「パンダマン」さんのページ

総レビュー数: 134レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年11月22日

6点 HELLSING

 ノリは悪くない
こういったノリが好きな人にはたまらないだろう
 
 読んだ後、何故か下品な笑い方をしたくなる

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-26 05:11:51] [修正:2011-06-26 00:50:47] [このレビューのURL]

 最近読み直して評価が変わりました
最初は襲ってくる敵を撃退するだけの妖怪バトルものだったんだけど2巻の終わり辺りで密室殺人みたいな話の後からミステリー要素が加わって話が安定してきます
 売りは色々あると思いますが、一番引かれたのはやっぱり前編に漂う不気味さ。あの闇の先にはなにがあるんだろう。危険だけど覗いてみたい心理を味わえる。それに加えて怪奇で不可解の状況におかれたりでの謎解きなどのミステリー要素が好奇心をくすぐります
 大抵一話完結の短編ものなのも読みやすくていい。
 たまーに出てくる探検隊シリーズもののノリが馬鹿げてて大好き。村人Aのポジションに半魚人を持ってくる辺り作者のユーモアを感じられる

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-09-24 08:52:27] [修正:2011-06-26 00:48:40] [このレビューのURL]

 独特のほのぼの空気感はかなり好きなんですが、漫画を余り読んでない人には世界観が掴みにくい漫画です

 現実とは少し違う世界感の漫画は、その世界を何も知らない読者の目になるキャラが一話目に登場するのがセオリーですが、これは読者の目になるキャラは出てきません。一話目からこの漫画の住人達ははちょっと変わった世界に生きていて、なんとなく魔物退治してるというのはわかるんですが、あとは読者ががんばらないと理解できない世界観と価値観
 おまけにいきなり多数登場するキャラ。ほかにこういう日本妖怪退治漫画を読んでいたりすると免疫があるかもしれないけど、作者の頭にある世界をそのまま出されても読者は混乱します。有名だったイラスト家の初めての漫画ということもあるけど、ここら辺は編集者がしっかり注意して欲しい所。

 とりあえず4巻あたりで迷走は終了。キャラクターや世界観も読者が掴むのに普通の漫画よりも大分時間がかかってますが、作者のやりたかった話やほのぼのシーンも増えるのでだんだん面白くなってきます
 結構先まで話を考えているみたいだけど、序盤のような迷走ぶりは復活しないといいなぁ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-28 01:20:18] [修正:2010-11-30 00:43:05] [このレビューのURL]

 定番の謎の生物が我が家に来た系で、一番有名で近い感じだと「うる星やつら」かなぁ
いわゆる水戸黄門の印籠シーンのような定番を楽しむ漫画で、神様のナギがどんな反応するのか、周りはどんな反応をするのか定番シーンを心待ちにして楽しんで読んでます
 だから、定番をパクリだなんだというのは野暮かもしれません
 コミックのカラーピンナップはギャルゲーやらの定番パロディーみたいなので、多分わかる人にはあぁそんな漫画かという合図になってるんじゃないのかな? ギャルゲーはやらないのでわからないんですけど・・・

 作者の定番のピックアップのうまさや話の作りは素直に面白いです

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-28 02:01:48] [修正:2010-03-28 02:03:21] [このレビューのURL]

愛すべきバカ愛にあふれた作者が描く、禁断の愛系のバカが暴走する漫画
一巻完結だが、締めるところはちゃんと締めてるのでまとまりがいい

弟ラブな姉の暴走っぷりもいいけど、作者の知人がモデルというカナヤンの素のバカっぷりもなかなか

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-23 20:31:41] [修正:2010-03-23 20:31:41] [このレビューのURL]

 極度な潔癖症になってしまった少年。
その潔癖症が、周りの人と自分との間に大きな壁を作りだし、少年の世界を閉鎖的なものにするというアイデアが素晴らしい
 暗くなりそうなのを愛と情熱と笑いで吹き飛ばしてて全体的に明るい話で読みやすい
 こういう暗くならないように配慮してくれてるところが嬉しいね、なんだか

 閉鎖的な空間にいる少年が、冷たそうにみえて実は熱く、他人の為に自分の世界を飛び出していくのが読んでて気持ち良かった

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-15 02:58:15] [修正:2009-04-15 02:58:15] [このレビューのURL]

 3月のライオンってタイトルがいかにも少女漫画家っぽいなぁーっと思ったけど、読んでたらぴったりだった
 暖かくなりそうで肌寒く、強くあろうとするほど孤独になる

 プロ棋士の少年の目で見る世界は、どこか寂しく孤独で少し痛いが少し暖かい。
微妙な空気を表現するのは本当にうまい
 まぁそれが面白いかどうかは別問題かもしれないが悪くないなぁ、こういうのも
 
