「フクポル」さんのページ

総レビュー数: 247レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月26日

<所持歴:全巻。現在は売却>

読むのに結構時間がかかりました。
というのも、サラッと読んでもストーリーが頭に入ってこない。
ジックリゆっくり読むことをお勧めします。

1コマ1コマが結構描き込まれているので、全体的に見辛く重い印象はあります。
まぁ直ぐに慣れますが。

SFっていうと、宇宙・ロボット系(古くはヤマト、ガンダム)や
サイバーなもの(攻殻機動隊)しか頭に浮かばなかった自分に、
また一つ新たな扉を開けさせてくれた作品です。


この作品に対して「夢中になって読みふける」という表現は、
微妙にニュアンスが違う気がしないでもないですが、
結果的にそういう状態になってたので7点にしときます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-03 23:30:43] [修正:2010-08-13 16:26:34] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻>

個人的には「吉田先生の隠れた名作」と思ってます。

吉田作品は、湘爆、荒くれ、DADA!など、族・アクションのイメージが強いですが、
これは、それらとは一線を画す真面目なラブストーリーです。
しかも名曲「神田川」の世界をイメージさせる、ちょっと切なくて辛い。
ほのぼのとか、そういうのは無縁の世界です。

吉田聡はこういうのも描けるんだぞ、ということで。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-23 21:07:07] [修正:2010-08-13 16:25:17] [このレビューのURL]

<所有歴:全巻、収集中>

攻殻大好き人間にとって、S.A.Cのコミカライズと聞いたからには読まずにはいられません。
攻殻シリーズは原作3冊はもちろん、映画、TVシリーズ等全て読んで、観ています。その上でのレビュー。

先ず、かなり忠実にコミカライズされています。
作画者の画力も高く、キャラのビジュアル的には違和感ありません。
丁度、士郎先生作とTVシリーズの作画の中間で、ちょいTVシリーズ寄り、といったところでしょうか。
けど、背景というかキャラ以外の描写に関してはちょっとアッサリしてます。士郎先生のような、変態的な描き込みではないですね(笑)まぁ見易くはあるんですが、TVシリーズのあの美麗な感じはちょっと感じ難いです。

ストーリー的にはTVシリーズのS.A.Cは攻殻シリーズの中でも恐らく一番理解し易いと思いますので、そのコミカライズである本作も、原作よりは理解出来ると思われます。
が、あまりに忠実に再現した為か、テンポは悪いです。TVシリーズの全26話を完全にコミカライズするとしたら、単純に26巻、ヘタすりゃ30巻超となる可能性大です。
勿論それでも構わないんですが、そこまで続けてくれるのかってのが疑問。


総じて言うと、TVシリーズ未見で攻殻ワールドに興味がある方は入門編という感じで手に取ってみて下さい。
TVシリーズを観た方は、敢えて読まなくても良いかも。
私は攻殻信者なので、次巻以降も買いますけどねw

点数的には7点か8点付けたいんですが、それはS.A.Cそのものが好きな為。単に1つの作品としてみたら、やっぱ6点かな、と。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-04 23:59:02] [修正:2010-05-04 23:59:02] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻>

自分のバイブル的な作品です。

物語はいわゆる峠小僧から始まりましたが舞台はサーキットへ移り、
鈴鹿4耐(第1部)→全日本選手権(第2部)→世界GP(第3部:現在ではMotoGP)
とステップアップしていき、ある種のサクセスストーリーと言えます。
ガードナー、ローソン、マモラなど実在するライダーも実名で登場し、
彼らと対等に渡り合える郡に純粋に憧れたりもしました。

峠での秀吉、ポールりカールでのプライベーターなど
アクシデントによる死も描かれてますが、
モータースポーツの持つ危険な側面を表現してるという面でも評価してます。
峠をモータースポーツと呼ぶかは置いといて。
「は・や・く・な・ろ・う・な」
秀吉の最期の言葉は、そのシーンと共に凄く印象的です。

全体的には人物描写はお世辞にも上手いとは言えませんが、
この頃からバイク(現在は頭文字Dで車になりますが)の描写は抜群。
レースシーンは迫力あります。

単純にリアルレースの世界が好きということもあり
後発の頭文字Dよりも本作の方が好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-16 19:37:18] [修正:2010-02-07 22:07:18] [このレビューのURL]

10点 capeta

<所持歴:全巻。収集中>

曽田作品お得意の「天才」が主人公ですがレースシーン、マシン、テクニックなど
かなりリアルに描かれてます。
キャラも相変わらず(良い意味で)熱い。

読む度に、自分の子供にカートをやらせたい衝動にかられます(笑)

