「健太(99)」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年06月09日

マンガが急速で連続的な変化を遂げた1990年代以降のマンガ、とりわけ吉田聡以降のマンガとそれ以前のマンガの違いの一つに伏目があると思う。

今では伏目は悲しみや苦しみという感情を表すに留まっている伏目は、それ以前のマンガではか弱さやけなげさという人物の性質を現すものとして描かれてきた。
試合のないときのあしたのジョーなどを思いうけべれば分かりやすいと思う。


見方としては、マンガの人の性質を現す表現が増えたことで相対的に伏目を性質を現す頻度が下がったというのも一つの解として正しいと思う。実際に初期の吉田聡の作品の一つであるスローニンではおでんやのばーちゃんは奥にただ立っているという描写が何度もされていた。現在ではけなげさを表す表現としてはこちらが主流になりつつある。

また社会が変化していき、それにあわせてマンガも変化したという見方もできるかもしれない。昨今の萌え系のコメディや、エロ系コメディなどの求められる風潮はけなげさの奥にある強さのほうに目が行っているからだろう。

赤色エレジーは本当に絵が上手いだけの古いマンガになりつつある。もちろんそれは実際今は古いマンガな訳だから当然だけれど、自分自身も含めて今のマンガを知る読者にはなじみにくくなりつつある。

ただここでだから昔は良かった、昔は悪かったという話をするのはあまりにもかっこ悪すぎるから避けるにしても赤色エレジーの伏目がちなヒロインのあまりの巧さを見たときだけは当事を知る人をうらやましく思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-04 00:19:17] [修正:2010-11-04 00:19:17] [このレビューのURL]

せんせいになれません!は今、らいか・デイズ、動物のおしゃべりなど雑誌の顔となっている4コマが長く続くうち最初ほどの面白さをなくし色あせていく中面白さが増していき、今の4コマ全体の中でも一つ頭の抜けた面白いマンガだと思いますが、他の作品は女の子は相当可愛いけど内容は面白くなくはないぐらいのマンガになっている。でもかわいい女の子欠かせたら日本一じゃないかと思ってます。ハルコは微妙だけど

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-14 23:16:31] [修正:2010-09-14 23:16:31] [このレビューのURL]

9点 ONE PIECE

ドラゴンボールと比較されることって良くあると思う。
共にジャンプで爆発的に売れたマンガということやろう。

ただドラゴンボールが選ばれて一番になって、こっちは消去法で一番になったというのが正直な印象や。
そのはずなのに、ドラゴンボールより良く出来ている。
ドラゴンボールがこのマンガに勝っている所は18号の美しさととピッコロのキャラ設定と、スーパーサイヤ人・通常時の書き分けくらいのものや。
二作品の違いというのは悟空(味方)から見た敵(世界)なのか、ルフィ(味方)をみる敵(世界)なのかということやけど、ざっくりとで良いならジャンプの90年代中盤以前か以後かという分け方になると思う。だからスラムダンクすごいという話でもええけど、もうちょっとワンピース自体に目を向けると、回想シーンと現在のかきわけの上手さが上げられる。本人達以外のモノローグの多様、今いない人物のキャラの定着させる上手さ、特にいうならヒルルクの逃げる格好と表情は強烈にキャラクターの印象を植え付けた。これで18号や紅心王子の花、ぺっぺっぺっちゃんに匹敵するヒロインがいたらもっと良かったのにと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-18 16:34:31] [修正:2010-08-18 16:34:31] [このレビューのURL]

相当面白い。ものすごく簡単にまとめると、各種料理漫画とへうげものをたして風呂をテーマにして描いた漫画。料理漫画は料理を褒め、へうげものは作った人間を褒める事をメインにしていて。テルマエ・ロマエはローマ人が日本の風呂について両方褒める。

まぁそれだけならどんな漫画家というだけなので面白さについて言えば、1話目2話目ですでにやられた。両方ローマに帰ったとき、日本で見た牛乳瓶と日本ザルというあっちの世界のものがあった。またあっちの世界では食で感動させられている。感動を伝える上でシンプルで確実な方法でそれでいて反応のさせ方は幅広い。でもちゃんと食べ物や平たい顔の人やサル以上に風呂についても感動させとる。

これがもし2回だけの短編でも相当面白いと思うけど。3話でそれをスパッと切り捨てる。3話目はローマに何もついて来ないし、ビールやヒメダケ煮も新しい食べ物や飲み物だという認識は無いし、描き方も違う。

でも最初の余韻として食べ物に対する感動を感じてしまう。

またローマ人が日本のものに驚嘆するとき、最初に平たい顔族といわれたことも助けて罪のない優越感を演出していて、テーマの新しさ云々抜きにしても漫画としてすごい良く出来ていると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-07 00:11:14] [修正:2010-05-07 00:11:14] [このレビューのURL]

5点 リアル

スラムダンクより絵も上手いしストーリーも良く出来ているけど、漫画としてスラムダンクより良かったかといわれたらスラムダンクのほうが面白い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-06 15:15:52] [修正:2010-05-06 15:15:52] [このレビューのURL]

