「Mサトゥー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年02月13日

通読した感想です。

ある日、鰊中学校に転校生がやってくる。
彼女の名は甘栗甘水(あまぐり あまみ)。当身の使い手にして、老人達を魅了する天性の”孫顔”の持ち主である…!
とにかく好かれまくる主人公と、周りの濃いキャラ達が起こす騒動を描いたギャグもの。

ネタの方向性は上手く説明できませんが、どの方向に行っても結構笑えます。
所々でキツめの下ネタをかましてますが、絵柄がアッサリしているせいか、あまり気になりませんでした。
個人的には8・9話が大ヒットで、特に8話の脱線ぶりと意味不明な感じはすごくイイです。
2巻以降は「アレ?ジャンプ的展開?」って感じでしたが、意外と楽しめました。最初は常識人だった委員長のキャラ崩壊ぶりがスゴイです。壊れすぎてて、もはや格好いいレベルに達してます。

画力もなかなか高く、癖のないスッキリした絵柄です。キャラクターの個性がデザインにしっかり反映されているのも◎で、主人公も別にかわいらしい訳ではなく、あくまで”孫顔”。委員長もどことなく薄幸そうな顔してます。
服装ではなく、顔の造作で個性を描き分けるあたりに作者のセンスを感じます。動きのあるシーンもしっかり描いてます。

3巻で終ってしまいましたが、もっと読みたかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-16 02:02:04] [修正:2009-03-16 02:02:04] [このレビューのURL]

3巻まで+前作を読んだ感想です。

様々な過去を持つ主人公達が、それぞれの目的のために街の"地下"の謎を追う
スピード感のある銃撃戦&剣戟が特徴のアクション漫画。

この作品は、まず前作を読まないと設定が理解しにくいです。
でないと、置いてきぼりを喰らうかもしれません。
ただそれ抜きにして、アクションだけでも十分楽しめるクオリティがあります。

黒を多用した画風はまさに流麗です。

これからの展開に期待です。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-04 01:06:15] [修正:2009-03-04 01:06:15] [このレビューのURL]

文庫版10巻まで読んだ感想です

祖父から霊力を受け継いでしまった主人公が、自分の能力に振り回されながらも、異界の住人と
折り合いをつけて日々を過ごす話です。

タイトルは本格ホラーっぽいですが、自分には「少し不思議な話」くらいな感じでした。
おどろおどろしい話もありますが、割合としては多くないように思われます。

現代を舞台にして古風な雰囲気のなかで送られる主人公達の日常はどこか新鮮です。
繊細な絵で描かれる妖魔は時に美しく、時に滑稽で飽きがきません。やたら祓ったり倒したりしないのも◎です。
主人公の家族や親戚たちも魅力的で、特に主人公の父親(?)と叔父さんがいいキャラしてます。

絵柄は非常に綺麗なのですが、顔の描き分けが微妙で見辛い時があるので-1点です。
たまに複雑な話があり、自分は完全に理解するために読み返しが必要でした。
民俗学などを知っていればもっと楽しめたかもしれません。

良作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-02-25 00:32:04] [修正:2009-02-25 00:32:04] [このレビューのURL]

3巻まで読んだ感想です。

主人公は探偵事務所でアルバイトをしているサクマさん。
仕事にもなれた頃、衝撃の事実が…
なんと雇い主のアクタベさんは悪魔を使役して依頼を解決する悪魔探偵だったのです!!

こんな風にアラスジを書くとデジャブ感満点で残念な感じですが、実は下ネタたっぷりのギャグ漫画です。下ネタにある程度耐性があれば楽しめます。
自分は1話目でガッチリ持っていかれました。マ○オさんが婿養子のくせにやってくれちゃってます。
1話のネタが大丈夫なら問題なく楽しめると思います。

読んでると、一見まともでないアクタベさんが1番常識人に見えるから不思議。
主人公のサクマさんも意外と人間的にダメな人です(笑)。
2巻後半で登場したコータローも、ただのウザい奴かと思いきや、意外とやればできるコでした。ヒモティーの流し方は見事でした。

キャラ達が時々見せる黒〜い表情がたまりません

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-13 21:07:24] [修正:2009-02-13 21:07:24] [このレビューのURL]

猟奇殺人事件で家族を殺され、唯一の肉親だった祖母も亡くして一人きりになった柚子。その前に猟奇殺人事件の犯人の仲間だという二人組みが現れたとき、眠っていた憎しみが目を覚まし、”ペパーミント”が起動する!

