「やじウマ」さんのページ

総レビュー数: 63レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年01月20日

高校生の頃に読んで、このマンガの風景描写にとてつもない感動を覚えた。
トーンの張り方とそれによって表現される光の描き方がとても美しい。

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[投稿:2012-08-23 17:50:33] [修正:2016-09-27 22:19:06] [このレビューのURL]

「児童向けと考えたらプラス要素にはならない」「年少の読者には難しかった」「メインターゲットの客層からしたらうるさいだけ」と下の方が分析されていることに違和感を憶えたので書かせていただく。

当時小学生だった自分だが、雑誌で読んでいてこのマンガは普通に「アリ」だった。
もちろん話はよくわかってなかったし、この非常に低血圧な絵柄もなんだか気味の悪い絵だなとか思ってたし、正直好きな部類ではなかった。
しかしそれでも「アリ」だった。

このマンガを含めたいわゆる児童誌に連載されていたマンガのレビューでよく「子ども向け作品とは思えないストーリー、テーマ」という言葉を目にするが、それはまるで「子ども向け作品に複雑なストーリーやテーマはいらない。子どもは理解できないんだから必要ない」とでも言っているように感じられ、少し疑問をおぼえる。
なぜなら、(矛盾するような書き方だが)子どもは別にストーリーやテーマなんて気にして読んじゃいないからだ。
脳の発達段階から言って子どもにそこまで考えながら読む能力はない。
彼らが見るのはキャラクターだ。
自分たちがなんとなく親しみをもてるようなデザインや台詞、そして感情(ここは超重要)をもつキャラがいればそれがどんな荒波を行く物語の中にいてもついていけるのだ、たぶん。
善悪とか倫理観とかマトモに出来上がってないので、「これは子どもむけじゃないだろ・・・」なんて考えながら読んでいないし、意外と描かれていることを素直に受け入れてくれる。
だから児童誌で複雑なストーリーやテーマを描いても何の問題もない。
(っていうかそれがダメなら「ドラえもん」はどうなんだ、マジで。)

もちろんこんなマンガが溢れかえった児童誌なんていうのは非常に鬱陶しくて嫌だが、当時のボンボンにはきちんと子どもにわかりやすい愉快なマンガ(へろへろ君やらハダカ侍やウル忍)が中心に連載されていたから平気だった。
「メダロット」はそういうわかりやすく楽しいマンガの合間に読むものとしては不思議なマンガだったが、不快感は抱かなかったしとても印象深い作品だった。
そしてその印象深さは年を取るごとに「あのマンガ、不思議な感じだったけどまた読みたいな」になり、復刻された物を読む時には当時の思い出と照らし合わせながら新しい読み方を発見するということに繋がっていった。

だから当時の読者として言わせてもらえばこういうマンガが児童誌に連載されていたのは十分「アリ」なのだ。

※なんてことを書いた自分だが、高校生くらいになって「化け猫あんずちゃん」がボンボンに連載されたのを読んだときは「えー、これ子どもが読んで面白いのかよ」とか思っていた。

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[投稿:2016-09-26 22:11:32] [修正:2016-09-27 21:39:32] [このレビューのURL]

当時からあまりおもしろくないと思っていたが今読んでもあんまりおもしろくなかった。

仲間がやたらと死ぬ殺伐とした展開は当時とても斬新だった(ポケモンでたとえるとヒトカゲとかフシギダネがバンバン死ぬみたいなの)が、このマンガはそればっかりでふっと息抜きできるようなユーモアが全くなかった。
自分としてはシリアスなだけのマンガというのはあんまり好きじゃないのだ。
そんでもって話の意味性やテーマに殺伐とした展開に見合うモノがあったかというとそんなものは全くなく、雰囲気だけしか描けていなかったと思う。(タイアップものだから当たり前なんだが)
おまけマンガでやたらと楽屋ウラの感じを出そうとするのも嫌悪感がある。

絵や見せ方は間違いなくカッコいい(本編のゲーム以上に女神転生っぽさが出ていた気がする)ので、そういう部分が好きな人にはいいんじゃないだろうか。

復刻されるにあたって評判を読んだら意外と人気高くてびっくりした。

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[投稿:2016-09-27 21:37:11] [修正:2016-09-27 21:37:11] [このレビューのURL]

