「団背広」さんのページ

総レビュー数: 137レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年05月03日

昔、漫画が読みたくても買う金がなかったガキのころに、姉の部屋を勝手にあさくって偶然見つけたこの漫画が、俺が初めて読んだ少女漫画でした。
いやぁ、初めて読んだときはメチャクチャ笑いましたわ。女探偵の助手が大暴れするときに「手負いのバルタン星人」とか言われてる表現がおかしかったし、それまで幼年向け漫画(ボンボンとかね)しか読んでなかった俺にとって、金勘定が何より大事な探偵とか、演歌歌うのが趣味のアイドルとかって設定はインパクトが強くて面白すぎた。これ読んだときに腹かかえて笑うって体験を初めてしましたよ。
俺にとって、ギャグとは違うコメディそれ自体の面白さを教えてくれたのがこの漫画なんで、とても思い入れのある作品です。

今、改めて読み直して見ても面白いなぁと思います。
なんていうか現実にある世の中の世知辛さみたいなものを存分に出して、それをネタにして笑わせつつ、ヒューマンドラマもちゃんと描いてホロリとさせる。この泣きと笑いのさじ加減がとても上手いんですよ。
この手の漫画じゃそういうのは定石の手だと思うけど、この人はそれがかなり上手いほうなんじゃないのかな。
遠藤淑子さんの書く漫画はどれも良質のコメディだと思いますしね。

ちなみに。
少女漫画って面白いなぁ!と思い姉の部屋をさらにあさり始めた俺は、その後いわゆる「やおい」系漫画を見つけて読んでしまい、トラウマになったというオチがついた…

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-05-28 12:08:34] [修正:2005-05-28 12:08:34] [このレビューのURL]

確実に料理のしかたを間違えた漫画だ。編集が悪いのか漫画家が悪いのかはわからんが、何か間違えちゃった感がありあり。
かず先生はもっとハードで、シリアスな部分をメインに置いたほうがいいのにな…載った雑誌が悪かったか。

読切「外道」は名作だと思ったので、それのスピンオフ的なこの作品には期待してたんだけどね…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-28 11:34:42] [修正:2005-05-28 11:34:42] [このレビューのURL]

スタイリッシュで荒唐無稽な剣劇漫画。
変な武器たくさん出てくるし、登場人物の線が細いしで真っ当な時代劇漫画とはとても言えないが、それが逆に功を奏して非常に読みやすく仕上がっている。時代劇?何それな人でもこれなら普通に読めると思います。

絵も上手で、特にこの人は女性の儚さを描くのが上手いと思う(って、「おひっこし」じゃ全然逆のことやってますがね)。
少々本筋…物語の背骨がしっかりしてないかな、とは思うもののセリフやキャラクターに十分な魅力があるので良しとしましょう。

どうも連載初期からアクション演出を色々実験しているようで、小さな正方形のコマを延々つなげたり、斬撃の背後に花の絵を飾ったりと珍しい手法が見られる。
その実験がそこまで劇的な効果をあげているとは思えないが、なかなか面白いのでオーケーオーケー。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-05-28 11:28:31] [修正:2005-05-28 11:28:31] [このレビューのURL]

3点 Waqwaq

[ネタバレあり]

絵とデザインは進歩したと思いますが、話の作り方や話それ自体が「封神演義」のころから比べ劣化してしまった感が…

主人公がロックマンみたいに倒した敵の能力取っちゃうから、普通に出てくる敵は能力ひとつしか持ってないので勝って当然じゃんとか思っちゃうんだよなぁ。
あと前から薄々感じてはいたけど、コメディ部分とシリアス部分を上手く使い分けられてないような印象があります。真面目にやってるとこで変なギャグ出されても、ねぇ…。

話にもさほど魅力がないです。
やはり藤崎竜は原作付きじゃないと駄目なのか…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-25 23:20:24] [修正:2005-05-25 23:20:24] [このレビューのURL]

アクションメインのくせにアクションに重みがない。
身体を斬りつけられてもちょっとホコリがついた程度にしか描かれないし、全然痛そうにも見えないので緊張感ゼロ。

キャラクターに魅力もあまり感じないし、絵も典型的すぎて面白味がない。
そこから脱却して何か新しいことをやろうとする努力が少しでも見えればまだ好意的にもなれるんだが、そういう部分も見えないし。
この程度で出来上がった自分のスタイルにあぐらをかいているようじゃあ下らんな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-25 23:07:38] [修正:2005-05-25 23:07:38] [このレビューのURL]

藤田和日郎先生のように、どんなに話を膨らませすぎてもなんとか話をまとめようとする姿勢すら見えない。同人書いてる暇があったら本業を真面目にやれよ。
もういい加減、未完でいいから終わったほうがいいんじゃないの?
ファンもどれだけ残ってるんだろうかね。あんまり客をなめた商売してると長生きできませんよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-25 22:59:26] [修正:2005-05-25 22:59:26] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

