「パンダマン」さんのページ

総レビュー数: 134レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年11月22日

4点 BLEACH

 始めに言っておくと、これは死神の漫画じゃない
ひたすら強者求めるやつや、斬り合い大好きなやつが出てくる。これを神というなら戦神っていうんじゃないんすかね。

命を扱うっていうのは結構な事なんだけど、それを扱う側にはそれなりの立場や思考があるもんだ。けど、これに出てくる死神にはほとんどない。いや、全然ってわけではなく、死神代行やり始めの主人公には命を扱う重みはあった。
でも、最初だけ。しかも本職の死神には全然ない。戦いの意義なんかは言ってるが命とは関係ない。ひたすら力を求める。ひたすら戦う。そして殺す。死神ってこんなんでいいのかね。

 でも、バトルはよくあるインフラバトルなんだけど、工夫がされてて面白い
 ただ、まぁそんだけ。
これを読んでなんかを思ったり、ましてや生死を考えたりはできなかった
ただ、ひたすら戦うので戦いの意義は教えてくれる・・・かもしれない
やっぱり戦神の話か?

まぁ、暇つぶしにはなるので4点

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[投稿:2007-09-27 19:00:14] [修正:2007-09-27 19:00:14] [このレビューのURL]

 いきおいと暴力でいかに商店街をかき乱していくのか、それが主人公の役割だ
 スゲーいきおいがあるからゲハハーっと最初は笑ってられる
 でも、最初から最後までほとんどそんな調子
 ずーっと直球
 最後まで直球で押し通せるほどの力が作品にあるのかの判断は読者次第だが、オレはダメだったっス
 「どんなにおいしいごちそうも、同じのを何回も食べさせられれば飽きてしまう」とは、なんかで言ってたが名言だねー

 でも、いきおいはあるから、たまーに数巻読むとそれなりに面白いっス

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-24 10:40:09] [修正:2007-09-24 10:40:09] [このレビューのURL]

 安彦良和の画風を本人そっくりにマネできるのは、数えるほどしかいないはず。いやここまでできる人はいないかもしれない。トニーたけざき、素直にすげー。
こりゃー確かに、タイトルにトニーたけざきって入れてないと勘違いする人もでてきちゃいそうだもんな。
そんだけ画力あんのに、あんた、なにやってるんだよっていうところも含めて笑いにつながっている
 パロディーのセンス、取り上げるネタの着眼点もいい。とてもいい

 才能ある人の本気のバカってすっごいパワーあるね。ここまで魂こめたパロディーものはそうそうお目にかかれるもんじゃない

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[投稿:2007-09-23 21:37:16] [修正:2007-09-23 21:37:16] [このレビューのURL]

6点 CLAYMORE

化け物と戦う為に自分も化け物になり大剣を持って戦う。と書けばベルセルクと似ているが、似ているのは最初の設定だけ。こっちは女で本当に化け物になる。見せ場も大分違う
 クレイモアという女しかなれない傭兵軍団。女の子がいーっぱいな邪な漫画かといえば内容は硬派。
 典型的なバトル漫画で、変身すると強くなり、それなりのリスクを負わないといけないのも定番中の定番。リスクの条件付けが非常にうまく そのおかげでバトルに緊張感がうまれるようになった。変身の仕方もそれぞれで、飽きさせない工夫がされている。
 ただ、変身を使うバトル漫画としては迫力はあるが気迫が足りないといった感じ。ちょっと物足りない。
うまくいえないが頭でシミューレートした通りのバトルといったかんじで、魂のぶつかり合いといった感じではない。計算された迫力のあるバトルが続く。頭で思い描いたとおり描いてるようなバトルは素直にすごい

 見せ場は迫力のバトルなので、コミックで一気に読んだ方が面白い漫画

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[投稿:2007-09-23 20:41:26] [修正:2007-09-23 20:41:26] [このレビューのURL]

 死臭がする。これは漫画なのに死臭がしてくる

 少年少女が世界を守るために使うのは命。命をつかって動かすロボットを使ったゲーム。負けは即世界の死を意味する。
 主人公達は行けども戻れども逃れられない絶対的な死がすぐそこまで待ち受けてる

 生は死が近いほど輝くが、人間が生を感じるのは死から遠ざかろうとする力。死を感じさせないほどのエネルギーにこそ生を感じる。
 だけど、これは死に向かって生きていく、生きなければならない状況に追い込まれる絶望的な話。感じられるのは生ではなくやっぱり死だった。

 この状況が受け入れるかどうかでこの漫画は変わってくると思う。正直死臭の濃さはかなりのもの。普通に読むと気持ち悪くなる人も多いかもしれない

 命を考えるにはいい作品。でも読んでも気は晴れない。そこが逆に先を読ませる原動力なのかもしれない

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-09-23 18:44:40] [修正:2007-09-23 18:44:40] [このレビューのURL]