簡単に言うと手塚治虫版「猿の惑星」。猿が鳥ですが。
手塚作品の中でもマイナー中のマイナーですが、自分はもっといろんな人が読んでもいいんじゃないかと思う。
鳥社会の設定がよくできている。食虫族と食肉族の対立や新市長の決め方、他、作中のあるキャラの提唱する鳥が人間に代わり地球をおさめるべき理由、というのが面白い。妙な説得力がある。
手塚治虫という人は「説明」の能力に長けている人だったんだなと改めて思う。

SF作品としてはかなりよくできている、と自分は思う。

でも結構好きな作品なんだよなぁ。実質的に手塚作品にハマったのはこれのせいだし。もっといろんな人読んでくれないかな。

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[投稿:2007-03-10 15:54:04] [修正:2016-09-25 21:21:18] [このレビューのURL]

最初はむちゃくちゃ面白かったのに、30巻前後から作者が才能に胡坐をかいて描き始めるようになる。
要するに手を抜き始める。

話自体は結構手が込んでて面白いはずなのに演出が全部同じなのですごくバカにされたような気分になる。
「エッ」「エッ」「エッ」どこを読んでも「エッ」「エッ」「エッ」なんどもなんども「エッ」「エッ」「エッ」。
でも話が面白いのは確かなので売ってしまうのはなんだかもったいないような気持ちになる、とてもやっかいなマンガ。

テツのキャラのタチ具合ももちろんすごいが、小鉄とジュニアという2代キャラの発明もすごい。
あまりに優れたキャラなので、作者は新しい作品を描く必要もなくなり、たまにこの2匹中心の話を描いて食いつないでいくようになる。

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[投稿:2010-03-08 01:40:44] [修正:2016-09-25 21:16:57] [このレビューのURL]

超能力を使ってカツオ工場に見学しにいく話が好き。
超能力をこんな風に使った漫画など後にも先にもこの漫画以外現れないだろう。

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[投稿:2010-07-16 14:36:40] [修正:2016-09-25 21:04:47] [このレビューのURL]

数々の奇怪な言動である種の伝説になっているキユ先生の初連載作品。最初これを友達から借りたときにゃどんなクレイジーな漫画なのか!って期待しましたよ。そりゃもう。でも読んでみたら案外、普通。
…少しがっかり。
んで、作品の内容に言ってみるとなんか全体的に地味でしたな。キャラが印象に残らないし、絵全体も下手ではないが妙に丸っこくて読者を引き付ける要素があまりなかった。あと、ジャンプのスポーツものらしく主人公は「天才でそのスポーツ大好き」なキャラだったんですが、そいつがずぶの素人のくせに突然カートをやり始めたら天才で、しかもその後特にスランプに陥るでもなく成功し続ける。ってゆうのもどうかと思いましたな。
でも、それでもすべてダメってわけじゃなく、演出面で様々なこだわりを見せて個性を作ろうとしていたところは評価。後、最後あたりがなかなか面白い。最初っからこのクオリティ維持できてたらなぁ。
他のサイトとかでは酷評ばっかだったが、自分としてはこの人のこれからが少し期待できる作品でしたな。

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[投稿:2007-03-12 20:52:42] [修正:2016-09-25 21:04:13] [このレビューのURL]

この人の描く女性キャラの「瞳」がすごく好きで、これを見たいがために読んでいた。
話はツマラン、というか編集部かなんかのテコ入れにそのまま流されていった感じがアリアリで読んでいて気の毒になる。
「編集王」に描かれてたいい絵を描く新人漫画家が、上の人の意見に流されていった結果自分の描きたいものが描けず打ち切られる、って現実だとこういう感じなのかな、と思った。

でもこの作品のあとにそこそこ売れる作品に当たったようでホッとした。
特徴のあるいい絵描くもんな。

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[投稿:2016-09-25 21:02:27] [修正:2016-09-25 21:02:27] [このレビューのURL]

ライバルなんて雑誌もありましたね。
創刊から載ってて休刊になるまで載ってたってのは良く考えるとすごいことだ。

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[投稿:2010-08-28 13:44:45] [修正:2016-09-25 20:56:38] [このレビューのURL]

小学生の頃に読んで、それから1か月くらい尾を引いて陰惨な気分になった。
ある種鬱病のような状態だったように思う。
読む人が読めばかなり影響を受けてしまうタイプの作品

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[投稿:2006-11-09 19:03:02] [修正:2016-09-25 20:54:52] [このレビューのURL]