「コステロガーデン」さんのページ

総レビュー数: 225レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年06月12日

塀内さん「三国志」知らないでしょう?

「三国志」は大好きな題材なので、連載当初から読んでいましたが、
作者の「三国志」に対しての資料知識の薄さと、愛情のなさが読み取れてしまい、
結局読めたのは序盤のみで、途中で挫折してしまいました。
何より演出が地味で、
ストーリーにもキャラにも惹かれるところがありませんでした。

◇この作品の個人的価値=全4巻で 20円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-16 16:51:41] [修正:2005-08-16 16:52:32] [このレビューのURL]

ハードボイルド医学伝説!!

尋常ではないシチュエーションのオンパレードで、
出てくるキャラも医療マンガとしてはありえないヤツが多かったですね。
医者とは思えないほどの肉体美と屈強さに怪しすぎるそのスタイル。
真面目な作品なのかギャグなのか、それさえもわからなくなる程の
不思議なインパクトと魅力をもった怪作です。

主人公はまんま「北斗の拳」のケンシロウだし、
ネタも「ブラックジャック」そのままだったりしますし、
脇役も「ジョジョ」とか「味っ子」で出てくるキャラを
平気で使ってますし、
なにより、怪我や病気を治す医者が
ボコボコにして怪我人つくっちゃうんだからすごいですよね。
それでいて人間ドラマはきちんと描かれていて、
ホロリとさせられる良い話もあったりして、
実はこのマンガすごいんじゃないか?って思ってしまいます。

◇この作品の個人的価値=全44巻で 4000円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-16 15:49:32] [修正:2005-08-16 15:49:32] [このレビューのURL]

料理漫画を媒体にした作者の偏見に満ちた思想書。

これほど食文化に関するノウハウや問題を
知識として取り入れるのに適した漫画はないでしょう。
そして、初期の海原雄山のいろんな意味でのすごさが読み手を夢中にさせました。
お前は何様?というくらいの悪漢パワーはすごいものがありました。
ただし、バブル崩壊後、美食ブームが去っていく中で、転換期を迎え、
親子対決をぼかしてしまい、それにあわせるかのように海原のパワーも激減し、
この作品の魅力がどんどん失われていきました。
特に最近は、マンネリ感、無理矢理感が随所に見られ、
人間ドラマとしての質もかなり落ちており、
それに追い討ちをかけるキャラの性格の豹変振り。
ましてや、初期の毒舌、暴言も見られず、つまらないの一言。

また、さまざまな問題に取り組む姿勢は評価しますが、
作者の頭が古いせいか、釈然としないモノが残ります。
いくら真実の一端を捉えているからといって、
偏り過ぎた思想を読者に押し付ける作風は危険極まりなく、
間違っても人には薦めたくない作品です。

◇この作品の個人的価値=92巻までで 2800円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-16 12:28:00] [修正:2005-08-16 12:31:42] [このレビューのURL]

掟破りの凄まじいストーリーに衝撃と戦慄が走る!

物語のパターンやセオリー、少年誌の慈悲などは、まるで無いです。
あるのは、壮絶なる残酷な描写と狂気。
人間の持つ本質を容赦なく独特の荒々しいタッチで描き、
残虐なシーンは、恐怖からトランス状態に陥る人々の狂気を見事に描写。
そのパワフルかつ異常なまでのグロさに圧倒されました。
全5巻、連載期間1年ほどと短いながら、
かなりの破壊力を持った濃密な作品です。

恐怖に混乱した人間がたどる姿とデビルマンは、
心の部分で相対するものとして描かれ、
悪魔の心を持ってしまった人間と人間の心を持ち続ける悪魔それぞれが、
破滅の中で何を考え、どういう行動を起こすのかは見物。
善悪とはなにか?その境界線は?我々人間がするべきことは?
さまざまな疑問を投げかけてきますが、
私には、重すぎて、深すぎて、すべて受けきれませんでした。

この作品を読んで痛烈に感じたことは、
「この世で一番恐ろしいものは人間。この恐怖にかなうものはなし。」

◇この作品の個人的価値=全5巻で 2000円也

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-16 00:37:56] [修正:2005-08-16 11:17:12] [このレビューのURL]