 いやーこれは色物が最初から出すぎて、最初の印象は正直よくなかった
 主人公が「ヴァンパイアで愛称が赤バラかよ!?」に始まり、半吸血鬼や、ブラックスワンという憑依兵器にも追われてたりと、ドギツイ位大味な設定が第一話からいーっぱい出てくる。ついでに後から○○○とか追加された時はオイオイオイとツッコミいれたくなった。だけど、これをうまーく調理して面白くしてくるんだよねぇ、この原作者。

 すごいねー、推理小説書ける人は。話の展開すごいうまいよ。
こんだけ色物だしてギャグマンガにならないだけじゃなく、逆に利用してうまーく話を繋いでいくんだよね
 現実の足かせがなくなってファンタジー要素取り入れちゃった推理小説家の底力って素直にすごいね

 内容は至ってシリアス。強引にジャンルわけするとミステリーファンタジーなのかな。ヴァンパイアってついてるけど、ホラー色は全然ない。
 謎が謎を呼び、話が何度も転がる転がる。いやー面白いね。
終わりまで一気に読んじゃったよ。
 全然注目してなかったぶん、正直やられた感がすごい強い。
読んでよかった。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-23 03:38:58] [修正:2007-09-23 03:38:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 サッカーってプレイする側だけじゃなくって、観る側にも結構高いスキルが要求されたりする
 ただボールだけ追ってると、ゴール前にパスをしてFWが受けてシュートというプレイがみえるだけだ。だけど、その前にはディフェンスラインを引きつけて空いたスペースを他の選手が飛び込んで、初めてゴール前のパスにチャンスが生まれてたりと、何段階にも重ねられてきたプレイの結果がそこにはある
 ボールだけじゃなく全体の流れを見てないと一つ一つのプレイの凄さがわからない結構難しい事を要求される。だから、慣れないとスーパープレイヤーのドリブルとかの個人技にしか目がいかなくなってしまう

 この漫画は、タイトルが「ファンタジスタ」というにも関わらず、そういうスーパプレイヤーの個人技や必殺技をなるべく排除して、サッカーのプレイの面白さを伝えていた漫画
 パスの意味、ポストプレイヤーの役割、スペースの作り方、そういうのを漫画の中にうまく取り込んで、だれでもわかるように教えてくれた。読んでて感心するところは多数あった

 ただ、イタリア留学して、「おお、次はディフェンスの面白さを伝えてくれるんだな(イタリアといえば非常にディフェンスを重視する玄人なプレイを喜ぶところ)」という期待は全て裏切られた
 観る側のポイントではなく、選手の苦悩や一流チームの誇りとかのヒューマンドラマな漫画になってしまった。いや、それはそれで漫画としては、間違ってないんだ。だけど、これに求めるものはもっと違うところにあったんだよ・・・と失望したのもんです

 でも一番読むサッカー漫画。見せ場が必殺技じゃなくってサッカー自体を見せているものとしては結構貴重だと思う

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-09-23 00:47:54] [修正:2007-09-23 00:47:54] [このレビューのURL]

 ダイの大冒険と比べられがちだけど、借り物の世界じゃなくオリジナルの世界なので、作品としてはこっちのほうがのびのびと描いていて読み応えがある

 必殺技、必殺武器を身につけていき、悪い敵を仲間と力を合わせて倒していくベタもベタ、少年漫画の王道すぎる漫画。だけど、ベタな話は、ちゃんと作り込んでいけばこれだけ読めるようになる見本のような作品。王道はハマりやすくハマルと面白い

 敵が人間じゃなくモンスターなので罪悪感は感じず、バンバンと必殺技を繰り出せる所も健在。面倒くさいシーンはいらない。
悪いやつを倒して世直しの旅だよなぁ やっぱり

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 20:51:17] [修正:2007-09-22 20:51:17] [このレビューのURL]

 ガンプラが大好きな宇宙人ってどんなのだよっていう設定で引き込まれた
 設定どおりガンダムパロネタが多くて、知っていると笑えるところも多い

 でも、残念ながらというか、ガンダムをうみ出したサンライズというアニメ会社が、これのアニメを制作したという悲劇なのか、アニメのほうがパワーもあって面白い
 ガンダムうみ出しただけあって作者よりもガンダムに詳しく、ガンダムにかける情熱も上なのは当たり前といっちゃー当たり前。結果ガンダムパロネタの多いケロロ軍曹では、アニメのほうが面白いっていう結果は当然なのかもしれない

 まぁ、ケロロ軍曹を生み出したのは作者で、ケロロ軍曹他 ケロロ小隊のキャラクターはかわいくてよく動き面白い。
「〜でありますっ」っていう語尾は、ついつい使やすくてクセになっちゃいそう

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 19:20:31] [修正:2007-09-22 19:20:31] [このレビューのURL]