「punpee」さんのページ

総レビュー数: 104レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年02月06日

丸いタッチのポップな絵と、ウィットの富んだセリフ回しで、単発でちょいちょい笑えるギャグ漫画として、好きな作品でした。

しかし、シリアス展開でその現状脱却を図って失敗したという、ジャンプでよくあるパターンの自殺で尻すぼみになってしまいました。

そう考えると、似た様な学園コメディの「SKET DANCE」は上手い事やってたんだなぁとしみじみ思いましたね。

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[投稿:2017-07-31 19:55:10] [修正:2017-07-31 19:55:10] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

あらすじは「チンプイ」トップページのあらすじを参照ください。

「魔法」ではなく、科学をベースにした「科法」という発想がF先生らしいですね。
また、F先生の晩年の作品という事もあり、絵やキャラクターの躍動感は生き生きしています。
また、一個一個のストーリーの完成度も平均するとドラえもんより高めです。

天真爛漫な主人公のエリちゃんが、
遠い星からアプローチを掛けてくるマール星の殿下を選ぶのか、
自国の同級生・内木君を選ぶのか、
分からないまま作者逝去による未完最終回を迎えてしまいました。

しかし、最終回までの数話で、明らかに殿下側フィナーレらしき伏線が引かれ出したのは意外でした。

完成していない作品としての評価・点数とさせて頂きましたが、
各々で想像する可能性を残したままの終わり方で、これはこれで良いのかなぁとも思っています。

ちなみに私は藤子F不二雄大全集の全2巻で所持していますが、これがなかなか稀少なので優越にひたっています。笑

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[投稿:2017-02-27 17:55:58] [修正:2017-02-27 17:55:58] [このレビューのURL]

実績の高い作家なので、ストーリーの完成度は言うまでもなく。
4冊で無駄が無く、起承転結をきっちりまとめています。

しかし寄生獣やヒストリエより印象が薄く、点数も少し落ちた評価になってしまいました。

何故自分の中でここまで差が付いてしまうのか考えた時、
大きな理由としては、キャラクターや物語のスケール、舞台、そして作中の雰囲気全体が「地味で華が無い」からだと思いました。

物語のスケールは言わずもがな、
キャラクターでもミギーやエウメネスと、なんとなく先に挙げた2作の方が断然華があるんですよね。


同じようなクオリティの試合でも、
ロイド・ヴァンダムvs武蔵の試合より、ジェロム・レ・バンナvsマーク・ハントの試合の方が印象に残る心理に近い様な。

個人的な評価基準も設け、結構真面目に点数を付けてきたつもりでしたが、
そういった俗世的な感性で作品に対するジャッジが振れてしまうのだなと気付いた時はショックでしたが。。。

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[投稿:2017-02-27 17:46:57] [修正:2017-02-27 17:46:57] [このレビューのURL]

ポップの成長が凄い、ポップの成長が凄いと聞いていたけど、
やはりポップの成長が凄いですね。笑

過去の良作という評価がある中、いつもチャレンジしては10巻くらいまでで挫折してしまってたのですが、今回相当気合い入れて読んでみました。

いつも挫折する理由としては、良い意味で分かりやすい、悪い意味でスタンダード過ぎるという読み味に心が動かなかったんですよね。
若しくは私がFF派だったからというのもあるかもしれません。笑

今回、意を決して読んだものの、やはりこれは少年時代に出会いたい漫画でしたね。

それでも、終盤はなんだか良かったです。

魔王と勇者達の最後のバトルが単行本でいうと3冊くらいあるんですが、
バトル描写と近い比率で、魔王と勇者たちの問答が結構あるんですよね。

なんかその展開が読み応えありました。

何よりも、「勇者」って言葉は、いいですね。
大人になって改めて考えるとカッコよすぎます。

あと、やっぱり少年漫画の女性キャラはレオナやマァムくらい気が強い方が個人的に好きです。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:45:18] [修正:2017-02-27 17:45:18] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

「男女互いの体の入れ替わりもの」というテーマ自体はありふれたものですが、
その消化のさせ方がさすがヤマシタトモコといった読み応えです。

入れ替わったから、戻る方法もある!という漫画的発想はほとんど見せず、入れ替わったならそれを受け入れて、新しい人生を始めるしかないというリアリズム。

また、こういうテーマで「あんたのなりたかったあんたになってやりたい」というセリフはなかなか出そうで出てこないんじゃないかなぁと感心もさせられます。

ラストはきちんとオチを提示せず、迷いながらも前向きに進もうとする姿勢が読後感を爽やかなものにしてくれています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-27 17:36:44] [修正:2017-02-27 17:36:44] [このレビューのURL]

これだけ高評価な中で、自分の理解力の無さが露呈する様で恥ずかしいのですが、
まずストーリーが漠然としか理解出来ず、どのキャラにも感情移入出来ず、絵もセリフも惹き込まれませんでした。