 毎回の話の表紙が秀逸で、風の強い川の側を散歩してる絵が、肌寒さが出てもどこか暖かい感じが非常によく出てて好きです

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-04-15 01:58:36] [修正:2009-04-15 01:58:36] [このレビューのURL]

 「紅」はそのままこの内容を示している
 鮮やかで、華やか、やさしい世界。しかし少し見方を換えると、狂気、恥知らずな外道な世界へと変わる二面性を指している
 日常の世界に潜む狂気の世界が魅力的

 でも、友達でも恋人でも家族ともどこか違う。しかしそれ以上に強い絆を持った主人公の紅真九朗とヒロインの紫の関係がやっぱりこの作品の一番の魅力だと思う。その関係が築かれるまでが大事だと思うけど、漫画ではもう出会ってしまっている・・・。
 一応、原作とアニメを観てたから予備知識があったけど、漫画から入った人はどうなんだろう。
とりあえず自分は原作知っててもオリジナルな話があるので楽しめました。
 
 原作は結構犯罪描写に緊張感があってリアル。
日本の裏の世界観がありえなさそうなくらい異常だけど、その異常な世界を納得させてしまいそうなほど文章に説得力がある。日本の裏を支えてきた裏十三家の力。人外とも言える異常なまでの力。
漫画はこういうのをどこまで表現できるか。文章以上の人外なバトルを表現できるか。二人の微妙で力強い関係を描けるか。それによって評価は変わってくる。
 今のところは満足できるくらいに面白い。原作に負けない位なら、かなり高評価に変わると思う 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-02 13:02:11] [修正:2009-03-02 13:02:11] [このレビューのURL]

 クオリアとは、「〜みたいな感じ」のように使われる曖昧なイメージをさす言葉

 世界に蔓延した病気のせいで、体から無機質なロボットに近づき心まで影響を受け始めてる人類と、人間以上に人間らしい感情を持つ機械人形。
 曖昧になっていく境界線。曖昧な中にあると思う、あるはずの確かなモノ。というお伽話

 この人特有の流れるような会話は、スラスラ読める。ミュージカルのように踊るような会話。こういうのも会話が弾むっていうのかな?
 お話は最初から核心をついてるんだけど、盛り上がるのはまだこの先。
 仕込みは十分。大化けしていくかもしれない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-20 00:27:30] [修正:2008-02-20 00:27:30] [このレビューのURL]

 この漫画は、軍事知識がある程度ないと面白味がわからない漫画です、たぶん
 いや自分もそんなにある訳じゃないんですが、逆に半端な知識だから楽しめたのかもしれません
 RPGと書かれてロールプレイングゲームが浮かぶ人は避けた方がいいです。

 これの一話目を読んで、理解できなければ多分ダメです
 なんでベテラン兵士二人が少年兵を恐れるのか。ジャベリン(対戦車ミサイル)のイキなかわし方・・・とか全然興味ない人には全然面白くないし、それに対しての説明も全然ないです。
 いきなりトップギアにして突っ走ってるこの漫画。多くの読者を置き去りにするのは間違いないです
 
 だけど逆をいうと、徹底して無駄な所をそげ落とした作りはテンポがよく、スピードを感じさせる。同時に登場人物にプロフェッショナルさを醸し出しています。派手なドンパチ漫画を望むなら他を読んだ方がいい。無駄のない戦いは派手さがなくつまらない。逆にその無駄のなさがこれの魅力なのです。
 なんでこの作戦をとっているのかとか、なぜその武器を使ってるのかとかの親切な解説が入ればわかりやすのかもしれないけど、それをするとこの漫画の魅力はなくなってしまうというなんともやっかいな漫画なのです
 
 あらゆる情報を見逃さず、あらゆる知識を総動員しなければ、音も無く近づき、今まさに自分を飲み込もうとしている大蛇に気づくこともなく喰われるだけ。あらゆるものを飲み込む大蛇の殺し合いを観戦することもできない・・・といったかなり挑戦的な姿勢。

 武器商人の話なのですが、映画のLOAD OF WARの用に人道的に訴えかけてる所は少ないです。いかにうまく武器を売るか。いかにライバルを蹴落とすか。そしていかに危険な地域へ商売をしにいき、うまく抜け出すか、なんかが主な話です
 ライバルにC○Aが出てきた時は吹いてしまった。その情報収集力と情報操作技術は確かに営業向けだ。これってミリタリーマニアには常識的な知識なのかな。

 ここまで人道主義や国際問題、そして読者を気にしないやりすぎな話は珍しいと思う。このまま突っ走って欲しいんだけどそう書くとちょっと人道的に疑われそうだなぁw
 いや、それくらいやっちゃってるからこそ面白いんです、これは

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-02-16 07:50:22] [修正:2008-02-16 07:50:22] [このレビューのURL]

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