シジフォスの岩、賽の河原の石積み状態。

この作者の作品は何かひとつ読んだら
あとは読む価値ないです。同じだから。。。

◇この作品の個人的価値=全7巻で 70円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-07 22:51:46] [修正:2005-08-07 22:51:46] [このレビューのURL]

少女漫画にしてこの破壊的な世界はすごい。

メチャクチャなストーリーと変てこキャラクター、
お父さんの異常なまでの心配性から起きる行動など、
病的なまでの展開に妙に笑いが込上げてきます。
話のノリも早いので、グダグダした感じを受けず、
ずっと笑いっぱなしでいられるのには、作者のパワーを感じます。
この作者、漫画家を辞めてしまったそうで残念です。

◇この作品の個人的価値=全6巻で 800円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-07 22:09:43] [修正:2005-08-07 22:09:43] [このレビューのURL]

硬派でも軟派でもなく中立の半端なバスケ漫画。

どちらかと言うと高校バスケ編より初期のストリート編のほうが好きでした。
最初のまま、ストリートバスケで通してくれたら面白かったのにと思います。
それでもある程度の盛り上がりがありましたが、
ピークを過ぎてからはダラダラとつまらない展開にゲンナリしました。
しかもラストが非常に中途半端な終わり方だったので、
全体的にも中途半端な感じになってしまいました。
主人公の成瀬は全くといっていい程つまらないキャラでしたが、
唯一、澤村のクールさとお金に弱く女に興味なしっていう性格が気に入ってました。

◇この作品の個人的価値=全29巻で 1500円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-07 22:06:19] [修正:2005-08-07 22:06:19] [このレビューのURL]

がんばれ空!ポストスラムダンクを目指して!

どうしてもバスケ漫画となると「スラムダンク」と比較してしまうため、
損なところではありますが、この作品は大健闘といったところ。
主人公の、背が低いところに共感が持てます。
それは、日本人初のNBAプレイヤー田臥くんを応援する心理に似ているのかも知れません。

個人的には「アイシールド」といくらかかぶる不良三人組のキャラが、
親近感のわく好みのキャラクターです。
細かなところに遊び心があるのも、探すのが面白くて良い。
バスケの描写が、少し分かり辛い所があるのと、
「スラムダンク」を意識したような絵柄が
あまり上手くないのが残念です。
ギャグは好き。今後の展開に期待大!!

◇この作品の個人的価値=6巻までで 1000円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-07 22:02:47] [修正:2005-08-07 22:02:47] [このレビューのURL]

オシリの描写に命を賭けて。。。

恋愛モノは、基本的にあまり好きじゃないので、
評価の高いことはあまりないんですが、
この作品は、中学の頃に私自信が体験した恋愛にオーバーラップする部分があり、
感情移入してしまったためか、素直にうるうると感動できました。
この作品では、ヨータと貴志のその後は描かれていませんでしたが、
私の場合は親友との仲が元に戻るまで、7年ほどかかりました(笑)

出てくるキャラがみんな感じのいい人ばかりで、好感が持てました。
恋愛話にリアリティーはないものの、心理描写が多く描かれており、
そちらの方は共感できるリアルさが多く見受けられました。
この作品は、アイ編、レン編と2部構成ですが、
名のとおり、アイ編は「愛」がテーマで、レン編は「恋」がテーマです。
アイ編が本作で、レン編はあくまで本作のエピローグ的な役割になっています。
古典的なワンパターン設定が多い恋愛モノとはひと味違うところがとても良いです。
恋愛漫画という枠の中ではトップレベルの作品ではないでしょうか?

◇この作品の個人的価値=全15巻で 3000円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-07 21:58:42] [修正:2005-08-07 21:58:42] [このレビューのURL]

昼間はカウンセラー、その実体は必殺仕事人!!

真っ白な背景の多いこの作者の画風は、
こういった暗い雰囲気の作品が合うのかもしれません。
主人公の精神と記憶を破壊する能力で、
心の傷を癒したり、逆に廃人にしたりなどしてたのが、
最後の方はジャンプ漫画の悪癖で、
触れた部分を壊死させることができる能力者との
バトルマンガになってました。
それでも、この作者のデビュー作にして、
一番高く評価できる作品です。

◇この作品の個人的価値=全5巻で 600也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-07 21:55:53] [修正:2005-08-07 21:55:53] [このレビューのURL]