「パンダマン」さんのページ

 命があるものならだれでも恐れ認めざるを得ない程強力で、原始的で残酷な力
それが暴力だ。

 日本では、未成年法のおかげで若者の将来を守る為の甘やかな法は同時に喧嘩レベルの暴力ならば容認される世界。
その世界は弱者には、時に残酷なまでの生物としての無力差を味わう世界となる

 この漫画の主人公がまさにその弱者であり、生物としての危機感ともいうべきところから、暴力の力を求め、自らの道を切り開いていく話。
 未成年であるからこそ存在が許される、残酷で甘やかで原始的な世界は一人の人間としてというよりも、一つの生物としてかなり興味深くて面白かった。

 暴力で切り開く世界、その先はどうなるのか、最後まで読み切る力があった。

 人によっては、意見のわかれる格闘ウンチクは個人敵に大好きでしたよ
 

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[投稿:2006-12-02 03:52:39] [修正:2009-02-13 22:38:35]