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10点 オメガトライブ
続編である「オメガトライブ キングダム」のことは考えず、あくまで「オメガトライブ」単体のレビューを書きます
古本屋にて何気なく立ち読みをしたのですが、どうしても続きが気になり大人買いをしてしまいました。
設定が奇抜なのにどこか現実味があるという不思議な漫画
序盤の進化と絶望に関しては妙に納得してしまいました。
話の構成も巧み、且つスピーディで引き込まれます。
もともとは8点か9点をつけるつもりでしたが
思い返せば思い返すほど内容がハンパない。
「親と子」という切っても切れない関係についてとても考えさせられました。
勝手な解釈ですが、きっとこの漫画のテーマはそれなんだろうと思います。
各登場人物の「親と子」に関する背景、またその関係にどのような結論をつけ、前に進むかというところは隠れた見所です。
濃い内容なわりにまとまりもいいです。
読んでから多少影響されたので、私は10点をつけさせて頂きました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-08-23 17:07:10] [修正:2010-08-26 12:44:42] [このレビューのURL]
10点 7SEEDS
(2010年8月更新、【既刊18巻まで所持】)
先読み不可能、サバイバル漫画最高峰!
圧倒的なリアリティと面白さに驚嘆。完結を待つことなく自分の中で自信をもって満点を付けれる作品。
この作品から感じたこと。それは「アリとキリギリス」に対する反論、もしくはアンチテーゼのようなもの。
「アリとキリギリス」
食糧の集めやすい夏の間に、アリの集団は冬への備蓄のためせっせとひたすら働き、キリギリスはのんびりと音楽に興じる。そして冬が来て、備蓄のあるアリたちは生き延びることができるが、キリギリスは食糧を見つけられず、アリに頼んでも分けてもらえず、死んでしまう。そんなお話(地域により詳細は違うかもしれないが、大体こんな感じ)。
この話を読み聞かせた後、大人は決まって「アリさんが正しい。アリさんを見習って生きなさい」と言う。
確かにアリさんは正しい。
皆で分担して、生きるために必要なことだけを、計画的に機械的に行う。特にサバイバルという状況においては「アリさん」であることが求められるのだろう。だからこそ教師たちは、優秀な夏のAチームを作り上げた。アリさんの象徴のような夏のAを。理論的には何も間違ってないのかもしれない。(そのやり方は問題だらけだが)
では現実に、夏のAチームこそが正しく、理想的な人間像なのだろうか?
14巻で安吾とハルが言い争うシーン。
スポーツも音楽も、暇な人間のやることだ、必要ない、という安吾に対し、ハルは言う。
「じゃあどうして、戦時下でピアノを弾くのさ。絵を描きながら飢え死にするのさ。内戦のさなか、歌を歌うのさ。ボールを蹴るのさ。人として生きていくためじゃないか」
生きるためだけに生きるAチームは、人さえも簡単に殺してしまう。感染の疑いがあれば迷わず撃つ。邪魔になるなら迷わず構える。
彼らは生きるための「生き物」としては正しい。けど、きっと「人間」としては正しくない。
「人間」として正しい姿は、アリでもキリギリスでもない。
夏のAとBの姿は、比較すれば一目瞭然、アリとキリギリスそのものだ。Aがアリの象徴だとすれば、まぎれもなくBはキリギリスの象徴。貯蓄も船の管理もしっかり行わず、遊ぶBチーム。絶望的な世界でも、常に明るい夏のB。機械のように、生きるための活動だけをするAとは全く対照的だ。
夏のBの明るく元気で活き活きとした姿からは、ただアリのように機械的に働く日々からは得られない「人間らしさ」が感じられる。
「人間」として正しい姿、それはアリでもあり、キリギリスでもあることなのかもしれない。
だから、田村先生なら、「アリとキリギリス」をきっとこう子供たちに教えるだろう。
「アリさんは偉くない。アリさんはキリギリスさんと共に生きるべきだった。そうすればアリさんは、ただ働くことしか知らない日々の中で、楽しさを感じる方法をキリギリスさんから教えてもらえた。キリギリスさんは、アリさんに仕事を分けてもらって、生きることができた。お互いが成長できたんだよ。」
人間はアリでもキリギリスでもない。だからこそ、「共存」し、「成長」しあうことができるのだ。夏のチームは、AとBが共に手を取り合って初めて、人間として最高のチームになりえるのだろう。
この物語の主人公はナツだと信じている。嵐でも花でもなく、他の突出した長所をもった魅力的なキャラ達でもなく、暗くてダメダメなナツ。何故か?
死の世界で生きていくのに、アリのような優秀さも、キリギリスのような明るさもいらないから。
知らなければ教わればいい。一人でできなければ協力すればいい。
そう、これはナツの成長譚。「成長」を武器に、ナツでさえ、地獄のような世界で生きていく力を身につけてゆける。
そんなメッセージが込められた作品だと思うから、自分の中ではナツが主役なのだ。(もしくは、自分がナツ並にダメダメな人間だから震災後のような地獄の世界でも希望をもって生きられるようそう思いたいのかもしれないが…)
暗く残酷な話だけれど、どのチームも「人間らしく」生きようと成長していく姿が読んでいて非常に心地よい。秋だって成長できたのだから、夏Aもできるはず。田村先生曰く、ラストは考えてあるからいつでも終わらせられるとのことだが、いつまでもみていたいような、みんなで手を取り合って暮らすENDが早くみたいような…
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-03-12 22:12:47] [修正:2010-08-24 16:45:39] [このレビューのURL]
10点 ブラック・ジャック
命について 金について 人生について
色々と考えさせられる漫画。
漫画というより、文学。
数ある手塚文学の中でも、最も素晴らしい漫画の1つ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-08-24 11:56:05] [修正:2010-08-24 11:56:05] [このレビューのURL]
10点 ファイブスター物語
これマンガ?って感じなんですが。。。
巻頭巻末の解説で予習復習しないとさっぱり???
