「punpee」さんのページ

総レビュー数: 104レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年02月06日

小学生の頃、この漫画の為だけに少年サンデーを買っていた。
単行本でいう1巻?5巻くらいのところで、それから漫画を読まない時期が続き、
社会人になった頃に、完全版で全部買い直した。

ところが、中盤の鳴海サイドの話が主流になっていくにつれ、
ステレオタイプ過ぎるキャラクターに魅力を感じれず、物語に入り込めなかった。
うしおととらも同様に、キャラクター自体に魅力を感じる事はあまり無かった(特に女性キャラ)のですが、
からくりサーカスは、特にそれが人間ではなく機械だったというのもあり、余計に感情移入出来なかったかもしれない。

展開は良くても、大人のキャラがそこでそのセリフや演出は冷める。。。っていうのが多かったです。
うしおもとことん暑苦しく、臭かったですが、まぁ子供だし熱血主人公だし…って感じで許容できました。

ストーリー自体は良いと思います。
いつも壮絶な過去を持ち出し、物語に重みと深みを乗っけてくる手法は流石です。

が、個人的に前述理由より、からくりサーカスよりうしおととら派です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-06-28 21:47:54] [修正:2016-06-28 21:47:54] [このレビューのURL]

サッカー漫画の中では一番面白いです。
しかし、この作品はサッカー漫画というか、「Jリーグ漫画」というジャンルと捉えた方がいいかもしれません。

皆さんのレビューにある様に、監督や選手だけでなくクラブチーム、サポーター、記者等のストーリーが全て並行して動いていく。
少年漫画の様なJリーグを制したから世界だ!とか、必殺技だ!とかそういうノリでなく、地に足を付けながらブレない世界観があります。

逆に言うと、選手の成長を感じさせるものはあれど、
大きく変わらないスケールの中で、勝ったり負けたりを繰り返して30巻超という、
いい意味で安定している、悪い意味で起伏が無いといった印象です。
振り返っても、過去の対戦相手や試合内容が鮮明に思い出せない。。。

かと言って試合自体は熱くさせてくれるシーンも十分にあります。
試合における構図やキャラ心理、セリフの掛け合い等、魅せる演出力も高く思います。

間違いなく良作だと感じています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-06-21 22:41:00] [修正:2016-06-21 22:41:00] [このレビューのURL]

6点 7SEEDS

地球滅亡ものは個人的に好きなので、大体読みましたが、
メジャー作の「サバイバル」や「ドラゴンヘッド」等よりポップでエンターテイメント性が高い。
そういう漫画だと早い段階で認識しないと、読み手によっては「このテーマを舐めてる」感が拭い去れないかもしれません。

ストーリーは偶然性が強く、ご都合主義ではありますが、一つ一つのエピソードを作る力は持たれていると思います。
キャラクターもしっかりしていると思います。

ただ、少女漫画なので、男性が魅力を感じるかキャラ設定かどうかは、人それぞれかと思います。
少なくとも私は、夏のAチームのキャラクターと、それらのキャラが他のキャラとの関わりでどういった化学反応を起こすかという部分で引き込まれました。
なので、7巻くらいから面白くなり、個人的には少女漫画の中では一番楽しめる作品です。


微妙な点数に落ち着いた理由としては、やはり絵ですかね。
絵の美しさで加点こそあれ、減点はしない主義なんですけど、なんか「手抜き」を感じたり、「雑」なんですよね。
背景のトーンの貼り方や、線の引き方、猛獣等のフォルム、あと手書きの字が平仮名が多く、下手で読みにくい。。。
人間ドラマに力を入れ、そういった細かい描写を曖昧にしてしまっている感を感じます。


最後に、こういった世界滅亡ものは終わらせ方が非常に難しいと思います。
読み手に解釈を任せる様な、スッキリしないパターンになる気もしますが、、、
現在は若干、中弛みも感じますが、終わったら再評価させて頂くつもりです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-03-10 20:42:20] [修正:2016-03-10 20:42:20] [このレビューのURL]

6点 BLAME!

世界観を楽しむ漫画ですね。
無機質な建造物に囲まれて、ひたすら主人公が歩きます。
坂本竜馬ばりに歩きます。
元々、廃墟とかの雰囲気が好きだったので、SFに関心が無くても、その世界観だけでも楽しめました。

何回読んでも、ストーリーや設定は分からない。。。
多分、もう分かろうともしていない。笑
SFが好きかどうかで点数が違ってきます。私はどちらかというとSFは取っつきにくいので、この点数です。

また、あえて稚拙な文章でそのまま書きますが、
ヒロインがでかいし、何回か死ぬんですが、可愛いです。笑


最後に、
私的な事ですが、完全版の応募券で、100名にあたる重力子放射線射出装置が外れてしまいました。。。
そこそこ勝算のある倍率だと思ったのですが、本屋でも結構売れていた様で、舐めていました。笑

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-20 22:11:27] [修正:2016-02-20 22:11:27] [このレビューのURL]