以下の文章は俺、団背広の偏見と思い込み、そしてやり場のない怒りによって書かれたものです。
完全にネタバレしてますし、読むと気分が悪くなるかもしれないので注意して下さい。



俺が滅多なことじゃ0点をつけないのは、稀に殺意に近い怒りを抱くような漫画を目にすることがあるからだ。そういう作品に対する怒りを示すために、俺は0点を取っておいている。
そして俺はこの「隣人13号」に、今初めて0点を与える。

この漫画はいじめられっ子がいじめっ子に復讐する話…ではない。
いじめられっ子が関係ない人間を山ほど殺したくせにちょっと謝られただけでいじめっ子を許す話だ。
「ごめんな」の一言でいいんだって。許すんだってさ。ハァ?
じゃあ今まで散々子供とか友達とか警察とか殺したのはなんだったのよ?十三よ、お前の憎悪はそんなもんだったのか?
そんなクソくだらねぇレベルの憎悪で何人も何人も関係無い人が死んだわけか。いやぁ、いい話ですね。感動しすぎて血管が浮き出てくるよ。

俺が何より許せんのは井上三太がいじめられた、虐げられた人間の気持ちをまったく理解していないのに、それを「理解したつもりになって」主人公にしている点だ。
だいたいなんで復讐するために二重人格になる必要がある?
十三がどんなに優しくても、復讐したくなるほどいじめられたのなら性格が歪んで凶悪になるんじゃないのか?なぜあいつは心が荒まないんだ?頭の神経何本か切れてるんじゃねぇのか?
それにな、十三の仕事場の友達、ありゃなんだ。アニメーター?へぇ、いじめられっ子は全員ああいうガチガチのオタクだと思ってるのかい?下手なセーラームーンの絵書いてさ。いまどき(つってもこれ割と昔の漫画だけど)セーラームーンはないだろうよ。まぁ、オタクに関してその程度の知識しかないんだろうけどな。
ああいう描写でこの作者が間違いなくいじめられた側を馬鹿にしている、自分より下に見ているのがよくわかる。
多分、井上三太はいじめられた側じゃなく、いじめてた側なんだろうな。

ああ、長くなる。もっと言いたいことはあるが箇条書きで済まそう。
・十三がまったく関係無いアパートの隣人まで殺すのがわからん。復讐するなら殺すのはその対象一人にしろよ。
・十三の本当の顔は映画の「ダークマン」ですね。人工皮膚がある世界なんだね、すごいな。
・基本的にドラマがベタすぎ。
・メーテルと麻原似の殺し屋が無駄すぎ。すぐ死ぬし…
・絵がテキトーすぎる。真面目に残虐描写やるんだったら血しぶきくらいちゃんと書け。
まぁざっとこんなところ。
いやぁ、これほどまでに憎悪と敵意を抱いたのは久しぶりだ。読んだあとの怒りをどこにぶつけりゃいいのか迷って悶々としたよ、はっはっは。

最後に。
俺が十三なら、何十回何百回謝られようと相手をブチ殺すけどな。
「謝って済むなら警察はいらん」って言葉知ってますよね、井上先生?

ナイスレビュー: 9

[投稿:2005-05-24 22:52:48] [修正:2005-05-24 22:52:48] [このレビューのURL]

はっはっはっはっは、ふざけてんじゃねぇぞコラ!!
最後のオチとその後の言い訳がましい後書きが何もかもをぶち壊した。

ラストで内的世界に閉じこもり、読者を無視したこんな奴が知識人だと?笑えもしねぇ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-05-24 22:16:50] [修正:2005-05-24 22:16:50] [このレビューのURL]

変身シーンだけでこの話の何もかもがわかるという珍しいヒーロー漫画。
変態仮面がもうなんか凄すぎて、どっからどう見ても1発ネタなのに6巻まで単行本を出すほどに健闘した。

「フォォォォォォ!」「レスリングスタイル!」
これがすべてでありすべてがこれ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-24 21:52:32] [修正:2005-05-24 21:52:32] [このレビューのURL]

熱くて泣けるギャグ漫画、というものがまさかこの世に存在していたとは!

この漫画はムチャすぎる展開とかも最高だし、それもウリの一つなのだが、キモはやはり島本流名言の嵐だろう。
理論なんぞ勢いで吹き飛ばす、燃えさかるこの名言の数々の素晴らしいこと!読んでるだけで熱いパルスで胸ズキュウウウン(意味不明)って感じだぜ!!
本来なら引かれるくらいの熱さを持ったそれを、うまいことギャグのオブラートに包んでくれているのですんなりと読めるのも好印象。島本先生さすがです!

島本作品の中でも傑作と名高いこの作品は万人にオススメする。
男なら読め!いや、男じゃなくても読んでくれ!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-05-24 21:47:19] [修正:2005-05-24 21:47:19] [このレビューのURL]

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