「フクポル」さんのページ

総レビュー数: 247レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月26日

<所持歴:無し(漫喫で数冊読んだ)>

「ギャグマンガとしては最高」というレビューがあります。
(勿論、揶揄してるんでしょう)

そのぶっ飛んだ内容に対し、多くのレビューサイトが誕生し、
その中で面白おかしく、そして容赦ないツッコミがされてました。
それを読んでると確かに面白いです。

例えば漫才で「ボケ」と「ツッコミ」がありますが、
「ツッコミ」があってこそ「ボケ」が生き、笑えるのであって
「ボケ」だけを延々と見せられてもウザイしイタイだけ。

で、本作を考えると、
テニプリという作品が「ボケ」でレビューサイトが「ツッコミ」
という関係が成り立ってると思います。

ということで、ツッコミを入れてるレビューサイトを含めれば
笑えるギャグマンガとして見ることも吝かではありません。
しかし、本作単体で見るなら、ホントにもうイタイだけ。


なので、本作への得点付けは、何をどう考慮しても0点以外にありません。
(単純に「嫌い」という個人的趣向が入ってることも勿論ありますが)

ナイスレビュー: 5

[投稿:2008-03-13 19:30:22] [修正:2010-01-26 23:47:32] [このレビューのURL]

9点 寄生獣

<所持歴:全巻>

全10巻と、さほど長くは無いが、展開・締め方が秀逸。
マンネリ化してダラダラと続いている作品は是非見習って欲しい。

本作のテーマを大きく哲学的にとらえるか、普通にエンターテイメントとして見るかは人それぞれやけど、どちらにしても完成度は高いと思う。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-11-04 23:23:20] [修正:2010-02-07 21:51:13] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻>

探偵物といえば、名探偵の孫がじっちゃんの名にかけて推理したり、
身体が小学生になったファンタジーなマンガを想像してしまう。
それらは、主人公が不思議なくらいに殺人事件にのみ遭遇するという、
疫病神としか思えないマンネリ話のオンパレードで、ゲップが出るのだが、
これは全く違う。
地味な調査が続くが、本来探偵とはこんなもの。
でも妻木のキャラのおかげで、話自体は地味どころか大騒ぎ。

こういう作品こそずっと続いて欲しいのに、既に連載終了、次巻(15巻)で完結とは・・・
知るのが遅すぎたと後悔。

笑えてホロリとくる傑作。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-05-17 21:41:06] [修正:2010-02-07 21:24:50] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻。収集中>

これが作者の初連載作品とは思えない素晴らしい出来。

最初に読んだ時、
・序盤は黒鉄(冬目景)っぽい(人物描写も冬目景ちっくになる)
・ベルセルクみたいな重々しい感じ
なんてことを思いましたが、全くもってマイナスポイントではないです。
冬目景好き・ベルセルク好きな自分なので、そういう風に見えるんでしょう。
(作者は冬目景先生の大学の後輩らしいので、その辺りも影響してるかも)


さて本題。
序盤は万次・凛の主人公目線で物語が進み、それにより相対する逸刀流は
いわゆる「悪役」の位置付け。
しかし、1方から見れば裏であっても逆から見ればそれは表となるように、逸刀流の目線での話になると、そこにはキチンとした筋があり、一概に「悪役」とは言えない程。
更に無骸流が出てきて、もう単純に「こいつは悪役」なんていう見方は出来なくなります。
他作品のように「悪役にカリスマ性を持たせた」というのとはちょっと違う気がします。

主人公サイド(万次・凛)
逸刀流サイド(天津、他)
無骸流→六鬼団サイド(吐、他)
幕府サイド(英、他)
これらが入り乱れ、積み重ねられて描かれてますので、物語は重厚です。
(英はちょっと噛ませ犬的な感じですが)
どの立場に立って読んでも違和感無く読めます。
それは長所なんですが、1歩間違えれば短所にもなり得るかと。

このまま最終章を上手く纏められれば、文句なしに名作の仲間入り。



ちなみに、自分は単行本を最新巻(25巻)まで一気読みしたんですが、そのせいもあってか、他の方が言われる「監禁編がだるい」ってのはそれ程感じませんでした。
あくまで「それ程」であって、確かにちと長いかなとは思いましたが。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-01-09 22:18:35] [修正:2010-02-07 21:20:06] [このレビューのURL]

<所持歴:30巻くらいまで。まとめて買ってソッコー売却>

世間で言われてるのが「1部は良かったが2部はつまらん」というもの。
自分は単行本一気読みしたけど、確かに2部以降は内容が薄い。
で1部はというと、2部に比べりゃおもろいとは思うけど絶賛するほどでもない。

何故だろう・・・

で、気が付いた。

主人公の「〜だってばよ」という口癖。
あれが、どうにもこうにも気に入らない。
ムカつきさえしてしまう程。
性格とかは他の作品でもよくある設定なのに、口癖のせいでその性格すら鼻につく。

主人公が好きになれない。
これがこの作品が嫌いな一番の要因。

主人公って大事なんやなぁ。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-03-07 13:35:11] [修正:2010-02-07 16:56:14] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻>

原作未読・アニメ未見。

甲賀VS伊賀の忍者による忍法バトルロワイヤル。
が、キャラの造形、技(忍法)が人の域を超えてるので
「妖怪大戦争」と言った方がしっくりきます。
そこが許容できれば良作。