特にここで説明する程の物語性はありません。
内気な女子芸大生のほのぼの漫画です。
それ以上でも以下でもありません。
お菓子で言えば「ビスコ」の様に、美味しくて大して害の無い作品です。

絵やカラーが好きで、装丁も地味に凝ってるので、冬目景先生好きの方は買っておきましょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:01:57] [修正:2016-02-20 22:01:57] [このレビューのURL]

面白いです。
漫画好きであればある程、業界の仕組み等が分かるので楽しめると思います。

一話あたりの密度も濃く、読みごたえもバッチリです。
このコンビの作品はいつも展開が早くていいですね。
ただ、文字量が多いのは、説明し過ぎている事が原因だと思います。
セリフや会話のリズムはまったく洗練されていません。

大場つぐみ、小畑ペアは、個人的には好きなペアではあるのですが、ギャグや展開の寒さが鼻に付く事が多くあります。
友情、恋愛の在り方が茶番としか思えない。。。笑
それが所謂「シリアスな笑い」を狙ってやっているのだろうか。

読み手がひねくれている程、そこが鼻に付くかもしれませんが、エンターテイメントとしては良作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-13 18:37:16] [修正:2016-02-13 18:37:16] [このレビューのURL]

単行本の帯に、でかでかと「脳細胞が老いる前に、やっておかねばならないことが在る!!?三浦健太郎」ってセールスコピーがありますが、
どう考えてもベルセルクを進めてくれって、誰もが突っ込んだのではないでしょうか。笑

内容は悪くなかったです。
やっぱり迫力がありますね。
他作品で巨人ものがブームになりましたが、この作者の迫力や世界観はさすがといったところ。

もしかして、自分の方が巨人物をハイスケールで描ける!
という意味での冒頭のセールスコピーではないのかと深読みしたくもなりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-13 18:29:21] [修正:2016-02-13 18:29:21] [このレビューのURL]

汚い話ですが、
食事中、トイレ中というシーンで読むにはベストの漫画として、我が家で長年に渡り、愛されてきました。

個人的には30巻?80巻くらいが一番面白いです。
とにかく両さんが説教臭く、強く、頑固で、「ヒーイズクレイジーポリス」と呼ばれていた時が一番躍動感があり、面白かった。

たまたま先日読んだ38巻「わたしが直す!!の巻」でのオチは驚愕。
理不尽・シュールギャグのパイオニアでもあると思う。

100巻以降のこち亀は、一言で言うと、非常にポップになってしまいました。
両さんもなんだか弱くなったり、無理矢理、破天荒を演じさせられている様な違和感があります。

ただ、暇潰しとしては最適です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-06 15:47:07] [修正:2016-02-06 15:47:07] [このレビューのURL]

ハトよめのカオスっぷりがハマった私にとっては、悪い意味で期待を裏切られました。
哀愁漂うストーリー性もあり、それなりにちゃんと漫画を描こうとしてるじゃんって感じました。
(所々、ギャグも笑えましたが)

ボブサップの、
とにかく前に出て勢い任せに殴りまくり、スタミナが無くなったら少し動きが止まって、インターバル後に少し復活してまた前に出て殴りまくる。

そういうファイトスタイルに可能性や見応えを感じていたのに、
なんかローとかハイキックの練習しだしたやん。関節技も仕掛けだしたやん。
みたいな。

それと似た感想です。
色んなものが中途半端になるなら、ただただブッ飛んでいてほしかったなぁっていう。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 15:45:52] [修正:2016-02-06 15:45:52] [このレビューのURL]

5点 三国志

[ネタバレあり]

言わずもがな、学校の図書館にも置かれる、後世に残すべくクラシック作品。
…というのが一般的な認識なのでしょうし、リスペクトも込めてはいます。
しかし、読破するに多大なエネルギーを要し、疲労感の激しい作品でした。

前提として、学生の時、この手の学習から逃げ、三国志に関する興味や知識がほぼゼロの状態で読んだ者の感想です。
どうせなら読むことで三国志に興味を持てればなぁという思いもありました。

その上で、いつもレビューがダラダラ長くなってしまうので、今回は感じた事を端的に、箇条書きで列挙します。
・1巻の、物語が始まろうとする段階が一番ワクワクした。
・劉備、関羽、張飛、諸葛亮孔明、呂布といった主要キャラは良かった。
・趙雲が最も信じれる男!
・しかし、それ以外のキャラは印象が無く、読んで半年で名前も性格も思い出せない。
・特に最初の劉備、関羽、張飛等の主役級キャラが次々と死んでいった、50巻以降くらいは読むのが苦痛で、キャラもストーリーも何も頭に入ってこず、「はぁ。。あと残り2冊…、あと1冊…。読み終えた―!」という感じ。
・子供の時に読んだら面白かったかもだけど、色んな漫画を経た上で読むと展開も既視感があり、迫力も無いなぁ。
・そして未だに三国志の概要を理解出来ていない自分がいる。

という事で結論は、
「三国志にまったく興味は無く、漫画好きとして通っておかなくては」くらいの温度の方にはお薦めしにくいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-07-31 20:03:08] [修正:2017-07-31 20:03:08] [このレビューのURL]