「ルリヲ」さんのページ

総レビュー数: 114レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年09月13日

完璧な妹が実は・・・というよく見る設定の漫画、と思って読んでいたんだけど、この作品ならではの読み味がある。

外面がいい、家ではだらけるというが、そのだらけっぷりが半端じゃない。姿まで変わるのには笑った。
デフォルメされた姿は小動物的な可愛さ全開で、その愛くるしさニヤニヤが止まらなかった。

普段はわがままだらだらだけれど、なんだかんだ兄のことを慕っている所とか、完璧超人なのに行動がアホっぽい所など、作品の雰囲気とマッチして凄く癒される。

今のところ妹の友達や兄の同僚を絡めた話はそれほど多くないので、これからどう展開していくかも楽しみ。

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[投稿:2014-03-11 00:29:22] [修正:2014-03-11 00:29:22] [このレビューのURL]

美大受験生たちの恋と成長を描く受験戦記。

序盤は絵について殆ど何も知らない有の成長や、作品からあふれるポジティブな雰囲気が気持ちよく、見ていてわくわくさせられた。

ところが品評会が終わったあたりから話が恋愛についてばかりで、ちょっと読み味が変わった。
それでもヒロイン2人の愛らしさやキャラクターたちの魅力で漫画自体は面白かった。

残念なのは浪人生が合流する7巻。
みんながみんな魅力的だったのに、ここに来てヒロインと有の仲を邪魔するDQN登場。物語を盛り上げるために出したのかもしれないがこの漫画にそういうキャラクターは不要だと思う。そいつが予備校を牛耳っているなど非現実的な内容も読んでいて違和感が凄かった。
作品最大の魅力であるポジティブな雰囲気も半減。

掲載誌が移るのにあわせ最終章にしたかったのかもしれないが7巻は展開も急で楽しみにくかった。
最終章のサブタイトルが「冬の終わり」のようなのだけど、途中から有が上達している描写が殆どない中でどうやって受験をさせ、物語をまとめるのか不安。
もっとじっくりと話を進めて欲しかった。

最終章で納得のできる終わり方を迎えて欲しい。

6巻までは本当に好きな漫画だったので7点。

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[投稿:2013-09-01 02:58:12] [修正:2013-09-01 03:30:57] [このレビューのURL]

妹がある日神様になって・・・という某かみちゅ的場面から始まる漫画。

1話時点では真面目成分多めでよくあるつまんない漫画かと思ったけど、エロコメ主体になってからぐっとよくなった。
かみちゅと設定は似ているけど設定はいろいろ違った。読み味も随分違う。

いみかみさまといいながら妹より他のヒロインが魅力的。
ミクリは主人公と平気で風呂に入っちゃうあたりさすが神様と感じた。あそこで変に恥らったりしても不自然だからよかった。
あの余裕の表情が崩れる日が待ち遠しい・・・
幼馴染2人もいい。
人類滅亡のくだりは可愛かった。ツンツンしてた分余計に魅力増し。

1話のような話はそこそこに、このままエロコメしてほしい。

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[投稿:2013-08-27 23:12:39] [修正:2013-08-27 23:12:39] [このレビューのURL]

ヒロインが大体人外のラブコメ。
隠し事ができない主人公と、正体を隠さなきゃならないヒロインのお話。

ヒロインの吸血鬼がかわいい。
絵柄が独特で、萌え系でもないのだけど、その性格と言動にやられる。
ミステリアスだと思っていたのが実は・・・っていうギャップもいい。
ヒロイン以外もいいキャラしてる。
幼馴染が”幼馴染”という距離感を大事にしているのも好感だし(外道だけど)、おそらく対となるヒロインの委員長は冷静になりきれていないクールキャラで愛らしい。悪魔のあの子はロリババアだし友達3人は普通にいいやつだし・・・
とにかく嫌いなキャラが今のところいない。
前のレビュワーの方も言っているけどアホしかいない。それがいい。

物語もギャグ強めのラブコメでいい感じ。ギャグの質がそれなりに高いから2828パート以外も読んでいてだれない。
シリアスに傾きやすい設定でもあるけどこのままいって欲しい。

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[投稿:2013-08-27 23:04:02] [修正:2013-08-27 23:04:02] [このレビューのURL]

表紙に惹かれて購入。

アホ可愛い不憫な魔王様とSっ気のある魔法使いが中心で繰り広げるコメディ。
最初は思ったとおりの作品だったんだけど、話が進んでいくにつれて登場キャラが増えていき、2人の話という感じではなくなってきた。ちょっと残念。

勇者一行はともかく、魔王側の魔術師とその護衛は余計な気がする。
2巻でのキャラ投入ペースが速すぎて一人ひとりの魅力を味わいきれない。

ギャグも質は高いが見せ方がイマイチ。

魔王様が恥ずかしいパターンのギャグは最高。かわいい。

これ以上は僧侶、侍女以外は安易にキャラを投入しないで欲しい。
今後に期待。

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[投稿:2013-08-25 02:01:09] [修正:2013-08-25 02:01:09] [このレビューのURL]

