「shun」さんのページ

総レビュー数: 60レビュー(全て表示) 最終投稿: 2014年07月14日

ジャンプの低迷期の入口を支えた屋台骨的な作品。
わかりやすい必殺技、オーバーリアクションや動きのわかる構図など、
少年漫画としては京都編までは、熱さを伴った良い作品。

その後も要所要所で盛り上がりは作るが、敵キャラの魅力が無いため、
もったいない仕上がりになってしまった。

キャラクターモチーフをモチーフ元に寄せすぎてしまうのはいかがなものか。
モチーフというよりもパロディに近く、緊迫した世界観を悪い意味で壊す存在になっている。
物語終盤は、正直お遊びが過ぎたという印象。

しかし、引き伸ばしすぎずよく書ききったと、最近のジャンプ漫画を読んで再評価したくなった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-28 17:15:25] [修正:2014-07-28 17:15:25] [このレビューのURL]

情熱的な作者の思いが伝わってくる良い作品。
一人の女子生徒を崇拝するサムさや、理路整然としすぎているキャラクター、
超能力を持つ恋人、非現実的な生徒達に辟易されるところも多々あるが、
それをかき消すほどの熱いディベート。
所詮言葉遊びやディベートごっこと言えばそこまでだが、
鈴木先生の心中を表現することにより、ディベートの面白さが際立っている。

冒頭のエピソードの引きこみの弱さや、中盤・終盤のダレが気にはなるが、
面白いものを見させてもらったという感謝が、最後まで見続けるモチベーションになった。

主人公(というより作者?)思考が許容できれば楽しめるはず。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-28 10:53:31] [修正:2014-07-28 10:53:31] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

つまらないわけではないが、特出したものが何もなく終わってしまった感。
主人公が失敗を繰り返す姿を眺めて、共感するところが何もない。
同性愛描写に至ってはもちろん理解は出来ないが、主人公の心の揺れはうまく表現できていると思う。

最終的に主人公の成長が実感出来なかったところが個人的には不満足。
「がんばりたいんだ」と言って、何を頑張るのか、確固たる意志がそこにはあるのか、
担当のアイドルに心を動かされないか、全く終わった感じがせず、
またいろいろな失敗を繰り返す主人公が容易に想像でき、不完全燃焼感が漂うラスト。

まだまだ問題はいっぱいあるけれど、○○は大丈夫だし、その他もきっとうまくいく!というラストは
全然有りだと思うが、主人公の心の成長ではなく、両親に同性愛・同居を事を話す勇気が湧いただけでは、
ここまで主人公の右往左往を見てきた読者にとって、物足りなさがありました。
淡々としたストーリーは楽しめたので、読後のこれまで見てきたのは何だったんだ感を考慮し、点数はすこし厳し目に。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-28 10:35:41] [修正:2014-07-28 10:35:41] [このレビューのURL]

完全なる静止画漫画。動きは全くなく、物語に波は全くない。
しかしそこには生々しい高校生がいて、匂いや暑さがある。
野球部あるあると、無骨女子あるある、今どきの高校生あるあるを組み合わせ、
淡々と進む1話完結型の本作は、飽きそうで飽きない不思議な魅力がある。
無駄なコマのようでいて意味のある背景の描写や、自分では思い出せないぐらい
とりとめのない高校生の時の話の内容など、もう戻れない青春時代を想起させるに十分。

物語の視点が、野球部内の「誰か」になることで、特異な存在の主人公をいろんな視点から
見ることが出来、マンネリを防げている。

恋愛要素も(主人公には)ないため、物足りなくもスッキリとした読み応え。
ドラマチックなストーリーがなくとも、十分に楽しめる。

もっと盛り上がりが欲しくなる人もいると思うが、この漫画にはなくて正解だったと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-24 16:19:07] [修正:2014-07-24 16:19:07] [このレビューのURL]

