「団背広」さんのページ

総レビュー数: 137レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年05月03日

作者が笑わせようとして書いたシーンが全然笑えなくて、大真面目にやってるとこのほうが笑えるっていうのはなんつーか痛い。キャプテン翼もここまで痛くはなかった。

「すいません棄権します腹痛いんで…」のところは、一瞬コロコロのギャグ漫画を読んでいるのかと錯覚したほど辛かった。しかもそういう痛くて笑えないギャグって妙に頭に残るのよね…悪夢のように何度もリフレインしてアイタタタな脱力感に襲われまくり。
そういう経緯があるので1点。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-05-10 00:14:17] [修正:2005-05-10 00:14:17] [このレビューのURL]

俺に人情物、ブラックジョーク、破天荒でメチャクチャな展開の面白さを教えてくれた漫画。
最近はアニメ化やらジャンプ読者の低年齢化やらが原因なのか、過去に見られた面白さはなくなってしまったが、100巻くらいまでは普通に最高だった。
噂じゃあ担当編集が変わったとか情報源だったアシスタントが辞めたとかいろんな話があるけど…いったいなんでこうなっちまったんだろうね。

アイアンマンレースとかやってたころが一番良かったなぁ…
もうあのころのこち亀は戻ってこないんだと思うと、少し寂しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-10 00:09:25] [修正:2005-05-10 00:09:25] [このレビューのURL]

スラムダンク以降、動脈硬化しつつあるスポーツ漫画界に新しい解答を提示した作品。松本大洋が自らのスタイルを確立させたのもこのころだろう。
よくこの手の漫画について「才能が先か努力か先か」のような議論が交わされることがあるが、この漫画ではその「才能」と「努力」を上手いことリアルに使い分けていて面白い。

もう主人公が最初から天才でバリバリ敵をやっつけるだけのスポーツ漫画には飽きたよ!って人にオススメ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-05-10 00:01:52] [修正:2005-05-10 00:01:52] [このレビューのURL]

黒田先生の変な映画の見方が笑える。
が、もちろんのこと題材にされてる映画を見てないとあんま面白くないかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-07 10:06:03] [修正:2005-05-07 10:06:03] [このレビューのURL]

「バカ熱血漫画度」みたいな点数があったら20点つけてあげたくなるくらい熱くてバカ。
しかし大真面目にバカやってるし、理論はムチャクチャなんだがなぜか説得力のある名言の嵐で非常に面白い。
過剰な演出がその面白さに拍車をかけ、漫画家の内情みたいな話もたくさん挿入されているのでゲラゲラ笑える。

しかし、やっぱり一番の見所は某妖怪漫画で有名な富士鷹ジュビロ(仮名)と炎尾燃の対決だろう。おいおいそこまで言っちゃっていいのかよ!?ってなくらいに攻撃しまくりで最高!
あの漫画家を知ってる人は是非読んでみて下さい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-07 09:49:52] [修正:2005-05-07 09:49:52] [このレビューのURL]

8点 BECK

ハロルド作石独自のリアリズムで描かれる上質なバンド漫画。
テンポも良いし、現実のドラマとして見て変に浮いた部分もないので読みやすい。もちろん漫画らしい部分もあるが、大抵はギャグのネタになってるだけなので十分許容範囲。良い意味で普通に楽しめる作品。

バンドと少しでも接点があり(ライブに行ってるだけでも可)、音楽好きなら思い入れがかなり変わってくると思うので、そういう人は是非読むことをオススメする。
「全員墓場で会おう」!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-07 09:43:35] [修正:2005-05-07 09:43:35] [このレビューのURL]

7点 茄子

一応いくつかつながってる話もあるオムニバス短編連載。アニメ映画化された「アンダルシアの夏」も収録。

しかし困るな。感想は?って聞かれると、なんとも迷うしかないところが…
感動するとか人生変わったとか、そういう漫画じゃないんだ。そうじゃないんだけど、なぜだかこの漫画は心に響く。なぜだ?
セリフの節々にびっくりするくらいのリアリティを感じるからだろうか。それとも黒田硫黄の独特すぎるセンスに圧倒されているのか?
タマネギの皮を全部剥いて最後に残った部分だけを見ているような、そんな変な気分になる。不思議な漫画だ…

黒田硫黄の漫画を読むと、「こういう漫画もあるんだ、あっていいんだな」としみじみ思う。漫画好きな方は読んでみて下さい。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2005-05-07 09:36:58] [修正:2005-05-07 09:36:58] [このレビューのURL]

5点 DEATH NOTE

正直言って俺は読めない。セリフが多すぎる上にそのセリフを全部読まなきゃ内容がわからないというのは、この作品のキャラクターにまったく興味が湧かない自分にとっては苦痛でしかない。
確かに絵は上手いと思うし、小畑先生は「あやつり左近」とかで下積みしてたの知ってるからあんまり嫌いなわけじゃないんだけど…
正直、この手の推理物は少年ジャンプでやってもなぁ。青年誌だったらもっと真面目に読む気になるんだけどさ。

っていうかなんで「月」で「ライト」って読むんだ?そういう読み方あるの?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-07 09:28:50] [修正:2005-05-07 09:28:50] [このレビューのURL]

8点 大王

他人の夢を覗き見しているような感覚すらするヤバい漫画群。
中でも「象の散歩」のとあるセリフは、時が止まったかと思うほど強烈な衝撃を受けた。一体なんなんだこれは!?
その衝撃がどーしても忘れられんので、7+1で8点。

これぞまさしくセンス・オブ・ワンダーなコミック。藤子不二雄のスピリットを受け継ぐのはこの黒田硫黄かもしれん。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-07 09:22:07] [修正:2005-05-07 09:22:07] [このレビューのURL]

俺が初めて読んだ黒田硫黄漫画。ロボ好きだからロボ漫画かと思って買ったらロボってのは常連脇役のあだ名だった。

しかし、この人の漫画も新しいね。全部筆ペンで書いたような線は荒いとも言えるが妙な空気を持っており、これは…そう、手塚治虫、横山光輝などの往年の作家に近い空気がある。
会話にもヘンなリアリティがあって面白く、漫画というよりドラマを見ている気分になる。基本的には「ブラックジャック」のような、何か事件があってそれを解決して…という流れをくんでいるが、そのどれもが一筋縄ではいかないというか、まともな解決のしかたをしないのが面白いところ。

説明するのが非常に難しいが、この漫画は独特であり、そして「いい漫画」だ。寺田克也さんは「きれいな絵はないが、きれいな漫画」と言っていた。そういう漫画だ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-05-07 09:16:28] [修正:2005-05-07 09:16:28] [このレビューのURL]