「コステロガーデン」さんのページ

総レビュー数: 225レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年06月12日

わたし残酷ですわよ。

「ゴージャスアイリーン」
若かりし頃のエレナがスタンド使いになったような話。
「ビーティー」
推理マンガばりの駆け引きが面白い。
ビーティーはDIOの幼少期じゃないのか?と思うような雰囲気あり。
「バージニアによろしく」
「武装ポーカー」
絵はとても下手ですが、独特のストーリー展開はこの頃から。。
洋画のような雰囲気が感じられました。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 100円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-28 22:50:56] [修正:2005-08-28 22:50:56] [このレビューのURL]

8点 火の鳥

手塚治虫の先見性には改めて脱帽!

「面白い」というよりは「すごい」という表現が合う作品です。
壮大な時間軸で輪廻している巧みな構成は、きっと手塚治虫にしかできない究極の芸当でしょう。
手塚流の哲学で織り成すこの物語には、少数派な思想と説明くさいセリフが多く見られるので、
そこをどう感じるかで面白さが違ってくると思われます。
なにぶん宗教的な要素が強い為、嫌な人はとことん嫌かも知れません。

「黎明編」
まさに火の鳥が主人公。永遠の命に翻弄される人々の生きるための戦い。
「未来編」
想像できない程の時間の経過をみごとに描いています。すごい!
火の鳥を大傑作へと押し上げたすばらしい編。
「ヤマト・異形編」
ロミオとジュリエットばりの愛の惨劇。(ヤマト編)
巧みに因果応報を魅せています。一番恐い話かもしれません。(異形編)
「鳳凰編」
宗教性を全面に出した悟りチックな人生ドラマ。
「復活・羽衣編」
スタンリーキューブリックを思わせる天才的なストーリーは見物。(復活編)
内容は兎も角、面白い構成です。(羽衣編)
「望郷編」
ながい年月と壮大な宇宙規模で、望郷の思いを綴っています。切ない。。。
「乱世編」
源平の歴史と絡めた手塚流日本史。個人的には駄作。
「宇宙・生命」
斬新なコマワーク(宇宙編)・すごく深いラストのセリフが印象的。(生命編)
「太陽編」
個人的には一番マンガらしく、一番面白いと思える長編作。
「ギリシャ・ローマ編」
カラーが多いのが嬉しい、それ意外に特筆すべき所はなし。

この作品は、
思わぬところで他編と繋がっていたり、
各編に登場する猿田一族が手塚治虫本人に見えたり、
ちょっとしたところに他の手塚作品のキャラが隠れていたり、
何度読み返してもその度に新たな発見があるのも嬉しいですね。

完結した時に、全ての話が実は長い物語の一部に過ぎなかった
ということがわかる仕組みになっています。
そう言っていたこの作品も、ついには最終話まで目にすることも叶わず、
未完に終わってしまいました。。。
日中戦争の頃の中国を舞台にした「大地編」の構想メモと、
アトムが登場する予定だった「再生編」のタイトルを残して。。。

◇この作品の個人的価値=全17巻で 5000円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-26 22:36:40] [修正:2005-08-26 22:36:40] [このレビューのURL]

人情味溢れる新世代の不良ギャグ漫画。

タイプでいくと、「湘南爆走族」と同じ匂いがする作品。
ギャグのセンスは天下一品で、ストーリーもきっちり魅せてくれます。
1話、2話くらい読むと、この作品と馬が合うかどうかがわかるので、
面白いと思った人は、右肩上がりに面白くなっていきますから読破をお薦めします。

ギャグは、卑怯で強くて自由奔放な三橋と、男気溢れる伊藤のコンビに、
単純バカの今井が加われば最強のトリオ・ザ・漫才という感じ。
彼等のバカさ加減に自然と笑いが込み上げてきます。

シリアスストーリーの中では開久高校への殴りこみ、
相楽のリターンマッチ含め、開久がらみのモノがダントツに面白かったです。
それでもストーリーとして高いテンションを維持できていたのは軽井沢編まで、
それ以降は、最終バトルまでスタミナ切れの感じを受けました。
エンディングもググッと盛り上げて終わらせて欲しかったのですが、
スカッとする感じが無く、煮え切らない終わり方で残念でした。

追伸、三橋のやんちゃで意地悪な行動、言動が
ロンブ−のアツシとかぶるのは私だけでしょうか?