それぞれの軍勢は10人。10VS10からスタートしますが
その20人のメインキャラ以外、殆どサブキャラが
登場せず、その癖バッタバッタとリタイア者が続出。
後出しジャンケンの様なダラダラインフレバトル、
新キャラ無尽蔵などの展開の無意味な引き延ばしなどが
無いので、展開の速さという面では外に類を見ないです。
ただ、その点は長所でもあり短所。
(展開があまりに早過ぎる)

・・・とまぁ、ここまで書いてみましたが、既レビューと
なんら変わるものではなく、言い換えれば(得点の高低に差はあれど)
読者の大半が同じ印象を持っているということ。


あと、連載中は問題ないんですが、単行本で読む場合、
目次は見ない方が良いかと。
各話のタイトルが「十対十」「七対九」などと付けられてるんで
どちらが何人リタイアしてるかが分かってしまいます。
まぁ「誰が」までは当然分かりませんが、例えば次の話のタイトル
でどちらかの人数が減ってれば、現在のバトルでどっちが負けるか
予想がついてしまいます。

全5巻と少なく、前述の様にサクサク進んでサクサク読めますが
繰り返し読むかと言われたら、ちょっと考えてしまいます。
なので評価としては7点。


最終話は陰陽座の「来世邂逅」をBGMに読むのも一興。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-01-10 03:31:06] [修正:2011-01-10 03:37:48] [このレビューのURL]

9点 リアル

<所持歴:全巻。収集中>

好きな作家が出来ると、その人の作品ってどうしてもフィルターかけて見てしまうんですよ。
自分の中でも、確実に「井上雄彦フィルター」ってのは存在します。
が、そうなるとどうしても作品のみの客観的な評価ってし難くなります。

で、この作品もフィルター通せば当たり前の様に10点な訳です。
頑張ってフィルター外してみると・・・それでも9点は堅いです。

車イスバスケというものの存在を知り、興味を抱かせて貰ったのも事実ですし、
ご都合主義でないリアル(現実)、それに直面した三者三様の葛藤など、
それらを表現出来る作者の技量の高さも間違いなく本物。


これでまた「井上雄彦フィルター」が強固なものになってしまいました。


ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-03-21 05:54:46] [修正:2010-02-07 21:52:54] [このレビューのURL]

<所持歴:てんとう虫コミックス数巻。文庫版2冊(レビューにある2編)>

思えば、生活の至る所にドラえもんがいました。
これ程の国民的キャラクターを生み出した事だけでも凄いと思います。

今現在読んで、色々批判が出るもの分からんでもないですが、
それでも1つ2つは心に残る名場面・ストーリーはあるはず。
そういった話をピックアップした文庫版「○○編」がお勧め。
個人的には
「感動編」・・・「さようなら、ドラえもん」「帰ってきたドラえもん」他17編収録
「恋愛編」・・・「のび太の結婚前夜」他21編収録
が良いかと。
(上記はソフトカバーのコロコロ文庫。ハードカバーのデラックス文庫ではないです)


あと、ジャイアン・スネ夫・しずかちゃんという3人(組み合わせ)も何気に凄いです。
作者問わず、以降の作品で小学生トリオが出てくると、大抵この3人のタイプです。
体格の良い暴れん坊+小賢しいインテリ+みんなのアイドル
それでもこの3人を超えるキャラは居ないですね。

「ドラえもん」と共に、この3人のサブキャラを生み出したこの作品は、改めて凄い。
・・・あ、のび太忘れた。。。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-03-24 17:46:49] [修正:2010-02-07 21:30:42] [このレビューのURL]

<所持歴:無し。漫喫で読んだだけ>

推理マンガではなく、ハナっからファンタジーマンガとして認識してるんで
犯人確定まで異様に早いとか、推理がイマジネーション化してるとか、
そういうのはもうどうでもエエです。
どっちにしたって、暇つぶしにはなるかなという程度ですが。

ただ、本作に限ったことじゃないですが、マンガに出てくる小学生トリオは
何でジャイアン・スネ夫・しずかちゃんタイプなんでしょうかね?
つっても、オリジナルは愛嬌があるというか、見てて何とも思わないのに
コナンに出てくるガキ共は無性にムカつくんですが。
これも時代の流れなんでしょうか。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-03-23 20:40:09] [修正:2010-02-07 17:09:51] [このレビューのURL]

<所持歴:確か25巻くらいまで。現在は売却>

同誌上に連載されている「頭文字D」と同じく、
これも昔の方が良かった、と残念に思う作品。

「頭文字D」が小僧がやんちゃしてる作品ならば、この「湾岸」は
エエ年した大人がやんちゃしてる作品。
自分も車好きなので、それ自体は共感しないでもないです。
チューニングショップの親父なんてあんなもの(笑)

そして本作の特筆点は、登場人物(おっさん)が全員詩人ということ。
なにやら訳分からん事を語ってくれてます。

あと、人物の表情が乏しい気がします。
笑ってんのか真面目なツラしてんのか驚いてるんかイマイチ分からん。
セリフに「(笑)」付けるマンガなんてそうそう無いですが、
そうすることでチープな表情をカバーしてるのかも。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-02-22 15:34:22] [修正:2010-02-07 17:06:11] [このレビューのURL]

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