「やじウマ」さんのページ

総レビュー数: 63レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年01月20日

10点 喧嘩商売

よく見ればとても変な絵だし、話も冷静になってみるとご都合主義すぎる感じがする。盛り上げどころでナレーションを多用するのも個人的には違和感ある。あと最近は無くなったけどギャグとシリアス時の雰囲気が両極端すぎてぶっちゃけキャラクターが崩壊してる。

なのにこんなに夢中になって読んでしまうのはなぜなんだ。
BSマンガ夜話で「ガラスの仮面」について「話は超ご都合主義だし、絵も描写力なくて変なシーンが多い、でもそれを超越した魅力がこのマンガにはある」てな事をいしかわじゅん辺りが言ってた気がするんだけど、それと同じ感覚なのかな。

とにかくホント先が楽しみ過ぎてツライ。
文さんが負けちゃったらどうしよう。俺泣いちゃう…(26歳男性)

※よく「木多がこんなにおもしろい漫画描くなんて!」みたいな感想を見るがそれは失礼だと思う。「幕張」の頃からトンデモナイもん描く人だったんだから、そういう可能性を見抜いて無かった人が悪い。ちなみに俺は見抜いてなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-09-15 17:11:47] [修正:2016-09-15 17:11:47] [このレビューのURL]

最近ジャンプのマンガ、というか少年マンガに盛り上げ所でくどいばかりにナレーションとかモノローグを多用するという演出をやるものが多くなった気がする。

そういうの読む度に、「うぜぇなあ」、「絵を見りゃ分かるんだから黙ってろよ」、とか思っちゃう。マンガの描き方の教科書とかに「何でも文字で説明するのはやめましょう」とか書かれてた気がするんだけどなあ、とか思っちゃう。マンガ描かないけど。
でもある時ふと、これってもしかして富樫のマネしてるのかなあと気づいた。そういえばハンターにはやたらとナレーションとか多い。キメラアント編からやたらと多くなった気がする。

ハンターハンターは超絶おもしろいマンガだから、みんな影響を受けて、富樫のカッコよくて一番マネしやすい部分をマネしたのかなあ。
だとしたらみんな面白いモノが描きたくてこの演出を取り入れて、結果的にサムイことになってんのかなあ。だとしたら呪われてるな。とかなんとか思ってしまう。

なんか、この人の文章が持ってる特殊さって、普通の人が目指してるものと違う気がする。なんというか詩的なんだよな、ポエム的というか。
(ポエムって言ったら昨今バカにされるけどさ、あれは間違ってると思う。)

少ない言葉でこちらの想像力を引き立てることが出来る言葉の使い方というか、そういう才能があるからあの演出も許される、様になってるのであって、普通の人がやってもダメだよなあ、なんて思った。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2016-09-15 16:30:02] [修正:2016-09-15 16:30:02] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-14 21:36:38] [修正:2012-10-21 22:02:35] [このレビューのURL]

8点 レベルE

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-21 19:07:33] [修正:2012-10-21 22:02:03] [このレビューのURL]

実はこの前に手塚治虫の青年漫画(なぜかよくヒロインのねえちゃんがレイプされる)とか藤子Fの異色短編集とか宮本から君へとか狂四郎2030読んでてわりと平気だった。むしろ「えー、なにこんなもん?たしかにすごかったけどもっと鬱にさせてくれるものを期待してたよ。みたいなことを考えた自分の気持ち悪さ」に凹んだ。
今読むと設定が陳腐だよなあ。才色兼備のあこがれのクラスメイトとか美人の人妻教師とか年の近いスタイルのいい姉、両親は旅行で出かけてる、金と権力をちらつかせてヤクザを従えて狙った女を自分のいいようにするハゲオヤジがいるとかエロゲみたい。見方変えれば十分笑い飛ばして読めるよ。鬱漫画じゃない、まだ余裕。
余裕がないのはベルセルクの「蝕」とか陰惨な状況をまんまギャグにしてて逆に怖いぼくんちみたいな漫画。「死」がからまない限りそんなに落ち込まないかな。結局「エロと怠慢と自意識にもまれたうす暗い青春」なんてものは時間とか環境次第で簡単に忘れられるもんだからね。・・・こういう事をしたり顔で書いちゃうヤツが一番気持ち悪いよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-03 22:09:31] [修正:2012-10-21 22:01:43] [このレビューのURL]