1回読んだ時は、読み辛さもあり、ただただ苦痛で、なんとか読み終えたという感じでした。
それから10年経った最近、もう一度読み返してみましたが、読み辛く、ただただ苦痛でした。

なので自分には理解出来ない面白さだと思っていますが、演出力や世界観等がそれらを補い、この点数に落ち着きました。

なお、このレビューは、「AKIRA」でもまったく同じ事が言えます。
面白い面白くない以前に、世界観が合わなかったのだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 15:48:14] [修正:2017-02-27 17:35:42] [このレビューのURL]

5点 AKIRA

これだけ高評価な中で、自分の理解力の無さが露呈する様で恥ずかしいのですが、

まずストーリーが漠然としか理解出来ず、どのキャラにも感情移入出来ず、絵もセリフも惹き込まれませんでした。

1回読んだ時は、読み辛さもあり、ただただ苦痛で、なんとか読み終えたという感じでした。
それから10年経った最近、もう一度読み返してみましたが、読み辛く、ただただ苦痛でした。

なので自分には理解出来ない面白さだと開き直ってますが、演出力や世界観等がそれらを補い、この点数に落ち着きました。
なお、このレビューは、「風の谷のナウシカ」でもまったく同じ事が言えます。
面白い面白くない以前に、世界観が合わなかったのだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 15:52:22] [修正:2017-02-27 17:32:51] [このレビューのURL]

この作品、初っ端のインパクトや前半部のサバイバル感が面白かったんだけど、
どんどん場面が変わったり、ゾンビ化した人々の意思や目的といったSFチックに話になっていって、よく分からない作品になりつつあります。

大ゴマも多く、GANTZと同じルートを辿っている様に思えるのは私だけでしょうか。
「細かい部分は度外視して、雰囲気や展開を楽しめ」的な作品のまま終わると残念ではあります。

また、登場人物の男性が基本的に冴えなくて、それでも周りから崇められたりしているのにも違和感。
色んな展開の根拠が乏しい様に思えます。

終盤に向かうに連れて点と点が綺麗な線に繋がっていくのかもしれないので、きちんと追い続けようとは思います。
そうなればもちろん評価は改めますが、現時点で中弛みを感じているのは正直な所。


不安も多くありますが、この作者の男女のドロドロ描写は大好きではあります。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-05 21:48:05] [修正:2016-12-05 21:48:05] [このレビューのURL]

最近になり、全17巻の新装版セットで購入。

実は手塚治虫先生の作品は読みにくかったり、ギャグのセンスも好きじゃなかったり、
何より過去にこの作品や火の鳥に触れて、「気持ち悪い表現の多い作家だなぁ」という、一種のトラウマに近い不快感を覚えてしまいました。

実はその印象は拭えてなくて、この作品でも下記エピソードは異常というか、倫理的にも表現的にも気持ち悪いものがあります。
1巻 「人間鳥」。これは狂気を感じる異常作。
3巻 「化身」。異常作。

また、ブラックジャックが医者の良心という語られ方も納得がいかない。
中には「それ、人としてどうなの」という行動や判断をしている箇所が多数あります。
それらも結果的に良い結末、解釈になったというだけのものがある。
要するに結構ブレてるんですよね。

ただ、これだけののレビューがありながら、私の上記の様な意見はほとんど無いので、多分私がひねくれてるだけです。。。

ただ、一話完結スタイルでは高クオリティなのは素晴らしいと思います。
下記エピソードは本当に秀逸で、短いページ数でここまで素晴らしいドラマが生めるのかといった感動もあります。

1巻 「海賊の腕」 傑作です。
5巻 「なんという舌」
6巻 「おばあちゃん」 等

ナイスレビュー: 4

[投稿:2016-12-05 21:44:16] [修正:2016-12-05 21:44:16] [このレビューのURL]

ダメ人間やタチの悪いDQNがいっぱい出てくるという点に、エンターテイメント性を感じます。
バトル漫画における「次はどんな新しい敵が出てくるんだろう」という感覚で、
「次はどんなダメ人間orDQNが出てくるんだろう」というワクワク感があります。

読み手の日常がこういう世界から遠ければ遠いほど、
家のベランダから遠くの花火を見る感覚で楽しめるのではないかと思います。

たまにまったく無関係の一般カップル等がDQNにレイプされたり、電車内で遊び半分で唾を垂らされたり、
理不尽なシーンがあると不快にはなります。。。


なので基本的には上記以上でも以下でもない、暇潰しには良い作品だと思います。
しかし、コナンと一緒で、全体のストーリーに影響がある展開になると、緊張感が走ります。
特に主役のウシジマは結構ブレが無く、3部の空条承太郎に近いクールさと情熱、無敵チートを備えているキャラなので、
ピンチのシーンは見応えがあります。

また個人的に、この作品に出てくるC級グルメは、試したくなります。笑
あと、単行本のカバー絵が毎回似ているので、重複の購入には注意して下さい。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2016-12-05 21:32:30] [修正:2016-12-05 21:32:30] [このレビューのURL]