「a6a6」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年09月19日

この作者は独特な用法で読者を引き付けるのはとても上手に感じる。
ただ「黒い羊は迷わない」は上手くまとまってたのに対し、
こっちは打ち切られたせいで後半のストーリーが滅茶苦茶に。
一巻で立てた伏線が殆ど消化できていなくて、
はっきり言って未完結作品と言っても全く問題が無いくらいのレベルになってる。
巻末についている読みきり「圧勝デモクラシー」はなかなか面白い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-07 15:27:11] [修正:2006-11-07 15:27:11] [このレビューのURL]

最初の数回はありがちすぎる話だったせいかすぐに連載が終わってしまったが、
3話目あたりから面白くなってきたと思う。
ただ8話時点で全く話の収集が付かず、いきなりヒロインが変わったり
それまでカートの話だったのにいつの間にか主人公がF1の選手になったり、
滅茶苦茶だったけどラストはきちんとしてた方かも。
太枠などジャンプでは珍しく挑戦的な漫画だった。
あとB級臭さを狙ってやった感があまり無いのが好き。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-28 21:01:35] [修正:2006-10-28 21:01:35] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

原作の小説は問題が山のようにあって読めたものじゃないけど、こっちは嫌いではない。
無理に一巻につめようとしたのか心理描写など色々抜け落ちているけど、そのせいでテンポよく終わるとも言える。
原作よりオチが優れてると思うし、「14年前です」のシーンは普通に好き。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-27 18:26:41] [修正:2006-10-27 18:26:41] [このレビューのURL]

台詞回しがかなり上手いから何気ない会話でまあまあ笑える。
が、俺は調子に乗りっぷりが目に余る三橋のキャラを全く好きになれない。
どのシリーズから読んでも問題無いので暇つぶしには良いかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-10-15 21:21:53] [修正:2006-10-15 21:21:53] [このレビューのURL]

カウンタックを所持した主人公の話。
「BOY」と同じでサクサク読めるけど、当時と比べると漫画家として大分垢が抜けた感じ。
ブラックな要素が殆ど無いので、物足りなく感じることはあるかもしれないけど、
車に興味が無くてもまあまあ読めるのが良い所。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-26 19:01:36] [修正:2006-09-26 19:01:36] [このレビューのURL]

4点 ARMS

主人公が必ず勝ち、誰も死なない話なので、主人公の徹底した平和願望にいまいち説得力がない。少年漫画でバトル漫画である以上、ある程度野心のあるキャラが戦う方が見てて面白いと思う。
本当に初めのほうの、隼人の育ての親が殺される場面が唯一忘れられない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-11 17:32:04] [修正:2010-07-13 19:13:44] [このレビューのURL]

おしゃれ系バンドのバイオグラフィーを読んでる気分になる。主人公の周りで実際に起こっている話ではなく、誰かから「そういえば昔こんなことがあったなあ」と笑いながら(半ば自慢げに)語られる感じ。つまり、物語に作者の影がちらつく。そのせいか全体的に嘘臭い。
また、「思い通りにいかないことは多いけど、小さな幸せを見つけてなんとか生きていくことはできる」というのが通してのメッセージなんだろうけど、それが序盤からにじみ出過ぎている。
上記の二つの理由から、主人公が仕事を辞めてまともに生活できなくなっても、彼氏が事故で死んでも、「あ、こうなっちゃったんだ」以上の感想が出てこない。
でもこれはそういう漫画なのかもしれない。読んでいる物語そのもの以上に、筆者自身の雰囲気や思想を見てほしい、みたいな。
音楽と漫画には、たとえば音楽を語る時は曲そのものではなくミュージシャン単位で語る一方、漫画を語る時は作者ではなく漫画のタイトルで語る、というような文化の違いがある。筆者のようなタイプのミュージシャンは沢山いるが、漫画家ではあまりいなかった。だから浅野いにおは人気が出たけど、今後こういう漫画家が続々現れそうなのが今から怖い。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-04-17 16:47:32] [修正:2010-04-17 16:52:26] [このレビューのURL]

話のオチが読めてしまう。誰がイキガミを受け取ってしまうのかも分かる。
派手な題材を使ってるんだから、もっと意外性のあるストーリーにしてもいいと思う。それに後味があまり良くないし。
設定も、例の星新一の小説は読んでないが、バトロワとかスイッチを押すときを既に読んでいたので目新しさは何も無かった(ただ三作品ともこれらの制度が存在する意義が良く分からない)
あと死者の罪を遺族が引き継ぐ法律とか、カプセルの爆発の年齢制限とか、この辺の設定は上手く生かしていかないと返って物語がつまらなくなる気がする。
大きな世界の整合性を今のところは保てているようで、話もまあ悪くないのもあるので4点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-01 15:29:10] [修正:2008-10-01 15:29:10] [このレビューのURL]

主人公の最初のストーカー的行為と、
最終回には結構ゾっとされたのでそこは評価できるが主人公が関わってない部分はとことん面白くないし、
ほぼ同じような話が最後まで続くのであまり好きではない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-11-04 21:45:13] [修正:2007-11-04 21:45:13] [このレビューのURL]

4点 SKET DANCE

作者の漫画を描く能力は比較的高い部類に入ると思うのだが、学園漫画を描いたのはどう見ても失敗。
舞台は高校なんだけどキャラクターが全員小学生だと思いながら読んでも違和感が無いくらい幼稚だったり、大した設定も用意してないのに結末がいい加減だったり、散々使い古された流れを一話丸々使って展開したり、作者自身の経験が足りてないのを感じた。
変なキャラクターを作るセンスがあるのと、ギャグはそこそこ面白いので暇潰しにはなる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-11-02 18:22:31] [修正:2007-11-02 18:22:31] [このレビューのURL]