 いつもの藤田和日郎でやっぱり好きだけど「心に闇抱えてたり人間関係にギスギスしたものをかかえてたりする人たちが戦いを通じてそれにケリをつける」って話を青年漫画でやる必要あるのかよという疑問。どうせ青年漫画でやるなら「バトルで解決もの」以外の話も見たかった。
 最後の「本当にこわいのは人類かもしれない・・・」みたいなのはいらなかったと思う。そんなテーマ扱う作品じゃなかったくせに。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 21:52:01] [修正:2012-10-21 21:52:01] [このレビューのURL]

 結局、これより少し前の浦沢・長崎が「プルートゥ」「20世紀少年」でやった「壮大な伏線を臭わせながら読者を惹きつけ漫画界のトップ(売れまくって手塚治虫賞とかとっちゃう)にのし上がっていく」って姿こそが「ともだち」だったという・・・

 リアルで読んでた時はこれの前まで完璧のように見えた浦沢帝国がこれでミソをつけてみんな「アレこの漫画家おかしくね?」って思い始めたように見えました。ついでに言うとこれ出した後の「プロフェッショナル」って番組がそれに拍車をかけたような。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 21:41:53] [修正:2012-10-21 21:42:58] [このレビューのURL]

いろいろと忘れられないことがたくさんある。でも実はいちばん衝撃的だったセリフは「失礼な!黒人はみんな知り合いだとでも言うの?」だったりする。

ウォッチメンをWATCHMENで登録する意味がどこにあるというのだ・・・!そのせいですごい探しにくかったよ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 20:29:14] [修正:2012-10-21 20:29:14] [このレビューのURL]

 とても大切な漫画。
「そういうことはガンダムかロックマンにたのめよ・・・」助けを求めにきた宇宙人に平然とそんなことを言ってしまう主人公。
「神様、クロちゃんが地獄に落ちますよーに・・・ !」「すまないよー、崖から落ちて鼻血じゃすまないよー!」「タジマヨーコが聞いたら怒りそうなフレーズだな」「ヤバい!ライオンに免疫のない地区に入った!」「スモールライター!」ギャグっていうものには制約なんてないこと、漫画でやっちゃいけないことなんて何一つないことを教えてくれた素晴らしい読み物。
 ギャグをやりながらも常に自分達のやってることに対して一歩引いた目で見ている登場人物達。ひねくれることがどんなに大切か、小学生の時教わりました。当時の子供向け漫画とかアニメに出てくる正義一徹、優しくて強いキラキラした主人公は信じられなかった。だって周りにいねーじゃん。
 いま読むと作者は少し人格に問題ある気がするんだけど、でも読者、子どもをバカにする事だけはしてなかった。小学生が残酷で暴力的で大人なんて簡単に騙してしまうずる賢いヤツらで、でも実は移ろいやすくてちゃんと悲しいっていう感情を持ってて自分が思ってるほど強くなくて大人の理不尽な暴力に逆らえない生きものだってことをわかっていたはずだ。だから今読んでも全然陳腐じゃない。あれだけブッとんだギャグ書いてるのにシリアスな話でも全く違和感なく楽しめるのはなぜなんだろう。
 ボンボンに連載してたからいいのだ。コロコロに連載してたら去勢されてた。そうしなかったから子供の目に止まったんだ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-08-29 14:58:03] [修正:2012-10-21 19:41:15] [このレビューのURL]

狂四郎より断然好き。
少年漫画なのに勃起やらオナニーが当たり前のように存在している。しかも後ろめたくなく、すがすがしいものすら感じさせる。今見ると最高。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 19:31:30] [修正:2012-10-21 19:33:52] [このレビューのURL]