ものすごい漫画だと思います。出来で行ったら、今まで読んだ漫画でまだ10巻以内の漫画で最終巻が出ていない漫画中ならSPさん、幾百星霜、私日和、紅心王子のどれかが一番だと思う(2010年5月1日時点)。
その次にそれでも町は廻っているや、ペンとチョコレート、テルマエ・ロマエなどが来ると思う。
1巻を読めば、誰もが二人が一緒に住むなというのは予想がつくと思いますが、それを徐々にセリフを減らしていきコマ間での時間の経過も少なくして、少し淋しい思い出のシーンだけ元の速さでという、準備をしっかりした上で、一緒に住むように決める。花がターゲットと気付くところ、花と打ち解けるところ、などもそれぞれが、準備をしっかりした上で話が進んでいて。結果話の通りに感情が変化していく様がとても綺麗に描かれています。
限りなく10点に近い9点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-01 22:30:17] [修正:2010-05-01 22:30:17] [このレビューのURL]

このマンガは綱渡りのマンガです。ある種のベタなギャグとしてオーバーな反応や、勘違いやこじつけによって話の進むマンガですが、伊達グルーヴは他人に対するもので、デトロイト・メタル・シティは主人公に対するものという違いはありますが、同系統のマンガと見ることが出来ると思います。
一方は2巻で終わり、一方は映画化までする大ヒット。
その差がどこに出来るかといえば、綱渡りをするかしないかです。何が綱渡りかといえばその特徴を目立たせるように作っているか作っていないかということです。特徴が分かるということは、マンガをちゃんと読まなくてもそれまでに持っている知識や経験だけでも欠点は見つけやすい。
ただ実際は綱渡りをした風を装っているからこその欠点であって、実際に綱渡りをしているこのマンガはとても面白いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-10 15:35:52] [修正:2009-09-10 15:35:52] [このレビューのURL]

あずまんが大王に7点をつけたことを考えるとこのマンガは2点くらい妥当だと思いました。美術部を舞台にするならスケッチブックとかもっと出来の良い4コマもあります。
新しい人物の登場のさいがそれがリアリティだとでも思っているのか地味になっていて方向性のないまま話が続いてしまいます。
また話ごとに見ても良質な4コマ漫画で起や承でかかれるものをつくりがが雑だからオチに持ってきている。
新しいジャンルだからというには、基礎的な能力が低すぎて既存のジャンルと比べることも出来ないレベルです。
1巻と比べると4巻では良くなっているとはいえ、心理描写と、それを支える絵と、話作りの丁寧さとキャラの立たせ方がない漫画と感じました。
となりのなにげさんはまんがタイムきららで描かなくて正解だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-30 14:21:17] [修正:2009-08-30 14:21:17] [このレビューのURL]

読み手を選ぶ漫画です。
それは絵のよさを重視している人には受け入れられやすいと思います。
巻末対談に載っている本当の本当に悲惨なところを同じように書いていたら10点か9点くらいだったかも。

失踪日記のよかったとこは日記とついているだけに文書のかわりに絵のあるブログのようにしたことだと思う。
もちろんブログの機能についてではなく書き方についてということでです。
行動・出来事の部分を絵で表しそこに感想と心中をセリフとしてつけたし、次の行動の動機にする。
そして書いた本人と見る人の楽しみを別のものにする。
書くほうは出来事を楽しみ見る方は感想を楽しむ。
もちろん出来事の方も漫画の骨格となる要因だし楽しむ部分の主と従を入れ替えたと言い換えた方がいいかもしれない。
実話に基づいてかかれる以上これほどの武器はない香りだけでなく、味も楽しめるマツタケです。
汁の部分も美味しいマツタケのお吸い物です。
感想を主にするための絵の記号的な部分を強調した絵はおもしろいとされるエッセイ漫画の多く番外編、最終回では、本人たちを書かずに風景、後姿とセリフを書くという方法で行われている漫画を探せば簡単に思い浮かぶはずです。
遺跡の人は折角の日記を物語にしようとしたからイマイチやったんや。
モノローグをセリフに代えたこともブログに近づく。
日記ではモノローグはモノローグでいい。
人に見せるためのものであるブログの書き方であり、これほど見せることに特化した漫画は圧倒的な絵のセンス、デザイン能力もつ吉田聡、物語がありその文字を絵と入れ替えていって文字をなくしたかのようなゴン以外にはありません
今まで読んだことのある漫画のなかでは

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-06-09 03:47:14] [修正:2009-07-25 10:47:04] [このレビューのURL]

7点 SLAM DUNK

ダメなとこを探して書くのが気が引けるような良質な漫画。
自分で点数つけておいてひねくれた性格のせいで6点しかつけてないんやと思ってしまう。

ものすごい運動神経を持った桜木が技術を超えて活躍する。
見所は試合以外の部分と試合がどう絡んでくるかだろう

素直な気持ちで読める人ならきっと好きになれる漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-06-10 04:23:20] [修正:2009-07-25 10:46:26] [このレビューのURL]