2008.3.21追記
16巻で第3部突入
100分の1秒、1000分の1秒の重さ
限られた者しか通れない上の世界への狭き道
強靭な集中力と体力、そして才能(センス)が必要な別世界
この様な描写が凄くリアル。
スポーツ物で、読んだらそのスポーツがやりたくなるってのは
良くある事ですが、本作も例外ではなく、走りたくなります。
もちろんフォーミュラなんて乗れるわけないし、自分がやってるのは公式レースではなく
草レースなんですが(けど年間数戦やってシリーズタイトルも決める)、
決勝の前は本作読んでテンション上げてますw

題材に興味なくても熱さとか、この作品の良さは伝わるやろうけど、
リアルレースの世界に興味がある人、実際にサーキットを走ってる人ならば、今自分が感じてる高揚を分かってくれるんではないかと。
「車」というジャンルの作品では完全に突出してる。最高。
10点に変更。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-16 19:50:44] [修正:2010-02-07 22:04:42] [このレビューのURL]

10点 SLAM DUNK

<所持歴:全巻>

素直に感動。
誌上でリアルタイムで読んでた時も、おっさんになった今でも
評価がまったく変わらない。
ちなみに本作の連載終了と共にジャンプを見るのを止めました。

試合のクライマックスなど、セリフ無しで進む箇所が幾つもありますが
自然と力が入り、そして何故か涙が。
絵だけでこれほどまでに感動出来るのは、やはり作者の画力の高さでしょう。

評価の高さも単行本の発行部数も、これは納得。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-17 23:35:38] [修正:2010-02-07 21:59:42] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻>

正直鳥肌が立ちました。
女主人公をヒロインと言いますが、こう書くと別に(男の)主人公がいそうなので、あえて「女性の主人公」と言いますが、本作の加納トメ以上の女性主人公は見たことありません。
作者の躍動感あふれる高レベルな画力と相まって、物凄く魅力的に描かれてます。
それだけに、トメが突出してる感もありますが。
文句なしにお勧め出来る傑作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-20 18:26:16] [修正:2010-02-07 21:59:22] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻。収集中>

「日本橋ヨヲコ」という作家は固定ファンにのみウケる傾向があるみたいやけど
線がハッキリしたアニメ原画っぽい絵柄と、「個性」を強烈に表現する作風なので、
それも致し方ない気もするけど、本作は、その「個性」はそのままに、
バレーというチームスポーツを扱う事で意外と受け入れやすいエンターテイメントになっている。
なので、固定ファンはもとより、日本橋作品未見の人に勧め易い。
(スポーツ物ではあるけど、どちらかといえば人間模様に重きを置いているけど)

当初、「1人の絶対的な主人公(練)+脇を固める味のあるサブキャラ」という形式かと思ったが、
巻を追う毎に「複数の主人公級キャラ」を配置したドラマの様相を呈してきた。(群像劇)
特に学に関しては練を食ってしまう勢いの主要キャラとなってきている。
キャプテンも非常に良いキャラで、数少ないプレーシーンは、何故か鳥肌がたってしまう。

是非多くの人に読んで欲しい傑作だが、隔号連載で、イブニングが隔週の発売ということは、実質月1連載。
結果、単行本の発売インターバルが非常に長いのが難点。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-05-06 13:07:58] [修正:2010-02-07 21:59:00] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻(文庫版)>

レビューするに当たり、読み返しました。
やっぱり面白い。

ここで言っとくと、自分は結構なフリークです。
ですので、感想にしても点数にしても、無意識の内に「信者フィルター」を
通してしまってるでしょう。
が、自分に強烈な、それこそ一歩間違えればトラウマにもなりかねない程の
印象を与えた作品ということもまた事実です。

てことで、やっぱり高評価になってしまいました。


絵柄については、必ずしも万人受けするとは思えません。
昨今、高い画力を持った作家が多く、そういった作品が多数存在する為、
特にそういう作品を見慣れた方には、まず絵柄で拒否反応が出るかも。

あと、台詞回しや表現など、流石に古さを感じます・・・が、
30年以上前の作品なんだから、そんなん当たり前。
出来ればそういうのは評価の対象にして欲しくないなぁ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-23 01:37:28] [修正:2010-02-07 21:58:13] [このレビューのURL]

10点 BECK

<所持歴:全巻>

久々に少年マンガを読み、これまた久々に10点つけます。

既に沢山のレビューがある通り、コテコテのサクセスストーリーで
最後は正に絵に描いたハッピーエンド。
だからといってケチつける訳ではなく、むしろ読んでて清々しい。

音の無いマンガという媒体でも、充分に「熱狂」を感じられました。
逆に、音が無いからこそ想像の余地があり、のめり込んだのかも。
勿論、作者の技量・情熱があったからこそ、というのが大前提。

元々音楽は好きなので、その辺りも加点要素。
学生の頃は趣味の範疇で色々とコピーしてたけど
もっと本気で取り組んでた人なら、自分以上に感じるものが
あるんじゃないでしょうか。


ただ、この映画は観たくないなぁ・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-24 23:31:52] [修正:2010-02-07 21:57:38] [このレビューのURL]