画の癖や描写の凄惨さから見る人を選ぶが、
独特のセリフ回しや、間の取り方、なんとも言えないキャラの魅力で引き込まれる。

終盤、必要性がわからないエピソードがありましたが、
作者のワールドの魅力に取りつかれ、いつまでも見ていたい気持ちになってしまった。

爽快感はないが、読み終わるとやっと終わったと終わってしまったの中間にある、
寂しさを覚えるほどのクセの強さに、惹かれてしまっている自分に気づく。

絵柄の迫力、セリフ回し、間違いなく漫画史に残る作品でした。
慣れるまで我慢して読み進めるのをおすすめしたい漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-22 17:11:01] [修正:2014-07-22 17:11:01] [このレビューのURL]

序盤はファンタジーな展開でありながら、
途中から現実路線にシフトしていき、ファンタジー部分をそぎ落としても面白さを保った名作。
囲碁にまつわる世界の面白さと、主人公の成長やサブキャラの魅力で、
当初の大昔の最強棋士が現在居たらというifストーリーから、うまくシフトチェンジしたのは見事でした。

だんだんうまくなる画力と、動きのない描写を心情を過剰に表現せずに魅力を持たせたのは
作画担当の力を見せつけたという印象。作中でキャラの成長を十分に感じさせられる。

ただ、終盤の北斗杯編は完全に蛇足。最終局の結果以前に必要性を全く感じなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-22 16:57:43] [修正:2014-07-22 16:57:43] [このレビューのURL]

スポーツ漫画の良作。
いつものギャグが散りばめられた、文化系男子が運動部で活躍するサクセスストーリー。
主人公の成長具合も説得力が有り、爽やかに読み終えることができる。

最初のライバルキャラを、もう少しうまく使えればなお良かったが、
終盤の主人公の性格をワイルドに変化させ、勢いで完結を迎えさせている。
画も非常にうまく、古臭いながらも今のスポーツ漫画にも参考にしてもらいたいほど
シンプルなスポーツ漫画の楽しさがあった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-22 16:43:35] [修正:2014-07-22 16:43:35] [このレビューのURL]

純真な女子高生が隠語を言って恥ずかしがる様を、見て楽しいと思うかどうか。
その一言につきます。
他の登場人物もたんなる状況を創るためだけの存在で、とても味気がない。

キャラの性格や反応が、枠から外れることがなく、
この世界が大きく揺らぐような事も起きずに、物語を終結させた印象。
だらだらと見てしまうことになり、最後にもう少し盛り上がリが欲しかった。

この物語のシチュエーションを長く楽しむためだけのストーリーが、大変もどかしかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-22 16:30:04] [修正:2014-07-22 16:30:04] [このレビューのURL]

週刊漫画ならではのスピーディさと、次の展開が気になる話の作りが秀逸。
画が単純化されてどんどん鋭角になり、以前のような魅力をそぎ落としてしまったのが個人的に残念。
キャラクターやメカのモデリングが立体的でとても見やすく、アクションシーンの動きと見せ方については一級品。
特に練ってはいないが、ストーリーが破綻しない程度に風呂敷を広げる力がある。
週刊少年漫画のお手本のような作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-14 17:25:15] [修正:2014-07-14 17:25:15] [このレビューのURL]

10点 イムリ

この作品だけの用語が飛び交う世界観を、ブレなく表現できているところが素晴らしい。
3巻くらいまで意味もわからず読み進めていくと、主人公とともにこの世界の全貌がうっすら見えてくる展開に脱帽。
画に癖がありキャラ分けやデザインに粗はあるが、怒涛のストーリー展開と構図の妙で
緊迫感と不思議な世界観を創りあげることができている。
もちろん世界観にハマるかどうかは人それぞれなので、全くおもしろく感じない人もいるだろうが、私の中では10点。
是非読み試して欲しい作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-07-14 17:21:42] [修正:2014-07-14 17:21:42] [このレビューのURL]

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