時代も舞台も話があっちこっちに飛びまくり。
挙句に最新刊がなかなか出ない。いつまで休載が続くんだろ?
みなさんおっしゃる通り、普通に考えれば不親切極まりないでしょう
でも、なんだか何度も読み返してしまう。知的好奇心が刺激されるんでしょうか?
話は、異世界の人間(?)とモーターヘッド(平たくいえばロボット、ちょっと自我アリ?)の制御のために生み出されたファティマ(人造人間?)の人間模様???と、国家間の争いにモーターヘッドが入り乱れて歴史絵巻が繰り広げられる感じでしょうか。
個人的にはコーラスとハグーダの話と、その後のカイエンの話が好きです。基本的にロボット好きなので、モーターヘッドのドンチャカも好きですが。
ロボ好きな方、予習復習が苦にならない方、なかなか出ない最新刊を楽しみに待てる忍耐力のある方、まぁ読んでみてください。
エルガイムが好きだったので自然に入り込めましたが、つき合いだしたときが中学生、気がつけば40前、、、
気が早い話ですが、生きてる間に終わりはくるのかなぁ???
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-08-21 09:41:06] [修正:2010-08-21 09:41:06] [このレビューのURL]
10点 ウダウダやってるヒマはねェ!
私が今まで読んできた漫画でこれほどカリスマ性を持ったキャラクターは存在しない。その名は天草銀、通称アマギンである。圧倒的な存在感、狂気じみた行動力、自分の信念を貫き通す言動、これらすべてがアマギン最大の魅力だ。
話は不良漫画の王道だが、この作品の見どころである友情が非常に熱い。
この漫画を読み友人の大切さを感じた。また人間一人では生きられないという事を自覚した。
少々脱線するが、今の現代社会にも友人が沢山いる方は多いだろう。しかしここ数年の我々の友人というのは広く浅くといった人間関係ではないだろうか?中には、自分と同じ価値観を持った人間に多く出会っている方も多いだろうが、そのほうが稀であろう。現在の私達知人の関係というのは他人の本音を探り合わない、つまり喧嘩という本音を吐き出す場を失っている。
私達の親世代やそのまた祖父母世代は喧嘩をし合いながら、相手の良いところや悪いところの探り合いをしていたのではないだろうか?または口喧嘩ではそういったことを吐き出す場だったように思える。
しかし現代日本は喧嘩をするという行為自体が非常に怖くなっているのではないかと思う。それはいじめの陰湿さが問題であると私は考える。確かにこれだけが問題ではない。だが事実日本人の大半は、自分が他人にどう思われているのかという点について関心、いや恐怖を持っている。「皆に好意をもってもらいたい、嫌いになって欲しくない」という術中にとらわれている。皆に嫌われればいじめの対象になりかねないし、友人もいじめる側にまわってしまう可能性があるためだ。これらの理由で、友人達と本音トークをできない人がうじゃうじゃいるように思える。
私一個人の意見としては、友人は狭く深くの関係が最もよい親友を見つけることにつながると思う。その理由としては、少数の友人と接することでその人の良い部分も悪い部分も多く見つけることが出来る。その結果、意見対立(喧嘩)を行い、友情を深め合うのである。
喧嘩は我々にとって価値観を強要することはできないが、相手の考えを理解することにはつながる。
不良漫画は本音のぶつけ合い、それこそがこのジャンルの魅力であり、読者を感動、共感させる一番の要因であると思う。脱線はしたが、男の友情を学ぶ上でこの手のジャンルは一度は読んで損はしない。
喧嘩というのは不器用な人間にとって、唯一のやさしさなのだろう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-26 16:59:46] [修正:2010-08-20 12:37:19] [このレビューのURL]
10点 夢みる太陽
あたしは、絵がかわいくて購入したのですが、
すごくおもしろいです!!
少女マンガの№1といってもいいくらいですww
可愛いし、カッコいいし、感動するし、笑えるし、
泣けるし、キュンってなるし、あったかいです!!
キャラもみんな個性的で応援したくなるし、
設定もありきたりな感じだけど、かぶってなくて、
最高だなって思います!!
少女マンガ好きな人なら、
読んでみて損はありません。
むしろ得をします!!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-06-13 21:25:25] [修正:2010-08-17 14:55:13] [このレビューのURL]
10点 ギャグマンガ日和
もう、超おもしろくて、最高の漫画です!!
キャラでは、松尾芭蕉が大好きなんですが、
もぅ、あのキャラは芭蕉さんじゃなきゃダメです!!
3巻はおもしろかったですね。1番。
松尾芭蕉が本当にあんな人だったらイイのに…!!
と思ってしまいます。
それほど最高で、心折れる芭蕉さんが大好きです!!
買ってみようかなぁ…。とか、
アニメは好きなんだけどなぁ…。という人は絶対に見る価値あります!!
あんなに笑えるギャグ漫画、他では見つけられません!!
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-06-13 21:48:03] [修正:2010-08-17 14:31:36] [このレビューのURL]