「torinokid」さんのページ

総レビュー数: 468レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年11月22日

寡作で著名な一ノ関さんの久しぶりの新刊。この作品は素晴らしい。
「面白い」というよりも「凄い」という評価が妥当か。

舞台は江戸中期(田沼意次から松平定信くらい)の歌舞伎界および周辺。
いやー、本当によく調べてますね、この御仁は。
とくにリアリズムとダイナミズムのバランスは絶妙。

ちなみにやっと写楽が活躍するかってあたりで話は終了。
作品には明記されてないが多分未完終了だと思われます。

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[投稿:2015-07-04 14:35:54] [修正:2015-07-04 14:36:59] [このレビューのURL]

諸星氏お得意の大陸系歴史もの。非常に面白い。

「無面目」、「太公望伝」両作品ともに
設定、展開からラストに至るまで、お見事としか言いようがない。
さすがです。

本作品集を一言で評するならば、
「深い」、これでしょうかね。

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[投稿:2013-10-14 15:29:25] [修正:2013-10-14 15:31:16] [このレビューのURL]

名作。泣けます。

乱暴に称すれば所謂「憑依もの」。
とある事故で死んだ男性と助かった若者がいて、
何故か男性の魂が若者の体に入り込んでしまったってな話。

ある意味とてもベタな設定な作品なのだが、
やはり深いのだな。さすが谷口ワールド。

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[投稿:2013-06-10 12:53:12] [修正:2013-06-10 12:53:12] [このレビューのURL]

9点 欅の木

内海隆一郎原作「人々シリーズ」を
谷口ジローがコミカライズした短編集。
名作です。泣けます。

原作も充分名作の誉れが高いんだけど、
谷口氏の精緻な絵で描かれると
さらに素晴らしいですね。

お見事です。

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[投稿:2013-06-07 10:07:59] [修正:2013-06-07 10:11:41] [このレビューのURL]

現在この世に生息する様々な動物たちの
初源的な生物を扱った作品。クジラとかイヌの祖先とか。

恐竜マンガはそれなりにジャンルとして存在していたけど
原始哺乳類マンガってのはかなり稀有ですな。
各動物たちはそれなりに擬人化されており
かなり読みやすく仕上がっている。

面白いです。おススメです。

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[投稿:2011-05-20 22:42:10] [修正:2012-08-08 11:54:46] [このレビューのURL]

9点 碁娘伝

名作。非常に面白い。
基本的には諸星的な大陸歴史物だけど怪奇要素は薄め。

主人公は囲碁と剣術に長けた「碁娘」。
ストーリー展開は「仕事人」的。

諸星作品にしては比較的スッキリできます。

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[投稿:2012-03-13 12:10:48] [修正:2012-03-13 12:15:32] [このレビューのURL]

名作。まさに諸星ワールド全開。
大陸系歴史怪奇物を描かせたらやはりこの人が一番だわ。

本当は10点付けたかったんだけど、
後年発表された完結編の出来がイマイチだったのでマイナス1。

個人的なイチオシキャラは敵だけど十四娘。
本作に限らず「強い女」を描くのが上手いですな、この御仁は。

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[投稿:2012-02-22 17:54:52] [修正:2012-02-22 17:54:52] [このレビューのURL]

まるで大河小説でも読んでいるかのよう。
日本(満州含む)近代史を描いた作品では頂点と言ってもいいかも。

重いテーマを長期連載していたにも関わらず、ストーリーの破綻もなく
また絵が荒れることもないあたりは、さすが村上氏。

史実との整合性についてもお見事。名作ですな。

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[投稿:2010-12-14 10:55:39] [修正:2012-02-19 00:49:36] [このレビューのURL]

9点 光る風

1970年当時から見た「近未来の日本」を描いた社会派作品。

日本が改めて軍事国家への道を進みだしたという設定。
暴走する国家権力(作中では国防隊と称す)の描写が非常に恐ろしい。

現在読み直してみると内容的にはかなり左寄り。
当時の社会情勢などを鑑みればまあ已むなしか。

鬱レベルが非常に高いので他人様に薦めようとは思わんが、
個人的には相当衝撃を受けた作品なので高評価。

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[投稿:2011-05-27 13:21:47] [修正:2012-01-29 22:02:04] [このレビューのURL]

9点 錬命術

個人的に好きなジャンルの作品なので高評価。
バイオ系科学マンガとでも言えようか。

近年の飛躍的なバイオテクノロジーの発達を、
中世の「錬金術」になぞらえて「錬命術」と称するあたり、
なかなか巧いですな。

科学的な背景描写の説得力が高いので、
作品自体が極めて深いものに仕上がっている。

名作「恐竜大紀行」の続編が所収されているのも嬉しい限り。

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[投稿:2012-01-15 01:18:46] [修正:2012-01-15 10:05:49] [このレビューのURL]

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