「佐々木裕健」さんのページ
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- 1981年生まれ(性別:男性)
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現実をさまよっている、学生とフリーターの中間の生命体。
10年ほど前に存在したサイト「M.M.J.〜漫画無間地獄〜」にも投稿していた経験を持つ。
ネット空間に実名をさらす命知らず。
「レビュー」なんておこがましいですね。単なる「野次」です。
どんなクソでも漫画家にしてみればそれなりに人生を捧げて創っているわけでしょうが。
感想、批判がありましたら、下記のアドレスまで。
p-m-institute@hotmail.co.jp

8点 編集王
私が高校生のだった時は、ただ無条件に面白いと思ったし、主人公たちのように熱く生きたいと思ったし、編集長をはじめとする「敵」や「敵の正論」をただただ嫌悪していた。
しかし、年をとり、多少なりとも社会の厳しさや自らの限界が分かってくると、別の見方になってしまう。主人公たちの主張も、一面的だったり、独りよがりにもキレイ事にも思えてしまう。
ただそれを考慮したうえでも、「捨ててはならない何か」を感じられる、強い力を持った作品であることには変わりはない。
余談だが、日本橋ヨヲコが土田世紀のことを「全部本気で全部ウソ。」と言っていたが、見事に本質を突いていると思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-16 18:25:59] [修正:2007-06-16 18:25:59] [このレビューのURL]
10点 わたしは真悟
「天才と基地外は紙一重」という言葉の象徴みたいな作品である。
楳図以外ならば決して許されないのではないかというくらいの、論理的な飛躍がありまくる展開で、楳図に思い入れの無い人が読むと、その点を持ってして「失敗作」と断じられてしまう危険性もある。それはあながち間違いではなく、それほどギリギリのところで成立している作品である。
満点をつけた私自身も、この作品に対する一般的な評価、批評を見ること無しに、「名作!」と言い切れたかどうかは、自信が無い。
そういった、ある種の「偏見」「色眼鏡」がついているかも知れないと思いつつ、満点をつけたのは、
「この作品の良さは、ちっぽけな自分ひとりの力で発見できるような種類ではない」でも「良さは確かに存在する」と感じたからである。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-16 18:04:54] [修正:2007-06-16 18:04:54] [このレビューのURL]
10点 サルでも描ける漫画教室
連載当時の業界を冷静に分析、批判した結果がそのままギャグとして、作品として昇華している。
漫画業界に携わるものとして、色々理不尽な目にも不条理な目にもあってきただろうに、それをただ怒りで表すのではなく、ネタにして笑い飛ばすその姿勢は、個人的に見習いたいものがある。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-16 17:48:07] [修正:2007-06-16 17:48:07] [このレビューのURL]
10点 ジョジョの奇妙な冒険
じっくり読むと結構アラが見えはするが、そういったレベルを完全に超越している。
あのジャンプ体制の中で、トーナメント方式の戦いを避け(戦闘力のインフレの防止)、「スタンド」という概念を生み出し(「戦闘力」のような一次元的、偏差値的な単純さを否定、戦闘能力を立体的に考えられる)、どれだけ長く続けようとも破綻することの無いストーリーの継続方法を編み出したことは奇跡的でさえある。
イタリアの美術に代表される、伝統の厚み、重みを取り入れた世界観も、他に類を見ないほど個性的かつ魅力的。
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[投稿:2007-06-16 17:38:42] [修正:2007-06-16 17:38:42] [このレビューのURL]
4点 冬物語
作品としての完成度は皆無。あまりにも行き当たりばったりな展開で、まるで出来の悪い現実をそのまま切り取っているかのようである。
長所は上記の「出来の悪い現実をそのまま切り取っている」ところ。行き当たりばったりなところも含めて、この時代の予備校生、大学生の文化を的確に描写しているように思う。
ただし、ラストの棚からぼた餅的なオチはいただけない。最後の最後まで、誰からも愛されないまま前に進んでいれば、成長物語としても見ることは出来たのだが。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-13 07:47:33] [修正:2007-06-13 07:47:33] [このレビューのURL]
10点 残酷な神が支配する
20年以上にわたって極上の作品を創作し続けていた作者が、その経験全てを集積、なおかつそれを深めていったものがこの作品である。
極めてリアルな社会問題を扱いつつも、漫画としての娯楽性を失わず、ストーリー展開、キャラクター、絵、細部にわたって非の打ち所が無く、それらが重層的に折り重なって、「漫画」としての世界を強固に確立している。感動を越えて、萩尾望都という人物に畏敬の念さえも感じてしまうほどである。
レビュー不可能。
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[投稿:2007-06-13 07:37:18] [修正:2007-06-13 07:37:18] [このレビューのURL]
6点 CUE
村上かつらはおそらくスピリッツでの連載に向いていない。
短期間のうちに結果が出ない作品には容赦しないスピリッツには、村上のじっくり読ませるスタイルは根本的に相性が悪いのではないだろうか。
演劇と言う、ただでさえマニアックな題材を、派手に表現するのではなく、内面に向かってゆっくりと進んでいくことを選んだ。それは戦略ミスであり、村上の実力が足らなかったことを意味はしない。
この作品を最後に現時点で、何も発表していないが、是非とも復活してもらいたいものである。
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[投稿:2007-06-13 07:20:01] [修正:2007-06-13 07:20:01] [このレビューのURL]
0点 東京大学物語
出だしから5巻くらいまでならとても面白かった。作品としての価値がギリギリあったのはせいぜい10巻くらいまで。
それ以降は、ある優秀な漫画家の精神的な堕落の過程の記録でしかない。・・・ある意味、貴重かもしれないが。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-13 06:47:45] [修正:2007-06-13 06:47:45] [このレビューのURL]
3点 電影少女
「リアルな恋愛模様」と「ピュアな純愛物語」
これは本来二者択一であり、両方を同じ作品で表現することは根本的に不可能である。
なぜなら、リアルな恋愛には、嫉妬や打算、計算、浮気がつきものであり、それはピュアとは正反対である。
また、ピュアであるためには、どんな誘惑にも負けない、並々ならぬ精神力が必要であり、優柔不断な普通の男にそれを達成することは不可能である。
以上の事実を踏まえた上で、優柔不断な男の子が「リアルでピュアな純愛」をすることは可能か?否である。
それでも、そのような話がもてはやされるのはどういうわけかだろうか?口当たりの良いチープな感動ゴッコのようにしか思えない。
『アイズ』よりかは、アイデアの面白さがあった。しかし甘ったれた恋愛観に支配された作品を受け付けることはできない。
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[投稿:2007-06-13 06:41:02] [修正:2007-06-13 06:41:02] [このレビューのURL]
6点 ドラゴンボール
おいしくて食べやすいマクドナルドのハンバーガーのような、大人も子供も無邪気に楽しめる東京ディズニーランドのような作品。
一時代を築き、これからも語り草になるであろう、永遠のファンタジーである。
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[投稿:2007-06-13 06:26:02] [修正:2007-06-13 06:26:02] [このレビューのURL]