生まれて初めて少女漫画を読んだわけだけど。
いろいろとやっぱり違うなーと感じた。

キャラクターの特徴とか設定とか、キャラの心情とか正直最初は違和感感じながら読んでた。
でも、結局は漫画なわけで、絵やキャラに魅力があって、物語や作者の考えに共感できずとも、理解できれば楽しめるな、と。

最初はハルが好きになれず、ヤマケンが大好きだった。
段々ハルも好きになれたのは、俺がハルに慣れたのかハルが魅力的になったのか・・・(多分両方)
とりあえずシズクと幸せになってくれ。

ヒーローとヒロイン両方まっすぐで、ある意味安心して読むことができた。
むしろ周りの恋模様のほうがみていてどきどきした。
ササヤン、夏目さん、ミッチャン、優山さん、委員長みんないい人ばっかだ。
それぞれ幸せになってほしい。

作品自体は6点くらいだけど、少女漫画は合わないという「物事の考え方が変わった」ので9点。

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[投稿:2013-07-31 00:38:20] [修正:2013-08-22 03:05:57] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

弟で遊ぶのが好きな姉と、引くくらい姉が好きな弟のお話。血はつながってない。

最初はテンプレながらも面白いちょいエロラブコメって感じだった。んだけど、途中から若干真面目な話を挟むようになった。
真面目っていても悲観的なものはなく、弟の姉依存になったきっかけや、姉のいい姉であろうと決意するお話など。そういう話もエピソード自体はそれなりに面白かったけど、個人的には終始コメディをして欲しかった。

あとは、真面目話の中でも一際目立ってる水野さんとの喧嘩お話。
弟の思考回路は理解できないこともなかったし、水野さんがそれに嫌悪を感じるのもわかるから読んでてちょっときつかった。
結果水野さんとは友達ってことになったわけで、男女の友達ってなんかいいねと思うと同時に、やっぱり寂しかった。
でも弟のあわよくば・・・みたいな態度はアレだったから、喧嘩後の下心のない絡みを見て、これもいいなと思った。

序盤の展開からこの作品はハーレムラブコメだと思って読んでたから後半水野さんとは友達になって、姉依存から脱却して(できたのか?)エンディングっていうのは予想外だった。綺麗に終わったけど期待とは違ったかなという感じ。

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[投稿:2013-07-23 23:19:28] [修正:2013-08-22 03:04:08] [このレビューのURL]

表紙絵の魅力に惹かれて購入。単行本の手触りもいい。

タイトルのまま、ハクメイとミコチという2人の女の子を中心とする森での生活のお話。2人は小人で、森の動物や昆虫、他の小人と協力して日々を過ごしている。

絵が表紙も中身もとても綺麗で書き込まれている。作品の雰囲気にも合っていて、この漫画の大きな魅力の一つだと思う。

ただだらだらした日々を描くのではなく、主人公たちの働くエピソードを入れたり、話の合間に街のできた経緯に触れたりと、設定も練りこまれていて、キャラクターや街の背景がよく考えられていることが感じられる。

笑いあり、ちょっとした素敵イベントありのいい感じの生活を味わえる。

独自の理やオリジナルな設定が結構あるところ、日々の生活などARIAに共通する部分が結構あるので、ARIAが好きな人には特にオススメ。

設定や話、絵にカバーなど、丁寧につくられた漫画で、大事にしたくなる。

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[投稿:2013-08-22 03:00:21] [修正:2013-08-22 03:00:21] [このレビューのURL]

作者があとがきで述べているように、実に青臭い漫画。

「10年の葛藤、60年の我慢」とか「ひとりあがいて、がまんを続けていくうちに、死だけが平等にやってくる」みたいな言葉から分かるように、人生に登場人物たちは半ば絶望してるわけで、そういう考えがくさいなあと思う。

でもくさくてまっすぐだから心にくるものがあった。
1冊丸ごと書き下ろしで作者の思想をぐっと背負わされたような読後感。
ふっちゃけ本編よりもあとがきのほうが読んでて心にきた。

あと、カフカがあだ名ってちょっと恥ずかしいね。

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[投稿:2013-07-31 22:40:57] [修正:2013-07-31 22:40:57] [このレビューのURL]

絵やキャラが少女マンガっぽいとおもってたら少女漫画家の人の作品だった。
それ故かこれまで読んできた4コマ作品とテイストが違って新鮮だった。

設定はシンプルで、実は少女漫画家のごつい男と、そいつが好きでお手伝いでそばにいよう!という健気でいい子な女の子、その他周りの人たちのコメディ。

こういう系の4コマだと大体男の周りに人が増えてって振り回されて・・・ってパターンが定番だけと思うけど、野崎君がむしろ振り回す側でヒロインの子が前述の主人公的立場にいるのが少女マンガっぽいし新鮮で面白かった。というか佐倉がいい子過ぎて可愛い。

あと、登場人物に初期からラブコメ相手というか恋人候補というか、仲のいい対となる存在がいるのもこの作者ならではかなと。
WORKING!!とかが好きなら楽しく読めると思う。

ギャグがたまに無理矢理感を感じること意外は良作。

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[投稿:2013-07-15 21:22:12] [修正:2013-07-15 21:22:12] [このレビューのURL]