◇この作品の個人的価値=全38巻で 5700円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-26 22:17:40] [修正:2005-08-26 22:17:40] [このレビューのURL]

変態マニア図鑑って。。

主人公よりも、カリスマ性のある脇役達の方が魅力的に描かれています。
出てくる犯人が、変態チックな連中ばかりというのが、
良かったというか悪かったというか。。。
サイレントボマー編とテロリストの挽歌編の話がずば抜けて完成度が高く、
とても面白かったです。
それ以外の話は特に目を見張るようなところはないですが、
サイコメトラーという実在する超能力者を用い、謎解き風味にしたのは
推理モノの新ジャンルという感じがあり、
時々のギャグも、スパイスとして楽しめた為、
当時、それなりに読みこなす事ができた作品でした。

◇この作品の個人的価値=全25巻で 2000円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-22 23:32:34] [修正:2005-08-22 23:33:01] [このレビューのURL]

人生を賭けたイカサマ勝負

私自信、麻雀はルールくらいしか知らないので、
あまり好んで麻雀マンガは読みませんが、
この作品は、ひと癖もふた癖もある玄人(バイニン)が、
これまたひと癖もふた癖もあるイカサマを使って勝負する様子を、
独特のタッチと怪しい雰囲気で描いており、なんの抵抗も無く
作品の世界にすうっと引き込まれていきました。

特筆すべきはやはり、怪しい雰囲気を醸し出している星野氏の作風にあると思います。
戦後のファンクな様子もとても良く描かれていますし、
登場人物達の、裏の顔を写すような、奥の手を隠しているような、
そんな怪しさ、無気味さが非常によく描けています。
コマワークも綺麗に間引きされたがごとく読みやすく、
迫力もあり、個人的にはかなり好きな部類の作風です。

ストーリーは、イカサマを見抜く行為をくり返していくマンネリさは多少あるものの、
登場人物の強烈な存在感に、そのマンネリ感も影を潜めてしまいました。
手に汗握る緊張感のようなものはあまり感じとれませんが、
勝負に対する哲也の執念と、玄人として成長していく姿に読みごたえを感じました。

◇この作品の個人的価値=全41巻で 5000円也

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-22 23:27:13] [修正:2005-08-22 23:27:13] [このレビューのURL]

コロコロコミックテイスト溢れる商業用漫画。

連載当初は「ジョジョ」の影響が大きかった感じの作品でした。
いろいろなゲームで勝負するはずが、その後カードバトルのみになっているのは
実際にカードも売られるようになったあらましから、
作者とコナミの思惑通りといったところではないでしょうか?
しかし、いろいろなゲームで、遊戯の別の人格が罰を下し、
脇役キャラ連中を倒していた頃の方が断然面白く、
カードバトルになってからは、頭脳戦がどこかにいってしまい、
出したモン勝ちの都合のいいカードばかりでストーリー展開していくことが多くなりました。
それでもペガサス編までは許せましたが、
それ以降はマンネリと御都合の雨あられ状態で、
作者の意向とは別の何かが働いているようにも思えました。
そう、ジャンプお得意のあれです。きっと。

◇この作品の個人的価値=全38巻で 2500円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-22 23:16:55] [修正:2005-08-22 23:16:55] [このレビューのURL]

通称「エンボク」、狂気と欲望のしっぺ返し。

エンコーが巷を騒がせていた頃の10代の乱れた性事情と狂気を、
現実としてあり得そうと納得してしまうストーリーと、
ねじまがった切り口で、強烈なインパクトを放った問題作。
エンコーで被害にあった者と、その加害者、
残忍で欲望むき出しの男と、こしば流の色欲娘、
狩る者、狩られる者、その復讐に駆られる者、
行き着く先は惨劇のみの展開に、思わず固唾を飲むばかり。
そして、あまりにも呆気なく訪れたラストには、
悪戯がすぎたと納得いくも、正直、度胆ぬかされました。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 300円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-22 23:09:54] [修正:2005-08-22 23:09:54] [このレビューのURL]

マジンガーな打ち切り漫画。

ストーリーだけが進行し、
中味がついていかない展開は相変わらず。
キャラクター、ストーリー、バトル、どれをとっても
魅力あるものには、ほど遠い感じがします。
ロボットのデザインだけに気をとられている感じがしました。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 20円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-22 22:51:38] [修正:2005-08-22 22:51:38] [このレビューのURL]

10週打ち切り学園忍者漫画。

単調なストーリーで読み手を飽きさせます。
また、バトルセンスがいまいちなので、それが祟り、
いざ戦いというところで終了してしまいました。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 50円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-22 22:50:09] [修正:2005-08-22 22:50:09] [このレビューのURL]

有名規則脱出なるも進歩無し。

この作者の作品は、ジャンプで有名な10週打ち切りの規則にはまり、
あっという間に消えていくモノがほとんど。
そんな中、月刊で連載した為か、珍しく長期にわたり続いた作品。
しかしその内容は、10週で打ち切りとなる作品群となんら変わるものではなく、
長引いた分、余計つまらなさを感じてしまいました。
ストーリーは、王道を真っ向勝負している類いの作品ですが、
淡白で、どこか幼稚さが残るような展開に面白さを感じる事が難しく、
また、ヒーロー、ヒロインがワンパターンなこともあり、
新鮮さ、斬新さに欠ける平凡な仕上がりになっています。
ラストバトルも、目に余るほどの強引さと、
表面だけの薄っぺらい友情や正義に脱力感でいっぱいになります。
いろんな意味でのセンスが感じられない作品です。

◇この作品の個人的価値=全12巻で 300円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-22 22:47:54] [修正:2005-08-22 22:47:54] [このレビューのURL]