「Seal」さんのページ

総レビュー数: 207レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年12月17日

コータローの柔道編ですが、さすがに格闘や試合のシーンの描写は素晴らしい。
試合以外の場面では少々ギャグがしつこく、おふざけが過ぎる印象も受けますが。。
だが柔道に関する様々なうんちくについてはよく調べてあると思うし、武道についての考え方にも唸らせられる。
その真面目と不真面目の対比がこの作品の醍醐味だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-08-24 16:12:35] [修正:2008-08-24 16:12:35] [このレビューのURL]

7点 ナイン

あだち充お得意の野球を題材にした漫画ですが、この作品では野球を舐めてます。
主人公が部に入った理由も女の子のためだし、初心者だらけでも勝っちゃうし、大事な試合の前に盆踊り大会に行っちゃうし・・。
でも、僕はこの漫画好きです。
ちょっといい加減なところのある野球部も、青春を謳歌せよっていう作者なりのメッセージなのだろう。
実際彼らは、野球以外にも恋に遊びに全力投球だった。

野球漫画では無く青春群像劇といったところか。
淡白な試合シーンよりも、日常の練習風景や女の子とのエピソードの方が圧倒的に面白かったし。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-08-09 11:56:50] [修正:2008-08-09 11:56:50] [このレビューのURL]

6点 勇午

交渉人を主人公にしたという設定は面白いし、個人的には嫌いではない。
交渉の場面はよく考えられていて深いと思うし、タメになるような事もある。
でもやはり交渉だけで何とかなっちゃう展開がどうもご都合主義的に思えてしまう。
アフタヌーンで連載していた頃の方が一人一人のキャラが生きていたと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-07-22 19:46:06] [修正:2008-07-22 19:46:06] [このレビューのURL]

連載中にもかかわらず登録すらされていなかったが、この漫画は相当面白い。
世界観としてはむとう氏の前作「Pay Off」の匂いを残しているが、それに新田たつおの「静かなるドン」や「サラ忍マン」のテイストが加わっている感じだ。

平凡なサラリーマンである主人公が、ある事件をきっかけに裏世界で有名なヒットマン「二丁」の名を継ぐことになってしまう。
最初は銃の扱いもろくにできず次々とピンチに見舞われるが、そこを営業で培った話術と咄嗟の機転ですり抜けていく。
この漫画のガンアクションの面白さは一巻で出てきたヒットマンの心得「先に撃った方が勝ち」に集約されると思う。先手を取るために入念な下準備をし、心理戦で不意を突いたり、時には卑怯な手も使う。
相手の弾を避けまくったり派手に撃ち合ったりするガンアクションには辟易していたので、この漫画のようなある意味リアルなガンアクションは非常に新鮮だ。
ヒロインもかわいいし、アクションとギャグとお色気のバランスも絶妙だと思う。

自分は個人的にむとう氏の作品が大好きなので10点つけるが、それを差し引いてもかなり良質な作品だ。

2008/08/27
最近の劣化がひどいので評価を下げざるを得ない。
-1点。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-07-18 18:31:59] [修正:2008-07-18 18:31:59] [このレビューのURL]

内容は中年の人向けかな。
自分は20代前半で読んだが、結構引き込まれた話もあったし割と楽しんで読めた。
人間の悲哀がそこかしこに散りばめられている良質な人間ドラマだった。
そういうのが好きな人にはオススメ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-06-24 19:36:08] [修正:2008-06-24 19:36:08] [このレビューのURL]

あくまで個人的な感想だが、ゆうきまさみの作風には「鉄腕バーディ」みたいな血生臭いのよりもこういうほのぼのした作品が似合っていると思う。
競走馬の育成を題材にした新しい試みを評価する。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-06-20 20:22:54] [修正:2008-06-20 20:22:54] [このレビューのURL]

発作的に他人の血が欲しくなる奇病に侵された姉弟を軸に物語が展開する。
病に苦悩する2人の心理描写に説得力があるので、実際には無い病気だろうけどリアリティがある。
やがて姉弟は外との繋がりを絶ち、2人だけの世界でお互いに依存して生きて行こうとする。そこにいたるまでの展開が切なく、哀しかった。しかし愛情にも似た感情でお互いを思い合う姉弟の姿は美しい。
そんな2人を理解し外界との繋ぎ役をする友人達の存在はこの物語の救いだった。特に八重樫の一途な愛情が良い。多くの漫画の中でも最も好きなヒロインの一人だ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-06-12 19:45:57] [修正:2008-06-12 19:45:57] [このレビューのURL]

9点 寄生獣

絵はあまり上手とは言えないがそれを補って余りあるストーリーの面白さ、独創性、構成力で10巻をあっと言うまに読ませてくれた。
登場人物の心情描写も細やかだし、戦闘シーンも迫力がある。最初から最後まで非常に完成度の高い漫画だった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-06-02 20:27:55] [修正:2008-06-02 20:27:55] [このレビューのURL]

6点 嘘喰い

驚異的な精神力、洞察力を持つ主人公が活躍するギャンブル漫画。
・・と思っていたら格闘漫画を思わせる描写も多い。
自分は頭脳戦の方が好きだから格闘場面が多いのはいただけない。
しかし作者は、勝つためには「知」だけではなく「暴力」も必要という持論を持っているみたいだから仕方のない事なのだろう。
頭脳戦は先が読めないだけに見ごたえあり。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-23 15:24:30] [修正:2007-12-23 15:24:30] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

癌に侵された主人公が自ら命を絶とうとしたその時、行方不明だった娘が殺されていたことを知る。
時効と自分の命の期限が目前にせまる中、執念で事件の真相を探り犯人にせまっていく様は圧巻。
ラストでは15年間逃げ続け時効を待ち望んでいた犯人を主人公と死んだ娘の執念がついに追い詰める。
これ以上のカタルシスがなかなか味わえないだろう。
私は最初から最後まで引きこまれっ放しだった。
だが最後の最後で、末期だったはずの主人公の癌が回復したのにはちょっと疑問が残った。
3巻にストーリーが凝縮されていて手軽に読めるので是非オススメしたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-18 18:22:56] [修正:2007-12-18 18:22:56] [このレビューのURL]