小さな穴蔵探検の不安とドキドキ。あの暗闇の先にはなにがあるんだろう、あの扉の先は・・・。
そんな子供時代に描く未来も似たような感覚だった。不安とドキドキであふれ、先は全く見えない暗闇。
 しかし探検ゴッコや自分の未来も、先に待っているのは、大抵ガッカリとした現実。不安どころか、ドキドキなんか待っていやしない。それは大人になるほどにリアルになっていくものだ。

 でも、もしも、もしもそれが不安ばっかりでできた未来だとしたら?
 30過ぎてガッカリの現実だったとしても、ドキドキがどんどん減っていく世界だとわかっても、そんな自分でも不安が待ってる世界なら立ち向かわないといけないんじゃないか?
 どんなに先が真っ暗でも。絶望的だとしても
 友の為に。子供の為に。どこかの知らない誰かの為に
 少しでもドキドキが待っている世界に変えようとしなければいけないんじゃないか?

 ドキドキを仲間と共有できる場所、「秘密基地」。自分たちの聖域は絶対に守らなければならない。自分たちのすべてはそこから始まっているのだから

 これは主人公のケンジの心境でもあるけど、作者の漫画に対する心境でもあるのだろう
 珍しく自分臭をださない作者が、叫び続けた作品は個人的には好きだった
 話の展開とか言いたいことは山ほどあるが、作者の叫びが感じることができた良い作品だと思った。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-13 23:46:32] [修正:2009-02-13 23:46:32] [このレビューのURL]

 高校野球漫画だと、弱小校を強くして甲子園を目指す高校野球生活が一般的だけど、これは強豪校での高校野球生活を描いてんですよねぇ。新鮮だ。
 強豪校だからこその、苦労や負けられないプライド、プレッシャー、そういうこの漫画で見たい部分も丁寧に書いてて面白い

 この漫画で一番好きなのが試合よりも練習シーンが多いこと。
練習とか特訓シーン好きなんだよねー。スラムダンクとかでも試合よりも特訓場面をよく読み返します。そういう「勝つための布石」の部分がより多く書かれてるほうが全然キャラクターへの思い入れも変わってくるし、試合も俄然面白くなってくる

 後、絵はそんなにうまいわけじゃないんだけど打ったり投げたりのフォームがビチィッっと決まっててなんだかかっこいいです。野球が好きで野球を知らないとかっこいいポーズってかけないから、作者の思いが感じられる結構大事なところだと思った

 主人公はありがちな剛速球派じゃなく、くせ球を投げるやや特殊な投手っていうのも変わってて興味が出ました。これからどうやって剛速球派のライバルと競っていくのかも気になる部分

 真面目でまともで野球への愛情がこもってるいい作品
 

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-01-27 07:26:18] [修正:2008-01-27 07:26:18] [このレビューのURL]

 おおぅ、待ってましたよ、マイナージャンルを狙う河合克敏
 この人の作品では必ず出てくる、頑固親父キャラが好きなんです。
今回も、もちろん出てきてくれました。
頑固おじいちゃんだったけど…。
最近いそうでいないよね、頑固親父キャラって

 ついでに、毎回のごとく前人未踏のジャンルを狙ってくるのも好きだ。
知らない世界と出会えるってのは凄いエキサイティングな瞬間だと思う
 そして今作品で選ばれたのは書道

 ・・・・・・え?書道?
  オレ書道やってたけど漫画にできそうなネタなんてアリマシタッケ?
 と、そんな不安はどこゆく空。面白いです。書道やってながらも結構知らない知識があって勉強にもなる。

 応募した書道の作品で話をつくるやりかたや、書道でパフォーマンス勝負なんていう無茶ぶりを作品の中でかましていきます。
でも、それを納得できるレベルで無難にこなしちゃうあたり、この作者は素直に凄いと思った。と同時に、あえていばらの道を選ぶこの作者はMだと思った。間違いない

 書道でどこまで話をもっていけるのか、流行りの強気ヒロインとガチャピン顔の主人公との関係をどうやって盛り上げるのか、まだまだまだ先は楽しみだなぁー
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-24 01:54:39] [修正:2008-01-24 01:54:39] [このレビューのURL]

 ダイの大冒険と比べられがちだけど、借り物の世界じゃなくオリジナルの世界なので、作品としてはこっちのほうがのびのびと描いていて読み応えがある

 必殺技、必殺武器を身につけていき、悪い敵を仲間と力を合わせて倒していくベタもベタ、少年漫画の王道すぎる漫画。だけど、ベタな話は、ちゃんと作り込んでいけばこれだけ読めるようになる見本のような作品。王道はハマりやすくハマルと面白い

 敵が人間じゃなくモンスターなので罪悪感は感じず、バンバンと必殺技を繰り出せる所も健在。面倒くさいシーンはいらない。
悪いやつを倒して世直しの旅だよなぁ やっぱり

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 20:51:17] [修正:2007-09-22 20:51:17] [このレビューのURL]

 ジョジョを知らなくても大丈夫なように作られた奇妙な冒険もの
 「今起きてる出来事はなんだ?」な事件が馬レース中に色々起きる話です
 ただ、このスティール・ボール・ランは最初のほうの「何だ?」が地味であまりインパクトがない
 トリックのネタがもうつきちゃってるのかぁっと思いきや、4巻くらいからジョジョシリーズでおなじみの例のアレがトリックのネタになってから面白くなってきます
 
 ただ、昔ほどの迫力はなんか感じなくて物足りなかった感じはしたが、今のところは面白いです
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-06 22:44:58] [修正:2006-12-06 22:44:58] [このレビューのURL]

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