この作者の魅力の一つは、作品にたびたび出てくる社会性ゼロなダメ人間キャラだと勝手に思ってますが、本作でも主人公の舎弟・ハッサクがイイ感じにダメなキャラに仕上がってます。この作者はこういうキャラを描かせたら天下一です。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-06 01:28:31] [修正:2010-07-30 00:20:17] [このレビューのURL]

帝都守護警察の陰陽二課の面々が人を喰らう鬼を相手に大活躍!
しかけたところであえなく打ち切りに・・・

正直消化不良な感がいなめないので、評価が低いのは仕方ない。
ただ、おなじみの陰陽師の衣装の前掛け(?)部分に”police”って書いちゃうセンスは大好きです。

お気楽なギャグ&バトルものかと思いきや、たまーにキビシイことを言うのもイイです。

絵がダメでなかったら読んで損はないと思います。
ただ、「俺達の戦いはこれからだ」的なラストであることは予めご了承ください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-29 00:04:45] [修正:2010-07-29 23:46:16] [このレビューのURL]

5点 ADAMAS

3巻まで読んだ感想です。

万能な美人が大活躍する漫画。
どうせ主人公の勝ちで終るのが目に見えてるので、そう言った意味でのドキドキは期待できません。雰囲気は映画の「チャーリーズ・エンジェル」に似てる気がします。

設定自体は好みですが、主人公のキャラが出来すぎでしっくりきません。オシャレな感じを狙った会話もスベリ気味。正直微妙。

ただし、黒髪長髪の派手目な美人が、ゴッツイ鋲付きメリケンで悪漢の顔面を張り倒す絵はエラく爽快。これだけでも一見の価値ありです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-27 23:37:25] [修正:2009-11-29 12:58:49] [このレビューのURL]

9巻まで読んだ感想です。

出張先の東南アジアで運び屋に誘拐され、そのまま運び屋のメンバーになった日本人サラリーマンが”悪徳の街”に生きる悪党達と様々に関わっていく漫画。

派手な銃撃戦、個性的なキャラクター、重くて苦いストーリー。
これらが高い画力で描かれた力作です。台詞もアメリカの映画みたいでカッコイイ。

点数が低いのは、個人的に暗い話が好きではないという嗜好の問題もあります。
しかし、それを除いても、突き抜けた面白さがない作品という印象が拭えません。
よく”B級映画”と評される本作ですが、”B級”ってもっと単純に1つの気持ち良さを追求した作品のことなのではないでしょうか?
B級を名乗るにはアクションの爽快感という気持ち良さを相殺してしまう、重いストーリーや登場人物が背負う陰などの枷が多い。A級を称するには奇抜なキャラ設定や現実離れしたアクションが邪魔になる・・・細部ごとの水準が高いだけに残念です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-02 04:39:49] [修正:2009-11-02 22:57:34] [このレビューのURL]

10巻まで読んだ感想です。

友人から借りてサラッと読んだ感想です。
マテリアルパズルでは鼻についたギャグがうまい具合にハマッてます。作画が違う人なので絵は劇的に改善しています。

基本は学園モノですが、剣道もそれなりに巧く描けてます。
剣道をやったことのある人間が読めば、何やってるか把握できるレベルにまとまってます。ただし、あくまで”把握できる”程度のレベルです。他の剣道漫画は知りませんが、漫画で剣道を表現しようとしたらこんなもんじゃないでしょうか。
コジローさんの剣道に対する葛藤も妙にリアルでした。

絵柄が好みでなかったのと、ギャグシーンでデフォルメ絵を多用する作風が合わなかったので点数低めです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-28 02:31:14] [修正:2009-06-28 02:31:14] [このレビューのURL]

もやしもんからこの作者を知って、こちらも読んでみました。

とりあえず、もやしもんとは全くの別物です。
読んだ後にヒリヒリするというか、とにかく作品の印象が全然違います。真面目に時代物を描いてます。

絵柄はもやしもんとほとんど同じです。背景からなにから、ガッツり描き込んであってスゴイ密度です。

このジャンルの作品としてはとてもレベルが高いと思いますが、自分には合わなかったのでこの位の点数です。もやしもんの印象が強すぎたせいもあるかもしれません。

「週刊 石川雅之」といい、この人の引き出しの多さにはびっくりです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-27 01:27:27] [修正:2009-06-27 01:28:20] [このレビューのURL]